患者の権利でないものはどれか。
1: 医療行為を拒絶する権利
2: プライバシーが守られる権利
3: 疾病に伴う逸失利益の補償を得る権利
4: 一度署名した手術同意書を撤回する権利
5: 治療内容について医師から説明を受ける権利
医の倫理について誤っているのはどれか。
1: 患者と医療従事者は対等の立場である。
2: 患者の個人的秘密は固く守らなければならない。
3: 患者は肉体のみならず精神的にも弱い立場にあると知るべきである。
4: 患者の職場の上司に対しては診療記録を開示しなければならない。
5: 未成年者であっても患者の意志は尊重すべきである。
医療従事者のとるべき態度について適切でないのはどれか。
1: 業務中に知り得た患者の秘密はその死後といえども他人に漏らさない。
2: 患者に痛みや苦痛をできるだけ与えないように心掛けること。
3: 患者の社会的立場や家庭環境を十分に考慮して患者に接する。
4: 医療は患者に施し与えるものであるから、医療従事者が患者と対等の立場をとることはできる限りさける。
5: 患者の不安に満ちた、とかく弱くなりがちな心を励まし助けていく愛情と心くばりをもって業務を行う。
誤っているのはどれか。
1: 患者に関する必要事項は記録に残さなければならない。
2: 医療従事者は業務上知った患者のプライバシーを他人に漏らしてはならない。
3: 病院は営利を目的として設立される。
4: 患者と医療従事者とは対等の立場である。
5: 臨床工学技士が定められた業務を行うに当たっては「医師の具体的な指示」を受けなければならない。
医療法に規定されているのはどれか。
a: 病院の管理
b: 医師の免許
c: 感染症の類型
d: 診療所の開設
e: 特定機能病院の要件
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
本人あるいは保護者の同意を得ないで次の行為を行った。医療機関における個人情報の取り扱いとして適切でないのはどれか。
1: 意識不明の患者の病状を家族に説明した。
2: 検査のため採取した血液を患者氏名の書かれたスピッツに入れ検査業者に渡した。
3: 大震災直後に家族からの問合せに対し本人の生死を答えた。
4: 児童虐待が疑われたので、市町村に児童名を通告した。
5: 生徒の回復見込みについて、付き添ってきた担任教師に回答した。
医療法に規定されているのはどれか。
a: 病院の管理
b: 保健所の開設
c: 感染症の類型
d: 診療所の開設
e: 特定機能病院の要件
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
医療関係者に必要な事柄で適切でないのはどれか。
1: 専門職間で連絡、協調を保つ。
2: 礼儀正しい言葉遣いとあいさつをする。
3: 医療経営上の利益の確保を優先する。
4: 新しい知識と技術の吸収に努める。
5: 設備、環境を清潔に維持し快適さを保つ。
医療事故防止のために義務付けられていないのはどれか。
1: 院内感染防止対策
2: 医療機器の安全確保
3: 救急医療体制の整備
4: 医薬品の安全管理体制
5: 医療安全管理体制の整備
臨床工学技士としての倫理に反する行為はどれか。(医学概論・関係法規)
1: 米国で使用されている医療機器についてインターネッドで調べた。
2: 看護師に依頼され病院内の勉強会で人工呼吸の操作法を説明した。
3: 電車の中で同僚が患者の治療経過を話し出したのでその揚で制止した。
4: 患者データの入った電子媒体を紛失したので上司に報告した。
5: 信頼できる患者会の代表に頼まれ手術患者の住所録を一週間貸し出した。
臨床工学技士として適切なのはどれか。
a: 法を守ることが基本である。
b: 患者に対して精神的支援をするべきである。
c: 患者の求めに応じて病状を説明してよい。
d: 患者を助けるためには患者の経済状態を配慮しなくてよい。
e: 患者との間に上下関係をつくらない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
個人情報保護について誤っているのはどれか。
1: 患者の住所は保護の対象となる。
2: 院内で患者の治療のためにスタッフ間で情報共有する場合は対象外である。
3: 五十音順に並べられた患音名の一覧表は保護の対象となる。
4: コンピュータで検索可能な状態にされた患者名データは保護の対象となる。
5: 死亡した患者名の一覧表は保護の対象となる。
終末期医療における事前の意思表示(リビング・ウィル)について誤っているのはどれか。
1: 本人の意思が最も優先されるべきである。
2: 単に死の瞬間を引き延ばす延命措置を受けずに済むことにつながる。
3: 医療チームから説明を受け、よりよい選択を行うことが推奨される。
4: 表明された意思が尊重され、誇りを持って最期を生きることにつながる。
5: 一時的に生命維持が困難になった際の回復目的の救命も拒むことにつながる。
薬事法で規定されていないのはどれか。(医学概論・関係法規)
1: 医薬品
2: 化粧品
3: 健康食品
4: 医療機器
5: 医薬部外品
インフォームドコンセントについて誤っているのはどれか。(医学概論・関係法規)
1: 患者は医療担当者から治療および予後について説明を受ける権利がある。
2: 患者が医師に全てを任せると言った場合は説明を省略してもよい。
3: 医療担当者は5%未満の確率で予想される副作用についても説明する。
4: 医療担当者はカルテに説明と同意の内容を記録する。
5: 患者は同意書にサインした後でも同意を撤回することができる。