生体計測に用いられるセンサと物理量の変換関係で誤っているのはどれか。
1: ホール素子:磁 場→電 圧
2: ピエゾ素子:力→電気抵抗
3: サーミスタ:温 度→電気抵抗
4: CdS素子:光→電気抵抗
5: 熱電対:温 度→電 圧
誤っているのはどれか。
1: 電流密度が小さいと生体は導電体であると同時に誘電体とみなされる。
2: 電流密度が小さいと細胞膜は絶縁体、細胞内外液は導電体とみなされる。
3: 電流密度が大きいと神経細胞や筋細胞は興奮現象を生じる。
4: 直流では電流密度と導電率との積は電界の強さを表す。
5: 生体では周波数が増加するにしたがって導電率が増加し誘電率が減少する。
脳波計の増幅器の入力インピーダンスを高くする理由は何か。
1: 検出信号の起電力が小さいため。
2: 直流を増幅するため。
3: 電極の接触インピーダンスが高いため。
4: 筋電図の混入を防ぐため。
5: 電極接触電圧による飽和を防ぐため。
生体組織の受動的な電気特性で誤っているのはどれか。(生体物性材料工学)
1: 細胞内外液中のイオンが関係している。
2: 組織によって異なった値を示す。
3: 分散特性がある。
4: 薄い細胞膜は細胞が大きな静電容量をもつ主因である。
5: 周波数の増加に従い導電率は減少する。
電気メス使用について正しいのはどれか。
a: 凝固には低周波電流モードを用いる。
b: 対極板の接触面積を大きくする。
c: 対極板コードはできるだけ短いものにする。
d: 高周波分流が大きいと熱傷の危険がある。
e: 熱傷は対極板以外の部位では発生しない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
電気メスについて誤っているのはどれか。
a: 生体側に電流によるジュール熱を発生させる。
b: 切開にはバースト波が用いられる。
c: 凝固には連続正弦波が用いられる。
d: 十分な大きさの対極板を身体に密着させ、対極板コードに断線のないことを確認する。
e: 対極板回路の高周波抵抗が増大すると熱傷事故の危険がある。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
誘発筋電図の電気刺激について誤っているのはどれか。
1: パルス幅が0.1~1msの短形のパルスを用いる。
2: 定電圧刺激と定電流刺激がある。
3: 針電極を使用する。
4: 皮下脂肪の多い人には強い刺激が必要である。
5: 感覚神経伝達時間の測定は刺激に同期して加算平均を行う。
図は生体と計測器との等価回路である。誤っているのはどれか。
1: Z1は主に皮膚と電極のインピーダンスである。
2: Z2はできるだけ小さい方がよい。
3: 3. $\left|Z_1\right|\ll\left|Z_2\right|$の関係が望ましい。
4: 入カ信号が大きすぎると波形ひずみが生じる。
5: 増幅器の入カ段にはFETが使われる。
シールドで正しいのはどれか。(医用電気電子工学)
1: 磁力線は抵抗体に囲まれた領域内へは入り込まない。
2: 透磁率が小さい材料ほど磁気シールド効果が大きい。
3: 時間的変化が遅い電界のシールドには導電率の小さい材料が適している。
4: 波長が短い電波のシールドには誘電率の小さい材料が適している。
5: 周波数が低い電波のシールドには導電率の大きい材料が適している。
正しいのはどれか。
a: 電磁波の生体内での吸収は導電率できまる。
b: 可視光線の吸収スペクトラムは血液の酸素飽和度では変化しない。
c: エックス線の減衰は原子の密度できまり、原子の種類には影響されない。
d: RIを用いた生体の計測では、臓器の形はわからない。
e: 超音波エコーによって密度および硬さの異なる組織の境界面がわかる。
a: 切開には連続波を用いる。
b: 使用出力は数十kWである。
c: 対極板はアクティブ電極である。
d: 対極板の接触面積は成人ではおよそ150cm2である。
e: 300~500Xの負荷抵抗で校正する。
十分に広い面積の2枚の金属電極が平行に向かい合っている。この金属電極間に一定の電圧を加えたまま電極間を比誘電率1000の誘電体で溝たすと、電極間が真空の場合に比べて蓄えられるエネルギーは何倍になるか。
1: 500
2: 1000
3: 2000
4: 5000
5: 1000000
1: 術中脳波モニタに針電極を用いると熱傷の恐れがある。
2: 対極板の面積は広いほうが安全である。
3: 引火性麻酔ガスの使用は禁忌である。
4: 対極板は接地しなければならない。
5: ペースメーカの誤動作を引き起こす恐れがある。
ペースメーカについて正しいのはどれか。
1: 刺激電極の面積が大きいと刺激閾値が増加する。
2: 刺激閾値は電極植込み後2~4週間後に最も低下する。
3: ペーシングするためのパルス幅は0.5μs程度である。
4: 植込み型の筐体はステンレス製である。
5: 体外式にはヨウ素リチウム電池が用いられる。
生体の電気特性で誤っているのはどれか。
1: 血液の導電率は温度依存性がある。
2: 皮下脂肪の導電率は肝臓の導電率より高い。
3: b 分散は細胞の組織構造に依存する。
4: c 分散は水分子の緩和現象に起因する。
5: 静止電位は細胞内外のイオン濃度差による。
脳波計測について誤っているのはどれか。(生体計測装置学)
1: 脳波計の入カインピーダンスは10kΩ程度である。
2: 標準感度は50μV/5mmである。
3: 商用交流からの静電誘導は雑音の原因となる。
4: 移動平均法は筋電図の除去に利用される。
5: 導出電極は円板状皿電極が用いられる。
電気メスについて正しいのはどれか。
a: 低周波を使用する。
b: 電流によるジュール熱を利用する。
c: 対極板(患者プレート)周辺よりも、メス先電極(能動電極)周辺の方が電流密度が高い。
d: バイポーラ方式ではメス先電極と対極板が1か所にまとめられている。
e: 電気メスでは熱傷事故を起こす危険性はない。
脳波記録について誤っているのはどれか。
1: 検査前に電極と人体との接触抵抗を測定する。
2: 単極導出では耳垂を基準電極とする。
3: 双極導出では頭皮上の2点間の電位差を導出する。
4: ニュートラル電極は後頭部に装着する。
5: 各種誘導の組み合わせをモンタージュという。
a: 切開には連続正弦波が用いられる。
b: 対極板接触面積の増加は熱傷の原因である。
c: 出力回路には抵抗が挿入されている。
d: スプリット型対極板は接触インピーダンスを測定する。
e: バイポーラ電極は挟まれた部位を凝固する。
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