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臨床工学技士国家試験

検索元問題
第28回 午前 第46問
20件の類似問題
ISM (Industrial, Scientific and Medical) 周波数帯のエネルギーを使用しているのはどれか。...
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55
臨床工学技士国家試験 - 第3回 午後
正答率:93% 類似度 63.9%
電気メスについて正しいのはどれか。
a
低周波を使用する。
b
電流によるジュール熱を利用する。
c
対極板(患者プレート)周辺よりも、メス先電極(能動電極)周辺の方が電流密度が高い。
d
バイポーラ方式ではメス先電極と対極板が1か所にまとめられている。
e
電気メスでは熱傷事故を起こす危険性はない。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
75
臨床工学技士国家試験 - 第8回 午前
正答率:77% 類似度 63.9%
超音波破砕吸引器について正しいのはどれか。
a
利用される超音波の周波数は25kHz程度である。
b
プローブ先端の振動振幅は100~300μm程度である。
c
太い血管だけが選択的に凝固される。
d
肺切除の手術に利用される。
e
プローブ先端の振動によって除去したい組織を乳化する。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
48
第二種ME技術認定試験 - 第29回 午前
類似度 63.7%
超音波凝固切開装置について正しいのはどれか。
1
使用周波数は5MHz程度である。
2
超音波発生にピエゾ素子(電歪素子)を用いる。
3
腹腔鏡下では用いられない。
4
対極板を使用する。
5
組織の温度を100℃以上に加熱する。
66
臨床工学技士国家試験 - 第17回 午前
正答率:82% 類似度 63.7%
電気メスについて誤っている組合せはどれか。
1
凝固用波形 バースト波
2
患者の対地インピーダンスの低下 高周波分流
3
バイポーラ方式 微細手術
4
ペースメーカ誤作動 デマンド機構
5
熱傷 対極板面積過大
75
臨床工学技士国家試験 - 第19回 午前
正答率:93% 類似度 63.7%
がんの温熱療法について正しいのはどれか。(医用治療機器学)
a
マイクロ波加温法は浅在性腫瘍の加温に有効である。
b
外部加温法の加湿目標は60°C以上である。
c
集束超音波照射には加温作用はない。
d
RF容量結合型では電磁障害は発生しない。
e
体表面の冷却にボーラスを利用する。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
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84
臨床工学技士国家試験 - 第20回 午後
正答率:55% 類似度 63.7% 解説あり
生体表面で最も吸収されやすい電磁波の周波数はどれか。
1
20 Hz
2
2 kHz
3
200 kHz
4
20 MHz
5
2 GHz

解説

電磁波の生体内での侵入深さ(スキンデプス)は周波数が高くなるほど浅くなり、吸収が表面近傍に集中する傾向が強まる(概念的には $\delta \propto 1/\sqrt{f}$)。低周波(Hz〜kHz)は体内まで深く浸透して体全体に電流が流れやすいのに対し、マイクロ波帯(GHz)では侵入深さが数cm程度以下となり、皮膚や皮下組織の近くで主に吸収される。提示された選択肢の中では最も高周波の2 GHzが生体表面で最も吸収されやすい周波数であり、正答となる。

選択肢別解説

1
不正解

20 Hzは極低周波で波長が非常に長く、導電電流が主で体内深部まで電界が行き渡る。表面での吸収が卓越する周波数帯ではなく、「生体表面で最も吸収されやすい」には該当しない。

2
不正解

2 kHzは低周波域で浸透が深く、表面近傍に吸収が集中する条件ではない。生体表面で最も吸収されやすい周波数としては不適。

3
不正解

200 kHzは依然として低〜中周波域であり、電磁波は体内へ比較的深く浸透する。表面での吸収が最大になる周波数帯ではない。

4
不正解

20 MHzはRF帯で全身寸法共振に近い帯域でSARが増え得るが、吸収は必ずしも表面だけに限局せず、浸透も一定程度生じる。選択肢中で「最も」表面吸収が顕著なのはこれより高周波のGHz帯であるため不適。

5
正解

2 GHz(マイクロ波帯)では生体組織中の侵入深さが浅くなり、エネルギーは皮膚・皮下の近傍で主に吸収される。提示選択肢の中で最も表面吸収が強い周波数であり、正答である。

2
臨床工学技士国家試験 - 第33回 午前
重要度:低 正答率:79% 類似度 63.6% 解説あり
高度管理医療機器に該当しないのはどれか。
1
ペースメーカ
2
冠動脈ステント
3
血液ガス分析装置
4
粒子線治療装置
5
中心静脈カテーテル

