血液ガスについて誤っているのはどれか。
a: 二酸化炭素の大部分はヘモグロビンと結合している。
b: 肺動脈血酸素分圧の正常値は90mmHgである。
c: 窒素はすべて物理的に溶解している。
d: 酸素分圧はポーラログラフ法で測定できる。
e: 二酸化炭素分圧はpHガラス電極法を応用して測定できる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
経皮的血液ガス分圧測定について正しいのはどれか。
a: 皮膚のガス透過性を利用している。
b: 毛細血管血を動脈血化するために皮膚を加温する。
c: 測定値は動脈血のガス分圧値を表している。
d: 酸素は炭素電極で測定する。
e: 新生児の集中治療室では用いられない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
正しいのはどれか。
a: 健常人のPaCO2とPETCO2との差は2mmHg以下である。
b: 空気塞栓が発生するとPETCO2は減少する。
c: 経皮的酸素分圧の測定は新生児において有用である。
d: 高気道抵抗例では最高気道内圧とEIP(吸気終末休止)圧との差が拡大する。
e: 拍動がなくてもSPo2は測定できる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
パルスオキシメトリについて正しいのはどれか。
1: プローブで組織を加温する。
2: 組織を圧迫して較正する。
3: 単一波長で計測する。
4: 測定値をヘマトクリット値で補正する。
5: 組織全体の光吸収のうち脈動成分は動脈血による。
光による計測について正しいのはどれか。
a: 無侵襲計測に利用される。
b: 動脈血の酸素飽和度の計測に用いられる。
c: 脈波の計測に利用される。
d: 可視光は組織を透過しないので赤外光を用いる。
e: 患者監視には適さない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
患者に観血式血圧モニタとパルスオキシメータを装着している。それぞれの信頼度が0.9であるときに脈拍数が測定できる信頼度はいくらになるか。
1: 0.73
2: 0.81
3: 0.99
4: 1.8
5: 2.7
光による生体計測について正しいのはどれか。
a: 無侵襲計測に利用される。
b: 動脈血の酸素飽和度の計測に用いられる。
c: 脈波の計測に利用される。
d: 可視光は組織を透過しないので利用できない。
e: 患者監視には適さない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
パルスオキシメータの測定誤差の要因とならないのはどれか。
1: 患者の体動
2: 大気圧の低下
3: 末梢循環不全
4: 異常ヘモグロビン
5: 診断用色素の投与
正しいのはどれか。
a: 笑気はボンベ内では液体として貯えられているので、液体が消費されるまではボンベ内圧はほとんど変わらない。
b: パルスオキシメータは動脈血の酸素分圧を直接測定する装置である。
c: ライト・レスピロメータは、胸郭の動きから呼吸のリズムを検出描記する装置である。
d: 肺動脈楔入圧とは、肺動脈の収縮期と拡張期の圧の差のことである。
e: 麻酔器を、ガス供給部と回路部分に大別すると、炭酸ガス吸収装置は回路部分に含まれる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
人工呼吸中血液の酸素化が適切かどうかを判断する指標はどれか。
a: 動脈血酸素分圧(PaO2)
b: 動脈血酸素飽和度(SaO2)
c: 呼気終末二酸化炭素分圧(PETCO2)
d: 動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)
e: 1回換気量
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
血液ガスの計測について誤っている組合せはどれか。
1: pH ガラス電極
2: 酸素分圧 クラーク電極
3: 二酸化炭素分圧 セバリングハウス電極
4: 酸素飽和度(SpO2) 赤色光および赤外光の吸光度
5: 経皮的二酸化炭素分圧 赤外光の吸光度
動脈血ガス分析検査について正しいのはどれか。
1: 注射筒へのヘパリン注入は採血後に行う。
2: 採血後は注射器内の血液を攪拌してはいけない。
3: 測定値は採血時の室温で補正する。
4: 測定前の一時保管は37℃の恒温槽に入れる。
5: 注射筒内に混入した気泡は直ちに除去する。
カプノグラフィについて正しいのはどれか。
a: 赤外線吸収を利用しているものが多い。
b: 健常人では呼気終末二酸化炭素分圧(PETCO2)は動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)に近似する。
c: 呼吸器の吸気弁の故障は測定値に影響しない。
d: 呼気開始後、二酸化炭素分圧(PCO2)は直ちに上昇する。
e: 亜酸化窒素(笑気)に対する補正が必要である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e