血液透析で正しいのはどれか。
a: 最も多い死因は心不全である。
b: 通常の透析液のカルシウム濃度は2.5~3.5mEq/lである。
c: 透析と次の透析との間の体重増加は体重の10%程度を目標とする。
d: 我が国ではアルミニウム脳症が多い。
e: エリスロポエチン投与による貧血治療目標はヘマトクリット値40~45%である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
腎臓と尿の生成について誤っているのはどれか。
1: アルドステロンはカルシウムイオン(Ca2+)の排泄量を調節する。
2: 抗利尿ホルモン(ADH)は体液の浸透圧を調節する。
3: 重炭酸イオン(HCO3-)は体液のpH調節に関与する。
4: 尿細管の対向流系は尿の濃縮に重要である。
5: レニン・アンギオテンシン系は血圧を調節する。
通常用いられる透析液電解質(mEq/ L)で誤っているのはどれか。
a: N :130~140
b: K+ : 4.0~5.0
c: Ca2+ : 4.5~5.5
d: HCO3- : 16~20
e: Mg2+ : 1.0~1.5
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
120lの透析液のカルシウムイオン濃度を1mEq / l上げるのに必要な塩化カルシウム・二水塩(CaCl2・2H2O)はどれか。ただし、CaCl2の電離度は1とし、カルシウムと塩素の原子量はそれぞれ40と35.5とする。
1: 6.7g
2: 7.4g
3: 8.8g
4: 13.3g
5: 17.6g
健常人の腎臓について誤っているのはどれか。
a: 腎血流量は心拍出量の約1/4である。
b: 糸球体濾液量は尿量の約100倍である。
c: Na再吸収率は集合管で最も高値になる。
d: クレアチニン再吸収は近位尿細管で行われる。
e: 最終尿の尿素濃度は血漿中の濃度よりも高くなる。
通常用いられる透析液の電解質濃度(mEq/L)で誤っているのはどれか。
a: Na+ : 140
b: K+ : 4.0
c: Ca2+ : 6.0
d: Mg2+ : 1.5
e: Cl- : 105
溶血が起こると血漿中の濃度が上昇するイオンはどれか。
1: ナトリウム
2: カリウム
3: 塩素
4: カルシウム
5: 重炭酸
血液透析について誤っているのはどれか。
a: 血小板の一部は透析液側へ漏出する。
b: カリウムは血液側へ補給される。
c: アルカリ化剤は血液側へ補給される。
d: 蛋白代謝産物は血液側から除去される。
e: 透析液中の細菌は膜で阻止される。
代謝性アシドーシスについて正しいのはどれか。
a: 動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)は上昇する。
b: 幽門狭窄症で発生する。
c: 重炭酸濃度は低下する。
d: カリウムは細胞内から細胞外に出る。
e: カルシウムイオン濃度は低下する。
血清あるいは血漿測定値の基準値として正しいのはどれか。
1: Na : 128mEq/l
2: K : 3.0mEq/l
3: Ca : 6.0mEq/l
4: P : 5.0mg/dl
5: HCO3-: 24mEq/l
市販されている血液透析用の透析液中の濃度で正しいのはどれか。
a: 重炭酸 30mEq/L
b: カルシウム 3.0mEq/L
c: カリウム 6.0mEq/L
d: 無機リン 4.5mg/dL
e: マグネシウム 3.0mEq/L
標準的な血液透析液中の電解質濃度(mEq / l)として適切でないのはどれか。
a: Na+:140
b: K+:4.5
c: HCO3-:7.5
d: Ca2+:3.0
e: Mg2+:1.0
市販されている血液透析用の透析液中の溶質濃度で正しいのはどれか。
a: ブドウ糖濃度100mg/dL
b: 重炭酸イオン濃度25mEq/L
c: カリウムイオン濃度2mEq/L
d: マグネシウムイオン濃度0mEq/L
e: ナトリウムイオン濃度154mEq/L
二酸化炭素について正しいのはどれか。
a: 主として腎臓で排泄される。
b: 動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)は換気量の指標である。
c: 血液中では炭酸水素イオン(重炭酸イオン)になるものが多い。
d: ヘモグロビンと結合する。
e: 炭酸は強酸である。
健常成人で誤っているのはどれか。
1: 血液は体重の約20%を占める。
2: 血漿成分は血液の55~65%程度を占める。
3: 血漿中にはフィブリノゲンが含まれる。
4: 血液の全容積のうち血球の占める割合をヘマトクリット値という。
5: 血球は赤色骨髄で産生される。
誤っているのはどれか。
1: 単球は貪食能をもつ。
2: 赤血球の寿命は約 120 日である。
3: 第Ⅶ凝固因子は外因系凝固に関与する。
4: 血漿タンパク質で最も多いのはアルブミンである。
5: 全血液に対する血漿の容積比をヘマトクリットという。
血中のCa2+濃度を調節するのはどれか。
a: サイロキシン
b: 鉱質コルチコイド(アルドステロン)
c: 上皮小体ホルモン(パラトルモン)
d: カルシトニン
e: ビタミンD
正常成人男性の血液について誤っているのはどれか。
1: 全血に対し血球成分が占める体積は約45%である。
2: 赤血球は全血1cm3中に約500万個存在する。
3: pHは7.35~7.45の範囲にある。
4: 全白血球中において好中球の占める割合は60~70%である。
5: 血漿には7~8%の濃度で蛋白質が含まれる。
1: 成人の血液量は体重の1/13程度である。
2: 血小板は一次止血に関与する。
3: (成熟)赤血球には核がある。
4: 好酸球数が増加したときはアレルギーを疑う。
5: 好中球数が増加したときは細菌感染を疑う。
1: ヘマトクリット値が高いほど血液粘度は高くなる。
2: ずり速度が大きいほど血液粘度は高くなる。
3: 体温が低いほど血液粘度は高くなる。
4: 血液の導電率は脂肪組織より高い。
5: 赤血球の密度は全血の密度より大きい。
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