電流刺激に対する人体の反応について正しいのはどれか。
1: 体表面に電流が流れることによる電撃をミクロショックという。
2: 心臓に直接0.1μAの商用交流電流が流れると心室細動が起こる。
3: 流れる電流の電流密度が小さくなると熱傷の危険が生じる。
4: 周波数500kHzにおける最小感知電流は約2μAである。
5: 直流電流では電解質の電気分解により組織が損傷する危険がある。
各種エネルギーの安全限界で正しいのはどれか。(医用機器安全管理学)
a: 商用交流1秒間通電による離脱限界電流は1mAである。
b: 高周波電流による眼障害限界は1W/cm2である。
c: 超音波による生殖細胞への安全限界は1W/cm2である。
d: 1kHzを超える漏れ電流の許容値は1kHzの倍数分だけ多い。
e: 患者装着部の熱傷安全限界は41°Cである。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
電撃について誤っているのはどれか。
a: 電流の周波数が極端に高くなると人体は反応しにくい。
b: 商用電源の周波数付近(50~100Hz)の電流で人体は最も反応しやすい。
c: マクロショックの場合、10mAぐらいでビリビリ感じ始める。
d: 500kHz以上の高周波では微少な電流でも反応する。
e: ミクロショック心室細動電流は最少感知電流の1/100である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
皮膚を通して生体内へ伝達される物理的エネルギーによって、生体になんらかの不可逆的な障害を生じるといわれているエネルギーの密度の限界値はどれか。
1: 1mW/cm2
2: 10mW/cm2
3: 100mW/cm2
4: 1000mW/cm2
5: 10000mW/cm2
誤っているのはどれか。
1: 神経、骨格筋、心筋などは電流によって刺激されると興奮する。
2: 高周波電流では周波数が高くなるほど刺激作用は減る。
3: 体表面から低周波電流を流した場合、10mA程度で心室細動が生じる。
4: 体内から心臓に低周波電流を流した場合、100μA程度で心室細動が生じる。
5: 高周波電流の加熱作用は治療にも用いられる。