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臨床工学技士国家試験

検索元問題
第28回 午前 第46問
17件の類似問題
ISM (Industrial, Scientific and Medical) 周波数帯のエネルギーを使用しているのはどれか。...
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70
臨床工学技士国家試験 - 第21回 午前
正答率:64% 類似度 60.4% 解説あり
レーザについて正しい組合せはどれか。
1
Nd:YAGレーザ — 網膜光凝固
2
Arレーザ — 白内障手術
3
エキシマレーザ — 脱毛処理
4
CO₂レーザ — 角膜切除術
5
半導体レーザ — 疼痛治療

解説

医用レーザは波長と組織の吸収特性により用途が決まる。網膜光凝固は主に可視域のArレーザ(青緑)やKTP(Nd:YAGの第2高調波 532 nm)などが用いられる。一方、Nd:YAG(1064 nm)は深達性が高く凝固・止血や後嚢切開(後発白内障処置)などが代表適応で、網膜光凝固の第一選択ではない。エキシマレーザ(193 nm)は角膜のアブレーション(PRK/LASIK)に用いる。CO₂レーザ(10.6 µm)は水への吸収が極めて高く、皮膚・耳鼻咽喉・消化管内視鏡などで切開・蒸散に用いられる。半導体レーザ(GaAlAsなどの近赤外、低出力)は光生体調節を介した疼痛緩和などに用いられる。以上より「半導体レーザ ― 疼痛治療」が正しい。

選択肢別解説

1
不正解

誤り。Nd:YAG(1064 nm)は深達性が高く、凝固・止血、後嚢切開などに用いられるのが一般的である。網膜光凝固には主に可視域のArレーザ(青緑)やKTPレーザ(Nd:YAGの第2高調波 532 nm)が用いられるため、提示の組合せは適切でない。

2
不正解

誤り。白内障手術の基本は超音波乳化吸引(近年は一部工程でフェムト秒レーザ補助)であり、Arレーザは網膜光凝固など眼底治療に用いられる。したがってArレーザと白内障手術の組合せは不適切。

3
不正解

誤り。エキシマレーザ(主に193 nm)は角膜表面のアブレーション(PRK/LASIKなど)に用いられる。脱毛処理に一般的なのはアレキサンドライト(755 nm)、半導体(約800〜810 nm)、Nd:YAG(1064 nm)などであり、エキシマレーザではない。

4
不正解

誤り。CO₂レーザ(10.6 µm)は水への吸収が非常に大きく、皮膚や粘膜の切開・蒸散に適する。一方、角膜切除術(屈折矯正手術)にはエキシマレーザ(193 nm)が用いられるため、組合せは不適切。

5
正解

正しい。半導体レーザ(GaAlAsなど、近赤外域)の低出力タイプは光生体調節(photobiomodulation)を介して疼痛緩和・炎症軽減などの目的で広く用いられる。

60
臨床工学技士国家試験 - 第9回 午前
正答率:51% 類似度 60.3%
超音波診断装置について正しいのはどれか。
a
生体中の超音波の反射や散乱を利用して情報を得ている。
b
超音波に鋭い指向性を持たせるには振動子は小さくするのがよい。
c
走査をする目的は体への悪影響を防ぐためである。
d
Bモードは肝腫瘍の診断に適している。
e
ドップラー法において血流方向を超音波ビームの軸方向とのなす角度が小さい方が感度が高い。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
35
臨床工学技士国家試験 - 第34回 午前
重要度:低 正答率:60% 類似度 60.3% 解説あり
ESWLについて正しいのはどれか。
1
膀胱結石治療の第一選択である。
2
伝搬経路に存在する動脈瘤にも安全である。
3
X線照準方式は腸管ガスの影響を受ける。
4
水中放電方式では球の中心に衝撃波が集束する。
5
電磁板方式では音響レンズが使用される。

解説

ESWL(体外衝撃波結石破砕術)は体外で発生させた衝撃波を体内の結石に集束して破砕する治療である。主な衝撃波発生方式は、水中放電方式(回転楕円体反射で第1焦点→第2焦点に集束)、圧電方式(球面状に配置した圧電素子の収束)、電磁板方式(電磁誘導で振動板を駆動し音響レンズで収束)である。照準(ターゲティング)はX線透視または超音波で行うが、腸管ガスは超音波の伝搬を妨げやすい一方、X線照準には影響が小さい。禁忌として、衝撃波の伝搬経路に動脈瘤が存在する場合や妊娠などが挙げられる。膀胱結石は通常、内視鏡下の経尿道的砕石・摘出が第一選択であり、ESWLは第一選択ではない。以上より、正しい記述は「電磁板方式では音響レンズが使用される」である。

