臨床工学に必要な医学的基礎の過去問


国試第26回午後:第1問

我が国の人口統計(平成18年から22年)で正しいのはどれか。

1: 悪性新生物の粗死亡率は10万人あたり約50人である。

2: 年齢調整死亡率は粗死亡率よりも高い。

3: 1年間の死亡数は100万人を超えている。

4: 粗死亡率は男性よりも女性の方が高い。

5: 死因別死亡率の第1位は脳血管疾患である。

国試第26回午前:第4問

薬物の生物学的半減期を延長させるのはどれか。

a: 消化管からの吸収能力の低下

b: 血液から各組織への移行速度の低下

c: 肝臓の代謝能力の低下

d: 腎臓の排泄能力の低下

e: 総投与量の減少

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第26回午前:第3問

酵素の働きにおいて最もよくみられる基質濃度と反応速度の関係はどれか。ただし、両軸は等分目盛とする。

26AM3-0

国試第26回午前:第2問

公的医療保険で誤っているのはどれか。

1: 現物給付である。

2: 患者負担割合は一律3割である。

3: 保険点数は実施した診療行為ごとに定められている。

4: 大きくは被用者保険、国民健康保険、後期高齢者医療に分けられる。

5: 我が国では国民皆保険が実現されている。

国試第26回午前:第1問

個人情報保護について誤っているのはどれか。

1: 患者の住所は保護の対象となる。

2: 院内で患者の治療のためにスタッフ間で情報共有する場合は対象外である。

3: 五十音順に並べられた患音名の一覧表は保護の対象となる。

4: コンピュータで検索可能な状態にされた患者名データは保護の対象となる。

5: 死亡した患者名の一覧表は保護の対象となる。

国試第25回午後:第5問

薬物血中濃度モニタリングの必要性が低いのはどれか。

1: 薬物の有効血中濃度の範囲が狭い。

2: 薬物の体内動態における個人差が大きい。

3: 薬物血中濃度の治療域と中毒域が大きく離れている。

4: 薬効と副作用が薬物の血中濃度とよく相関する。

5: 腎障害のある患者に薬物を投与する。

国試第25回午後:第4問

日本人の成人男子(20?40歳)の基礎代謝量[kcal/日]に近いのはどれか。

1: 1000

2: 1500

3: 2000

4: 2500

5: 3000

国試第25回午後:第3問

臨床工学技土の秘密保持の義務について正しいのはどれか。

a: 秘密保持義務違反者は罰金に処せられる。

b: 業務上知り得た人の秘密の扱いは医師の指示に従う。

c: 患者から申し出があった場合に秘密保持の義務が発生する。

d: 臨床工学技士でなくなった後は秘密保持義務が免除される。

e: 業務上知り得た人の秘密を正当な理由がなく他に漏らしてはならない。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第25回午後:第2問

感染型食中毒の起因菌はどれか。

a: サルモネラ菌

b: ボツリヌス菌

c: 黄色ブドウ球菌

d: 腸炎ビブリオ

e: カンピロバクター

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第25回午後:第1問

公害に係る事件と原因物質との関係で誤っているのはどれか。

1: 水俣病 -------------------------- メチル水銀

2: 四日市公害 ---------------------- 二酸化硫黄

3: イタイイタイ病 -------------------- カドミウム

4: 光化学スモッグ ------------------- ダイオキシン

5: 東京大気汚染 -------------------- ディーゼル排気粒子

国試第25回午前:第5問

急性炎症において局所の血管透過性の亢進を来さないのはどれか。

1: インスリン

2: キニン

3: ヒスタミン

4: ロイコトリエン

5: プラスミン

国試第25回午前:第4問

単糖類はどれか。

a: ガラクトース

b: グルコース

c: スクロース

d: セルロース

e: ラクトース

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第25回午前:第3問

感染症法に定められている1類感染症でないのはどれか。

1: エボラ出血熱

2: マールブルグ病

3: 痘そう

4: 鳥インフルエンザ(H5N1)

5: ペスト

国試第25回午前:第2問

人口動態調査の項目で誤っているのはどれか。

1: 出 生

2: 死 亡

3: 移 民

4: 婚 姻

5: 離 婚

国試第25回午前:第1問

医療事故防止で正しいのはどれか。

a: 指差呼称による確認を実践する。

b: 医療事故防止対策は外部組織に委託する。

c: ヒヤリ・ハット事例をおこした者を罰する。

d: 医療機器の保守点検や安全管理を確実に実践する。

e: フェイルセーフ、フールプルーフの概念による機器設計を行う。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第24回午後:第5問

気管支を拡張させるのはどれか。(医学概論)

1: アドレナリン

2: アセチルコリン

3: バソプレッシン

4: プロラクチン

5: アルドステロン

国試第24回午後:第4問

創傷治癒を遅らせるのはどれか。(医学概論)

a: 患者の年齢が若い。

b: 基礎疾患に糖尿病がある。

c: 副腎皮質ステロイド薬を投与している。

d: 創傷部に機械的刺激がある。

e: 肉芽組織への血液供給が十分にある。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第24回午後:第3問

投与した薬物が門脈系を経た後に全身を循環するのはどれか。(医学概論)

1: 経口投与

2: 舌下投与

3: 直腸内投与

4: 皮下注射

5: 静脈内注射

国試第24回午後:第2問

脂溶性ビタミンはどれか。(医学概論)

a: ビタミンA

b: ビタミンB1

c: ビタミンC

d: ビタミンD

e: ビタミンE

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第24回午後:第1問

平成19年度国民医療費で正しいのはどれか。(医学概論)

a: 総額で30兆円を超えている。

b: 一人あたりでは50万円を超えている。

c: 対国民所得比では10%を超えている。

d: 財源別では公費が最も多い。

e: 65歳以上の医療費が全体の約50%を占める。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e