第32回ME2午前45問の類似問題

国試第29回午後:第33問

電気メスについて正しいのはどれか。

a: 凝固出力は連続波である。

b: 点検用負荷抵抗には無誘導抵抗器が使用される。

c: 対極板面積の安全範囲は出力に依存する。

d: 静電結合型対極板の表面は絶縁されている。

e: スプレー凝固では雑音障害は発生しない。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第4回午後:第63問

電気メスについて正しいのはどれか。

1: 高周波電流を使用する。

2: 電流による放射(輻射)熱を利用する。

3: 切開にはバースト波を使用する。

4: 凝固には連続正弦波を使用する。

5: 対極板は能動電極ともいう。

ME2第39回午後:第23問

皮膚から導出する誘発筋電図記録について誤っているのはどれか。

1: 刺激電極は水をしみ込ませたフェルトを用いる。

2: 単極の刺激電極を用いる。

3: 目的の神経を刺激できているかは波形で確認する。

4: 神経伝導速度は近位・遠位部の2点間の電位検出の時間差から算出する。

5: 導出には導電性ペーストを塗布した銀-塩化銀電極を用いる。

国試第5回午前:第63問

生体組織の受動的な電気的特性について誤っているのはどれか。

1: α分散は細胞でのイオン移動等に関係して生じる。

2: β分散は細胞や組織の不均質に関係して生じる。

3: γ分散は水分子の誘電分散によって生じる。

4: 導電率は周波数とともに減少する傾向がある。

5: 誘電率は周波数とともに減少する傾向がある。

国試第10回午後:第5問

誤っているのはどれか。

a: 商用交流電場のシールドには銅の金網を用いる。

b: 長波帯の電磁波のシールドには電磁波吸収材を用いる。

c: 静電場のシールドには導電率の低い材料を厚い層にして用いる。

d: 静磁場のシールドには透磁率の高い金属を厚い層にして用いる。

e: 変動磁場のシールドには導電率の高い金属と透磁率の高い金属を交互に組合せて用いる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午前:第66問

除細動器について誤っているのはどれか。

1: 動作試験には150Ωの負荷抵抗を用いる。

2: 放電回路にはインダクタが挿入されている。

3: 出力パルス幅は約5msである。

4: 通電時には電極パドルを押し付ける。

5: 電極接触不良では装着部に熱傷が起こる。

ME2第34回午前:第24問

電磁波について誤っているのはどれか。

1: 媒質によって伝搬速度が異なる。

2: 振動数が低いほど回折しやすい。

3: 波長が短いほど屈折率が小さい。

4: 速度は振動数に比例する。

5: 2つの異なる媒質界面では反射がおこる。

国試第36回午前:第85問

100Hzにおける生体組織の導電率の大小関係で正しいのはどれか。 

1: 脂肪<血液<骨格筋 

2: 脂肪<骨格筋<血液 

3: 骨格筋<血液<肝臓 

4: 骨格筋<肝臓<脂肪 

5: 肝臓<血液<脂肪 

国試第8回午後:第7問

シールド(遮蔽)について正しいのはどれか。

1: 磁力線は抵抗体に囲まれた領域内は入り込まない。

2: 磁率が小さい材料ほど磁気シールド効果が大きい。

3: 時間的変化が遅い電界のシールドには導電率の小さい材料が適している。

4: 波長の短い電波にシールドには誘電率が小さい材料が適している。

5: 周波数の低い電波にシールドには導電率の大きい材料が適している。

国試第1回午後:第11問

電気および磁気のシールド(遮蔽)について正しいのはどれか。

a: 接地された良導体で完全に囲んだ領域の内部の電界の変動は、外部にほとんど影響を及ぼさない。

b: 接地された良導体で完全に囲んだ領域の外部の電界のは、内部にほとんど影響を及ぼさない。

c: 磁気シールドをするには、その領域をできるだけ透磁率が小さい材料で囲めばよい。

d: 十分低い周波数の妨害については、その領域を誘電率が非常に大きい材料で囲めば電界も磁界もシールドされる。

e: 十分高い周波数の妨害については、その領域を良導体で囲めば電界も磁界もシールドされる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第34回午前:第42問

