自発呼吸がある状態では使用しない換気モードはどれか。
1: CMV(調節換気)
2: CPAP(持続的気道陽圧法)
3: IMV(間欠的強制換気)
4: PSV(圧支持換気)
5: SIMV(同期式間欠的強制換気)
医療ガス配管端末器について誤っているのはどれか。
1: 亜酸化窒素の供給圧は約5MPaである。
2: フィルタが組み込まれている。
3: 誤接続防止機構としてピン方式が使われる。
4: 吸引端末が備えられている。
5: 治療用空気の識別色は黄色である。
成人の呼吸運動について誤っているのはどれか。
1: 呼吸数が変化しても肺拡散能は一定である。
2: PaCO2が上昇すると呼吸運動は促進する。
3: 成人男子の安静呼吸時における一回換気量は約500mLである。
4: 横隔膜は呼気時に収縮する。
5: 吸気時も呼気時も胸腔内圧は陰圧である。
人工呼吸からのウィーニング開始基準で正しいのはどれか。
a: 動脈血酸素分圧(PaO2)≧80mmHg(吸気酸素濃度=40%)
b: 動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)≦50mmHg
c: 肺内シャント率≦25%
d: 最大吸気圧≦-10cmH2O
e: 1回換気量≧5ml/kg
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
圧規定換気様式の強制換気中に肺のコンプライアンスが低下した。 変化として正しいのはどれか。
1: 1回換気量は低下する。
2: 換気回数は減少する。
3: 吸気時間は延長する。
4: 動脈血酸素分圧は上昇する。
5: 最高気道内圧は低下する。
加温加湿器によるトラブルで考えにくいのはどれか。
1: 感電
2: 気道熱傷
3: 気道閉塞
4: 呼吸仕事量の減少
5: 回路内の異常な結露
人工呼吸の初期設定で正しい組合せはどれか。
a: I/E ― 1:2
b: 一回換気量 ― 20ml/kg
c: 回路内上限圧 ― 20cmH2O
d: PEEP ― 3~5cmH2O
e: フロートリガ感度 ― 2~3L/min
内視鏡下手術について正しいのはどれか。
1: 腹腔鏡下手術に分離肺換気は不要である。
2: 気腹圧を上昇させると心拍出量は減少する。
3: 腹腔鏡下手術では間欠的下肢空気圧迫装置は不要である。
4: 気腹ガスとして酸素を使用する。
5: 超音波吸引手術器は使用できない。
人工心肺中の限外濾過による血液濃縮器について正しいのはどれか。
a: 内部灌流型の装置である。
b: メインの送脱血回路に直列に組み込む。
c: 疎水性の多孔質中空糸膜を用いる。
d: 透析液を必要とする。
e: 排出液の Na、K 濃度は細胞外液型である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
体外循環中の人工心肺装置内モニタ項目でないのはどれか。(体外循環装置)
1: 吹送ガス流量
2: 貯血槽内の血液レベル
3: 送血流量
4: 血液回路内圧
5: 漏血量
人工心肺の使用中に人工肺の交換が必要な場合はどれか。
a: 血圧の低下
b: 酸素化能の低下
c: 膜型肺における血液の漏出
d: 血液の濃縮
e: 脱血の不良
人工腎臓装置に用いている原理で誤っているのはどれか。
a: 電気分解
b: 限外濾過
c: 吸 着
d: 拡 散
e: 沈 殿
成人の急性呼吸不全例で人工呼吸の適応となるのはどれか。(人工呼吸療法)
a: 動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)>70mmHg
b: 自発呼吸はあるが努力呼吸
c: 1回換気量=6ml/kg
d: 動脈血酸素分圧(PaO2)=60mmHg(空気呼吸時)
e: 死腔換気率>0.6
人工心肺に用いる遠心ポンプについて正しいのはどれか。
1: 流量計は不要である。
2: 気泡を除くためにポンプを丹念にたたく。
3: ポンプを回してから送血側の鉗子を開く。
4: 気泡を誤送しない。
5: 吸引ポンプとして利用できる。
高気圧酸素治療について正しいのはどれか。
a: 木綿製の治療衣に着替えさせる。
b: 臨床工学技士は一人で複数の装置を操作できる。
c: 空気加圧の装置であれば化学カイロを搬入できる。
d: 治療終了後に装置点検を毎回行う。
e: 減圧は毎分0.8kg/cm2(0.078MPa)以下の速度で行う。
人工心肺装置の目的と構成機器との組合せで正しいのはどれか。
a: 出血の回収 血液吸引ポンプ
b: 静脈血の酸素加 人工肺
c: 肺循環の維持 血液ポンプ
d: 余剰水分の排出 ベントポンプ
e: 貯血槽内の微小気泡除去 動脈フィルタ
高(気)圧酸素療法の装置について誤っているのはどれか。
a: 第1種装置は患者1名だけを収容する小型タンクである。
b: 第1種装置は酸素で加圧することができる。
c: 第2種装置は患者とともに医療従事者も入ることができる大型タンクである。
d: 第2種装置は酸素で加圧することができる。
e: 第2種装置で監視できる生体情報は、我が国では心電図と脳波に限られる。
人工呼吸管理中にアラームが鳴り、カプノメータの波形が消失していた。心電図モニタに心拍数110回/分、観血的動脈圧は収縮期圧170mmHg、パルスオキシメータはSpO2 86%を示していた。これらの所見から最初に考えるべき原因はどれか。(臨床医学総論)
a: 事故抜管
b: 片肺挿管
c: ファイティング
d: 緊張性気胸
e: 呼吸回路の外れ
医師の指示の下に臨床工学技上が行える操作はどれか。
1: 除細動器から身体に通電する。
2: 人工心肺装置のカニューレを血管に挿入する。
3: 体外式ペースメーカの電極を身体内に挿入する。
4: 気管カニューレを患者に挿入する。
5: 高気圧酸素治療装置を運転する。
人工心肺を用いた体外循環で正しいのはどれか。
1: 開始時には、まず脱血カニューレ、続いて送血カニューレを挿入する。
2: 大動脈遮断時には、一時的に送血流量を増加させる。
3: 大動脈遮断解除時には、一時的に送血流量を増加させる。
4: 遠心ポンプを用いる場合、復温時には、同一回転数でも流量が増加する。
5: 人工心肺停止時には、脱血側回路をクランプしてから回転を止める。
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