解説

医療機器は薬機法でリスクに応じて一般(クラスI)、管理(クラスII)、高度管理(クラスIII・IV)に分類される。高度管理医療機器は体内に植込む、生命維持に関わる、あるいは重大な有害事象につながりうる機器が該当する。ペースメーカ、冠動脈ステント、粒子線治療装置、中心静脈カテーテルはいずれも重大リスクのため高度管理に分類される。一方、血液ガス分析装置は体外で検体(血液)を分析する体外診断用の機器であり、一般にクラスI~IIに位置づけられ高度管理には該当しない。したがって「高度管理医療機器に該当しない」は血液ガス分析装置である。

選択肢別解説

1
不正解

ペースメーカは植込み型で心拍動を直接制御する生命維持関連機器であり、重大な不具合が患者の生命に直結するため高度管理医療機器(通常クラスIV)に分類される。よって「該当しない」とは言えない。

2
不正解

冠動脈ステントは血管内に留置する植込み型デバイスで、不具合は急性冠閉塞など重篤な有害事象に直結するため高度管理医療機器(一般にクラスIII~IV、薬剤溶出型はクラスIV)に分類される。したがって高度管理に該当する。

3
正解

血液ガス分析装置は採取した血液を体外で分析する体外診断用機器で、人体への直接侵襲がなく、一般に管理医療機器(クラスII)または一般医療機器(クラスI)に分類される。高度管理医療機器には該当しないため、設問の正答である。

4
不正解

粒子線治療装置は高エネルギー放射線(陽子線・重粒子線等)を腫瘍に照射する治療用機器で、線量や照射位置の誤りは重大な健康被害に直結する。治療用放射線機器は高度管理医療機器(多くはクラスIII)に分類される。よって高度管理に該当する。

5
不正解

中心静脈カテーテルは血管内に留置し循環器系に直接作用する医療機器で、感染・血栓・誤留置などのリスクが大きい。侵襲性とリスクの観点から高度管理医療機器(一般にクラスIII)に分類されるため、高度管理に該当する。

34
臨床工学技士国家試験 - 第36回 午前
重要度:低 正答率:75% 類似度 63.6% 解説あり
植込み型の不整脈治療機器について正しいのはどれか。
a
植込み型除細動器(ICD)はペースメーカの機能も有する。
b
心臓再同期療法(CRT)用ペースメーカは心不全症例に使う。
c
リードレスペースメーカは右心室に留置する。
d
電源としてアルカリ電池を使用する。
e
体外式超音波診断装置の誘導下でリードを留置する。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

解説

植込み型不整脈治療機器の基本として、ICDは致死的不整脈に対する除細動・通電に加え、徐脈時のバックアップペーシングや頻拍停止目的の抗頻拍ペーシング(ATP)を備える機種が一般的であり、ペースメーカ機能を併せ持つ。CRT(CRT-P/CRT-D)は電気的不同期(例:左脚ブロック、QRS延長)を伴う心不全で両心室同期ペーシングにより機械的不同期を是正し、症状・予後の改善を図る治療である。リードレスペースメーカは現在広く用いられるものは右心室内に留置するシングルチャンバー型である。植込み型機器の電源は高エネルギー密度・長寿命・安全性の観点からリチウム系一次電池(例:リチウム‐ヨウ素、銀酸化バナジウム‐リチウムなど)が用いられ、アルカリ電池は用いない。リード留置は通常X線透視下で行い、超音波は静脈穿刺補助などで併用されることはあるが、リード誘導の主手段ではない。

選択肢別解説

a
正解

正しい。ICDは除細動・通電による致死性頻脈治療に加え、徐脈時のバックアップペーシング機能や抗頻拍ペーシング(ATP)を備える機種が一般的であり、ペースメーカ機能を有する。

b
正解

正しい。CRT(心臓再同期療法)用ペースメーカ/除細動器は、両心室を同期ペーシングして電気的・機械的不同期を是正し、心不全症例(特にQRS延長や左脚ブロックを伴うHFrEF)で症状・心機能・予後の改善を目的に用いられる。

c
正解

正しい。現在一般に使用されるリードレスペースメーカ(例:右室内留置のシングルチャンバー型)はカプセル型デバイスを右心室心内膜側に固定して留置する。

d
不正解

誤り。植込み型機器の電源は高エネルギー密度・長寿命・低自己放電などの特性を持つリチウム系一次電池(例:リチウム‐ヨウ素、銀酸化バナジウム‐リチウム)が用いられる。アルカリ電池は植込み機器には用いない。

e
不正解

誤り。ペースメーカ/ICDの経静脈リード留置は原則としてX線透視下に行う。超音波は静脈穿刺(例:鎖骨下・腋窩静脈)の補助に用いられることはあるが、リード誘導の主たる画像誘導法ではない。