組織インピーダンスの低周波領域(~1kHz)における特性で正しいのはどれか。

1: 細胞内液のリアクタンス成分が大きい。

2: 細胞膜のインピーダンスは小さい。

3: 等価回路は細胞外液の抵抗成分で近似できる。

4: 等価回路は細胞膜のキャパシタンス成分で近似できる。

5: 等価回路は細胞膜と細胞内液が並列に接続されている。

ME2第33回午後:第52問

電気メスについて誤っているのはどれか。

1: 指とわき腹が直接接触していると接触点に熱傷が発生しやすい。

2: 小児用対極板を使ったら電気メスの出力を成人用より低めに設定する。

3: 容量結合型対極板は同じ面積の導電接触型対極板より接触抵抗が小さい。

4: 対極板接触不良モニタにはスプリット形(ダブル形)対極板が必要である。

5: 対極板断線モニタ用の対極板のコードは2本組になっている。

ME2第36回午後:第35問

筋電図測定についての組合せで誤っているのはどれか。

1: 針電極 -- 神経伝導速度

2: 電気刺激 -- 誘発反応

3: 誘発電位 -- 同期加算

4: 電位変化 -- 10μV~10mV

5: 周波数成分 -- 1~10,000Hz

国試第6回午前:第67問

生体の超音波特性について誤っているのはどれか。

a: 心筋の減衰定数は肺より大きい。

b: 減衰定数は周波数に反比例する。

c: 音響インピーダンスは媒質の密度と音速の積で表される。

d: 横波より縦波の方が重要である。

e: 超音波エネルギーはハイパーサーミアに利用される。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第38回午後:第31問

脳波測定について誤っているのはどれか。

1: 単極誘導では耳垂を基準としている。

2: 10Hzの低域遮断フィルタを使用する。

3: ディジタル式ではリモンタージュ機能がある。

4: 記録する場合は紙送り速さ30mm/sで行う。

5: 脳死判定では電極接触抵抗は2kΩ以下が望ましい。

国試第12回午前:第57問

脳波測定について誤っているのはどれか。

1: 脳波計の増幅度は60dB以上必要である。

2: 電磁誘導は商用交流雑音の原因となる。

3: シールドルーム外での測定では電極の接触抵抗は高くする。

4: 電極の分極電圧は基線動揺の原因になる。

5: 電極の接触抵抗の不ぞろいは雑音の原因になる。

国試第3回午後:第56問

電気メスの高周波分流の原因として誤っているのはどれか。

1: 対極板回路の高周波抵抗の増大

2: 患者の対地高周波抵抗の増大

3: 対極板と患者の接触不良

4: 患者と手術台の金属部との接触

5: 手術台マットの吸湿

国試第10回午後:第1問

全く帯電していない完全導体を一様な電界の中に置いた。正しいのはどれか。

a: 電気力線は導体を置く前と置いた後では異なる。

b: 導体の表面には電磁誘導によって負の電荷が現れる。

c: 導体表面の電位は一様ではない。

d: 導体の内部に静電誘導によって負の電荷が現れる。

e: 導体の電荷の総和は0に保たれる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午後:第62問

除細動器について誤っているのはどれか。

1: 出力がフローティング型のものは本体の接地はとらなくてよい。

2: 電極にはペーストを十分に塗る。

3: 体外通電では、電極は約5kgの力で押し付けられる。

4: 心房細動の除細動にはR波同期出力装置を用いる。

5: 心室細動の除細動には体外通電と体内直接通電の二つがある。

国試第3回午前:第69問

誤っているのはどれか。

1: 神経、骨格筋、心筋などは電流によって刺激されると興奮する。

2: 高周波電流では周波数が高くなるほど刺激作用は減る。

3: 体表面から低周波電流を流した場合、10mA程度で心室細動が生じる。

4: 体内から心臓に低周波電流を流した場合、100μA程度で心室細動が生じる。

5: 高周波電流の加熱作用は治療にも用いられる。