選択肢別解説

1
不正解

誤り。膀胱結石の治療は、一般に内視鏡を用いた経尿道的膀胱砕石・摘出が第一選択であり、ESWLは第一選択にはならない。ESWLは腎・尿管結石を中心とした適応で用いられることが多い。

2
不正解

誤り。衝撃波の伝搬経路に動脈瘤がある場合は、壁損傷や破裂の危険があり禁忌とされる。ESWLは動脈瘤に対して安全とはいえない。

3
不正解

誤り。X線照準はX線透視で位置決めを行うため、腸管ガスによる超音波の反射・減衰のような影響を受けにくい。腸管ガスの影響を強く受けるのは超音波照準である。

4
不正解

誤り。水中放電方式(電気火花方式)は回転楕円体反射器を用い、第1焦点で発生した衝撃波を第2焦点に集束させる。球の中心に集束するのは球面収束を用いる圧電方式である。

5
正解

正しい。電磁板方式では電磁誘導で金属膜(振動板)を駆動して衝撃波を発生させ、音響レンズで焦点に集束させる方式が代表的である。

2
第二種ME技術認定試験 - 第33回 午後
類似度 60.3%
小電力医用テレメータについて誤っているのはどれか。
1
チャネル番号は4桁の数字で示される。
2
ゾーンは1から10まである。
3
使用するバンドは6つに分かれている。
4
生体信号は送信機でAD変換される。
5
フロアが異なれば同一チャネルの送信機を使用できる。
71
臨床工学技士国家試験 - 第13回 午前
正答率:76% 類似度 60.2%
CO2レーザ手術装置について正しいのはどれか。
a
固体レーザを用いている。
b
レーザ波長は10.6μmである。
c
レーザ光は水分に吸収される。
d
金鏡を使用したマニピュレータで伝送する。
e
内径2mmの動脈からの出血を止められる。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
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69
臨床工学技士国家試験 - 第4回 午後
正答率:45% 類似度 60.2%
体外衝撃波腎尿管砕石機(ESWL)の衝撃波発生の方法として誤っているのはどれか。
a
水中においた電極の間での放電
b
磁気コイル
c
爆薬
d
レーザ光
e
マグネトロン発振管
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
76
臨床工学技士国家試験 - 第1回 午後
正答率:78% 類似度 60.2%
医用機器使用上の安全問題について誤っているのはどれか。
a
電気的安全についてだけを考慮すればよい。
b
電気による事故として電撃以外に過大エネルギーによる熱傷なども生じる。
c
生命維持管理装置の使用に当たっては非常電源設備とその稼動体制が必要である。
d
機器の信頼性低下などによる間接的な事故要因にも注意する。
e
機器を多数使用する場合でも個々の機器の安全性や信頼性に注意すれば全体としての安全を保つことができる。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
76
臨床工学技士国家試験 - 第16回 午前
正答率:55% 類似度 60.2%
臨床工学技士による医用機器管理業務で適切でないのはどれか。
1
電気メスの購入に当たって性能に関する医師の要望をメーカに伝えた。
2
新規購入機器の操作法を手術室で指導した。
3
心電図モニタの患者リード線が断線したので修理した。
4
脳波検査室で脳波計を使用中に接地漏れ電流を測定した。
5
患者から摘出した植込み式ペースメーカの出力電圧を測定した。
73
臨床工学技士国家試験 - 第7回 午後
正答率:65% 類似度 60.2%
人体への電撃について誤っているのはどれか。
a
障害程度は電流の流出入部位によって異なる。
b
低周波電流の生体作用は主に熱作用である。
c
His束心電計を使用する場合主にマクロショック対策が必要である。
d
心内圧測定で、漏れ電流が0.1mA流れた場合は心室細動が誘発される危険がある。
e
体表誘導心電計と体内機器を併用した場合ミクロショック対策が必要である。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
67
臨床工学技士国家試験 - 第16回 午前
正答率:53% 類似度 60.2%
植込み式心臓ペースメーカの誤作動の原因とならないのはどれか。
1
携帯電話
2
胸部エックス線撮影
3
電気毛布
4
MRI
5
コンピュータ
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70
臨床工学技士国家試験 - 第14回 午前
正答率:80% 類似度 60.2%
レーザ手術装置について正しいのはどれか。
a
ハンドピースはオートクレーブで滅菌する。
b
ファイバ先端の汚れはアルコールガーゼで拭きとる。
c
術者は使用レーザに適応した保護メガネを着用する。
d
照射野からの拡散反射光も危険である。
e
手術野からの煙霧の排除は医療ガス設備の吸引を用いる。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
31
臨床工学技士国家試験 - 第34回 午前
重要度:低 正答率:59% 類似度 60.1% 解説あり
超音波画像計測について正しいのはどれか。
a
脂肪より肝臓の方が音響インピーダンスが大きい。
b
高い周波数を用いることで深部臓器の観察が可能になる。
c
Aモードでは断層像が得られる。
d
連続波ドプラ計測では血流の速度分布が得られる。
e
造影剤としてマイクロバブルが用いられている。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