89
臨床工学技士国家試験 - 第20回 午前
正答率:64% 類似度 63.5% 解説あり
正しいのはどれか。
a
静電シールド内に電磁障害源が置かれる場合には、遮へい導体は接地する。
b
心電計の誘導コードに用いるシールド線は高周波に限りシールド効果がある。
c
心電図モニタリング中の患者に電気毛布を使用するときは、身体の下に導電性のシーツを敷く。
d
ペースメーカ装着患者は頭部MRI検査を受けられる。
e
電気メスとIABPを同時に使用するときには、トリガ信号として動脈圧波形を用いる。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

電磁障害(EMI)対策と医用機器の安全運用に関する基礎問題。静電シールドは電界(静電誘導)を遮断するもので、遮へい導体を接地して基準電位に保持し、流入した変位電流を大地へ逃がすことで効果が最大化される。心電計リード線のシールドは商用周波数50/60 Hzの低周波電界ノイズに対しても有効であり、「高周波に限る」は誤り。心電図モニタ中に電気毛布を使う場合は医療用ノイズレス毛布(3極プラグ、シールドヒータ等)やフィルタ・テレメータ等で対策し、患者直下に導電性シーツを敷くのは漏れ電流経路や熱傷リスクを高め不適切。ペースメーカ装着患者のMRIは(MRI条件付き機器を除き)誤作動やリード加熱等の危険から原則禁忌。電気メス併用中はECGが高周波ノイズで汚染されやすいため、IABPのトリガは動脈圧波形を用いるのが安全で確実。

選択肢別解説

a
正解

正しい。静電シールドは電界遮へいが目的であり、遮へい導体を接地して外郭を基準電位に保つことで、内部の電磁障害源からの静電誘導を効果的に抑える。接地しない浮遊シールドでは遮へい効果が低下する。

b
不正解

誤り。心電計の主要な外来ノイズは商用交流50/60 Hzなどの低周波電界であり、シールド線は低周波電界に対しても有効である。「高周波に限りシールド効果がある」という断定は不適切。磁界成分については別途ツイストや配置・材質対策が必要だが、電界ノイズはシールドで低減できる。

c
不正解

誤り。患者の下に導電性シーツを敷くと、漏れ電流の経路を形成し感電・熱傷リスクを高めるため不適切。適切な対策は、医療用ノイズレス電気毛布(シールドヒータ線・3極プラグ)や機器の接地・アイソレーション、ハムフィルタやテレメータの利用などである。

d
不正解

誤り。ペースメーカ装着患者のMRIは静磁場・勾配磁場・RFにより誤作動やリード加熱を生じ得るため、(MRI条件付きデバイスを除き)原則禁忌である。よって「受けられる」とする一般的記載は不適切。

e
正解

正しい。電気メス使用時はECGが高周波ノイズで飽和・誤検出しやすい。IABPのトリガにはノイズの影響を受けにくい動脈圧波形(圧波形の立ち上がり等)を用いるのが安全で確実である。

39
臨床工学技士国家試験 - 第30回 午前
重要度:低 正答率:60% 類似度 63.5% 解説あり
JISで規定されていないのはどれか。
1
輸液ポンプ
2
電気メス
3
植込み型心臓ペースメーカ
4
心電計
5
観血式血圧計

解説

本問はJIS T 0601(=IEC 60601 系列:医用電気機器)に個別規格が用意されているかを問うのが趣旨である。JIS T 0601-2-xx は機器ごとの個別要求事項を定めており、輸液ポンプ(JIS T 0601-2-24)、電気メス(高周波外科用機器:JIS T 0601-2-2)、心電計(JIS T 0601-2-25)、観血式血圧計(JIS T 0601-2-34)はいずれも対象である。一方、植込み型心臓ペースメーカは医用電気機器(60601 系)ではなく、能動埋込み医療機器として ISO 14708 系(国内ではJIS T 14708-2 など)で規定されるため、JIS T 0601 系には含まれない。よって、JIS T 0601 で規定されていないものとして植込み型心臓ペースメーカを選ぶのが適切である。

