薬物の生物学的半減期を延長させるのはどれか。
a: 消化管からの吸収能力の低下
b: 血液から各組織への移行速度の低下
c: 肝臓の代謝能力の低下
d: 腎臓の排泄能力の低下
e: 総投与量の減少
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
薬物について正しいのはどれか。
a: 脳には全身循環から薬物が移行しやすい。
b: 直腸内投与の方が経口投与よりも効果発現は早い。
c: 血衆蛋白と結合したものは薬理作用をもたない。
d: 生体内利用率とは経口投与薬物のうち全身を循環する薬物の割合を示す。
e: 生物学的半減期は投与薬物が血中から消失するまでの時間の 1/2 の時間である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
高齢者の薬物治療について誤っているのはどれか。
1: 薬物誘発性低血圧が生じやすい。
2: 肝での薬物代謝が低下している。
3: 脂溶性薬物の半減期が短縮する。
4: 水溶性薬物の血中濃度が上昇する。
5: ベンゾジアゼピン系薬物への感受性が高い。
ある投与薬物の生物学的半減期の3倍の時間が経過したとき、その薬物の血中濃度は投与後ピーク値の何倍になるか。
1: $1/3$
2: $1/4$
3: $1/6$
4: $1/8$
5: $1/9$
生体内における物質の移動に関わる現象で正しい組合せはどれか。
a: 腎臓における水分の再吸収拡散
b: 腎糸球体での物質移動濾過
c: 肺胞から血液への酸素の移動拡散
d: 毛細血管壁から血管外への水分移動対流
e: 細胞内から細胞外へのNa+の移動浸透
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
正しいのはどれか。
a: 薬物が代謝される速度は年齢によって異なる。
b: 静脈注射は内服よりも薬効の発現が遅い。
c: 徐放剤は速効性を重視して開発された。
d: 同一抗菌薬の連用は耐性菌の発現を招きやすい
e: 薬理作用は薬側と生体側の両者の要因から影響を受ける。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
血液中に移行する前に肝臓で代謝を受ける(初回通過効果がある)薬剤の投与方法はどれか。
1: 舌 下
2: 経 口
3: 吸 入
4: 直腸内
5: 静脈注射