超音波画像計測では、組織間の音響インピーダンス差により反射が生じ画像化される。音響インピーダンスは $Z=\rho c$(密度と音速の積)で表され、一般に脂肪より実質臓器(例:肝臓)の方が大きい。高周波は体内での減衰が大きく到達深度が浅くなるため深部観察には不利で、深部にはより低い周波数を用いる。断層像(二次元画像)はBモードで得られ、Aモードはエコーの振幅を深さ方向に一次元表示する。ドプラ計測では、連続波ドプラは距離分解能がなく位置を特定した速度分布は得られない。一方、超音波造影ではマイクロバブル造影剤が広く用いられている。以上より、1と5が正しい。

選択肢別解説

a
正解

正しい。音響インピーダンスは $Z=\rho c$ で、肝臓は脂肪より密度・音速ともに大きく、結果として音響インピーダンスも大きい。したがって脂肪—肝境界では反射が生じやすく、画像コントラストの源となる。

b
不正解

誤り。超音波の減衰は周波数に概ね比例して増大するため、高い周波数ほど到達深度が浅くなり深部観察には不向きである。深部臓器の観察には一般により低い周波数プローブを用いる。

c
不正解

誤り。Aモードは反射エコーの振幅を深さ方向に一次元で表示する方式で、断層像(二次元像)は得られない。断層像を得るのはBモードである。

d
不正解

誤り。連続波ドプラは送受信を連続して行うためレンジゲーティングができず、どの深さからの信号かを分離できない。したがって位置を特定した血流の速度分布は得られない(空間分解能なし)。

e
正解

正しい。超音波造影剤としてマイクロバブル(微小気泡)が用いられる。強い散乱・非線形応答を示し、造影ハーモニック法などで肝腫瘍などの血流評価に用いられる。

73
臨床工学技士国家試験 - 第14回 午前
正答率:65% 類似度 60.1%
体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)について正しいのはどれか。
a
微小爆発方式では音響レンズで衝撃波を収束させる。
b
圧電素子方式では圧電素子を球面状に配列してある。
c
電極放電方式では回転楕円体面反射で衝撃波を収束させる。
d
電極放電方式では真空中に置いた2本の電極の間で放電を行う。
e
電極放電方式では1ms程度の放電を行う。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
17
第二種ME技術認定試験 - 第34回 午後
類似度 60.1%
バイポーラ型電気メスについて正しいのはどれか。
1
対極板が必要である。
2
マイクロサージェリーに適している。
3
出力の周波数はモノポーラ型の1/10程度である。
4
腹腔鏡下手術には使えない。
5
凝固には連続的な高周波電流を用いる。
86
臨床工学技士国家試験 - 第16回 午前
正答率:71% 類似度 60.1%
機器の点検項目と必要な器材との組合せで誤っているのはどれか。
a
除細動器の出力波形 ---------------- オシロスコープ
b
ペースメーカの出力パルス振幅 ------ 周波数カウンタ
c
電気メスの出力電力 ---------------- 50Ωの無誘導抵抗器
d
輸液ポンプの輸液量の精度 --------- メスシリンダ
e
人工心肺の絶縁抵抗 --------------- メガー
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
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76
臨床工学技士国家試験 - 第15回 午後
正答率:78% 類似度 60.0%
科目:
小分類: 波動現象
超音波について正しいのはどれか。
a
周波数領域が16Hz~20kHzの音波である。
b
干渉性はない。
c
音響インピーダンスの異なる物質の境界では一部が反射する。
d
周波数が高いほど生体内到達深度が浅い。
e
音波のエネルギーは周波数の二乗に比例する。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
12
第二種ME技術認定試験 - 第32回 午後
類似度 60.0%
体外衝撃波砕石装置(ESWL)について誤っているのはどれか。
1
衝撃波は音波の一種である。
2
砕石は電気インピーダンスの違いを利用する。
3
衝撃波の発生には電磁振動板方式がある。
4
衝撃波は水中で発生させる。
5
超音波方式では圧電素子を球面状に配置する。
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