選択肢別解説

1
不正解

誤り。輸液ポンプは JIS T 0601-2-24(医用電気機器−第2-24部:輸液ポンプ及び輸液コントローラに関する個別要求事項)で規定されている。従って「JISで規定されていない」には当たらない。

2
不正解

誤り。電気メス(高周波外科用機器)は JIS T 0601-2-2 で規定されている。したがって JIS T 0601 系に個別規格が存在する。

3
正解

正しい。植込み型心臓ペースメーカは医用電気機器(JIS T 0601 系)の対象外で、能動埋込み医療機器として ISO 14708 系(国内規格では JIS T 14708-2 など)で規定される。よって JIS T 0601 系には規定がないため、本問の趣旨(JIS T 0601 で規定されない機器)に合致する。

4
不正解

誤り。心電計は JIS T 0601-2-25(心電計に関する個別要求事項)により規定されている。

5
不正解

誤り。観血式血圧計(観血式血圧測定装置)は JIS T 0601-2-34 で規定されている。したがって JIS T 0601 系に個別規格がある。

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46
臨床工学技士国家試験 - 第31回 午前
重要度:低 正答率:57% 類似度 63.5% 解説あり
JIS T 0601-1-2 のイミュニティ試験において想定されていない妨害はどれか。(医用機器安全管理学)
1
静電気放電
2
無線電波
3
火花放電
4
雷誘導電圧
5
電離放射線

解説

JIS T 0601-1-2(IEC 60601-1-2 と整合)は、医用電気機器の電磁両立性(EMC)に関する基本規格であり、医療環境で現実的に遭遇する電磁妨害に対するイミュニティ(耐性)試験を規定している。代表的な妨害は、静電気放電(IEC 61000-4-2)、無線周波の放射電磁界(IEC 61000-4-3)、開閉アーク等による電気的ファストトランジェント/バースト(IEC 61000-4-4)、雷や開閉サージに起因するサージ(IEC 61000-4-5)などである。一方、電離放射線(X線・γ線など)は材料劣化やセンサ感度への影響といった放射線耐性の領域であり、EMCイミュニティ試験の想定妨害には含まれない。したがって、想定されていない妨害は電離放射線である。

選択肢別解説

1
不正解

静電気放電(ESD)はIEC 61000-4-2に基づくイミュニティ試験項目としてJIS T 0601-1-2で想定される代表的妨害である。よって「想定されていない妨害」には該当せず不正解。

2
不正解

無線電波による放射電磁界(Radiated RF)はIEC 61000-4-3に基づく試験項目として想定される。したがって本問の「想定されていない妨害」ではなく不正解。

3
不正解

火花放電に代表される開閉アーク等が生む高速過渡現象は、電気的ファストトランジェント/バースト(IEC 61000-4-4)の想定妨害として試験される。よって想定外ではなく不正解。

4
不正解

雷誘導電圧はサージ(IEC 61000-4-5)の想定妨害として規定され、医療機器も該当試験を受ける。よって想定外ではなく不正解。

5
正解

電離放射線(X線・γ線など)はEMC規格における電磁妨害の想定から外れており、JIS T 0601-1-2のイミュニティ試験項目には含まれない。そのため本問で問う「想定されていない妨害」に該当し正解。

55
第二種ME技術認定試験 - 第38回 午前
類似度 63.4%
生体情報を測定するのに生体外から生体にエネルギーを加える必要がないのはどれか。
1
MRI装置
2
X線CT装置
3
NIRS(Near Infrared Spectroscopy)装置
4
脳磁図計
5
超音波診断装置
79
臨床工学技士国家試験 - 第16回 午前
正答率:61% 類似度 63.4%
人体の電撃反応について正しいのはどれか。
a
心尖拍動図の検査はミクロショックを起こす可能性がある。
b
10mAの商用交流で手足の運動の自由が失われる可能性がある。
c
体表から100mAの商用交流が流れ込むと心室細動が誘発されるおそれがある。
d
電気メスで電撃が起きないのは高周波を使用しているからである。
e
ミクロショックはジュール熱の作用によって発生する。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
54
臨床工学技士国家試験 - 第18回 午前
正答率:77% 類似度 63.3%
医療用テレメータについて誤っているのはどれか。
1
ゾーン配置は建物の構造によって異なる。
2
近接する周波数にはアマチュア無線帯域がある。
3
送信周波数は420~450MHzの範囲にある。
4
受信アンテナの長さは波長の1/4倍に設定する。
5
40バンドが割り当てられている。
66
臨床工学技士国家試験 - 第3回 午後
正答率:61% 類似度 63.3%
低周波治療器について誤っているのはどれか。
1
皮下に電極を刺入し低周波電流を通じて治療を行う。
2
3~1,000Hz程度の周波数が多く用いられる。
3
治療の目的に応じて数種類以上の周波数が選択できるようになっている。
4
電流刺激により麻痺筋の非活動性萎縮の予防を行う。
5
血行改善に役立つことがある。
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68
臨床工学技士国家試験 - 第7回 午後
正答率:53% 類似度 63.3%
結石破砕器に使用されるエネルギーとして誤っているのはどれか。
a
水中の電極間の放電による衝撃波
b
超音波
c
爆薬による衝撃波
d
超短波
e
マイクロ波
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
51
第二種ME技術認定試験 - 第30回 午前
類似度 63.3%
超音波吸引装置について誤っているのはどれか。
1
磁歪形素子にはニッケルが用いられる。
2
プローブ本体は蒸留水で冷卻する。
3
メス先振動の振幅は100~300μmである。
4
メス先の振動数は200~300kHzである。
5
乳化・細分化された組織を吸引除去する。
66
臨床工学技士国家試験 - 第8回 午前
正答率:86% 類似度 63.3%
体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)について誤っているのはどれか。
1
結石破砕は衝撃波から生じる熱作用による。
2
衝撃波を発生させる方法としては電極による放電式がある。
3
結石破砕実施時には、患者と衝撃波発生装置との間に水を介在させる。
4
衝撃波が結石に集中するように患者の位置を固定する。
5
衝撃波は患者の肺に当たらぬよう注意して用いられる。
36
臨床工学技士国家試験 - 第33回 午後
重要度:低 正答率:79% 類似度 63.2% 解説あり
ハイパーサーミアについて正しいのはどれか。
1
RF 容量結合型加熱法は 2.45 GHz の電磁波を使用する。
2
細胞の熱耐性は 24 時間で消失する。
3
加温温度は 60℃以上を目標とする。
4
化学療法と併用する。
5
マイクロ波加熱法は 2 枚の電極を使用する。

解説

ハイパーサーミア(温熱療法)は腫瘍組織を主に約42〜43℃に加温して治療効果を得る方法で、薬剤感受性や放射線感受性の増強、腫瘍血流・酸素化の変化による相乗効果が期待できるため、化学療法や放射線療法と併用されるのが標準的である。加温法には、RF容量結合型(数〜数十MHzのRF電流を体表電極で印加)やマイクロ波加温(例: 2.45 GHzの電磁波をアンテナから照射)などがある。加温後には熱ショック蛋白の誘導などにより一過性の熱耐性(サーモトレランス)が生じ、一般に12〜48時間程度持続し、その後おおむね数日(約72時間)で低下・消失する。これらの性質から、本問の正答は「化学療法と併用する」である。

選択肢別解説

1
不正解

誤り。RF容量結合型加温法は数〜数十MHz帯(例: 8.0、13.56、27.12、40.68 MHzなどのISM帯)の高周波を用いて体表の電極から電流を流し加温する。2.45 GHzはマイクロ波帯であり、マイクロ波加温法で用いられる代表的周波数である。

2
不正解

誤り。熱ショック蛋白の誘導などにより生じる細胞の熱耐性(サーモトレランス)は、加温後おおむね12〜48時間持続し、その後数日で低下・消失することが知られている。24時間で消失と断定するのは短すぎる。

3
不正解

誤り。ハイパーサーミアが目標とする温度は通常42〜43℃の範囲であり、60℃以上は焼灼(アブレーション)領域で組織壊死を意図する別の治療概念に相当する。

4
正解

正しい。ハイパーサーミアは腫瘍細胞膜透過性の変化や腫瘍血流の変動などにより抗がん剤の送達・取り込みが高まり、化学療法との相乗効果が得られるため、併用が一般的である(放射線療法との併用も広く行われる)。

5
不正解

誤り。マイクロ波加温法はアンテナやアプリケータから電磁波を放射して加温するため、2枚の電極で電流を流す方式ではない。2枚の電極を用いて電流を印加するのはRF容量結合型などの電極加温である。

68
臨床工学技士国家試験 - 第6回 午後
正答率:85% 類似度 63.1%
ICUに常備する医療機器として適切でないのはどれか。
1
心電計
2
救急蘇生用具
3
心細動除去器
4
ハイパーサーミア
5
ペースメーカ
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