生体の力学的特性について誤っているのはどれか。
1: 筋の力学的特性には異方性がある。
2: 血管の力学的特性は非線形である。
3: 軟部組織はダッシュポットとバネとの並列モデルで表現される。
4: 骨のヤング率は鉄材の値とほぼ同じである。
5: 筋では荷重と収縮速度との間にHillの式が成立する。
体液調節に関わる物質の作用で正しいのはどれか。
a: レニンは血中アンギオテンシンを減少させる。
b: アンギオテンシンIIは細動脈を拡張させる。
c: アルドステロンはNa+の再吸収を促進する。
d: バソプレッシンは水の再吸収を促進する。
e: 心房性Na利尿ペプチドは水の再吸収を抑制する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
筋収縮について誤っているのはどれか。
1: 活動電位は筋収縮に先行して発生する。
2: ATPが収縮のエネルギー源となっている。
3: 筋小胞体からナトリウムイオンが放出される。
4: 神経筋接合部の伝達物質はアセチルコリンである。
5: ミオシンフィラメントにアクチンフィラメントが滑りこむ。
生体組織について正しいのはどれか。
a: 心臓の収縮は平滑筋により起こる。
b: ニューロンは新しく再生した組織のことである。
c: ミオシンは筋肉の収縮に関係するたんぱくである。
d: グリア細胞は脳内に存在する。
e: 横紋筋は小腸のぜん動を起こす。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
血液浄化の原理で誤っているのはどれか。
1: 分泌
2: 拡散
3: 吸着
4: 浸透
5: 限外濾過
興奮性細胞の電気特性について誤っているのはどれか。(生体物性材料工学)
1: 細胞内液はNa+を多く含む。
2: 細胞外液はCl-を多く含む。
3: 静止電位は-50~-90mVである。
4: オーバーシュートは0~40mVである。
5: 過分極状態では興奮性が低下する。
血液透析の原理について正しいのはどれか。
a: 半透膜では一部の溶質成分は膜を透過できない。
b: 拡散の推進力は2液間の粘度差である。
c: 拡散速度は溶質の大きさに依存しない。
d: 限外濾過の推進力は膜間にかかる圧力差である。
e: 限外濾過によって一部の溶質も膜を通過する。
腎臓について正しいのはどれか。
1: 糸球体は髄質にある。
2: 近位尿細管は尿中にブドウ糖を分泌する。
3: ヘンレループは皮質の中で迂曲する。
4: 集合管の水透過性はバソプレッシンによる調節を受ける。
5: ボーマン嚢はリンパ液を含む。
誤っているのはどれか。
1: 大動脈中の流れは常に層流である。
2: レイノルズ数が約2,000を超えると層流から乱流へ変わる。
3: パアズイユの流れでは、流量は管径、管長、両端での圧力差に依存する。
4: 生体組織は粘性と弾性をあわせもる。
5: 生体組織の伸びの弾性はヤング率で表される。
光を生体組織に入射したときの現象で誤っているのはどれか。
1: 吸収によって光強度が減衰する。
2: 散乱によって光ビームが拡がる。
3: 反射によって透過光は減少する。
4: 屈折によって光の方向が変わる。
5: 光速は生体中の方が空気中より高い。
非ニュートン流体について正しいのはどれか。
a: 密度が流速によって変化する。
b: 血液の非ニュートン性を決めているのは血漿である。
c: 流れる際に力学的エネルギーは消費されない。
d: 赤血球は血液の非ニュートン性に大きな影響を及ぼす。
e: キャッソンの式は血液の流れを表すのに適した実験式である。
1: 脳の活動により微少な磁界が発生する。
2: 心臓の活動により微少な磁界が発生する。
3: 肺に吸入された微粉末の磁化により微小な磁界が発生する。
4: 磁界はベクトル量であり発生源の推定に適している。
5: 外部から印加した直流磁界の分布は、生体の存在により大きく変化する。
光が生体組織に入射したときの現象で誤っているのはどれか。
5: 光速は生体中では空気中より大きい
生体の熱産生から放散に至るまでの過程に直接関係ないのはどれか。
1: 発 汗
2: 血 流
3: 代 謝
4: 筋活動
5: 能動輸送
1: 生体での荷重、衝撃力、機械振動などの現象には力学特性が関係する。
2: 生体組織の伸びの弾性はコンダクタンスで表される。
3: 生体組織は赤外光を吸収する。
4: 血管壁や筋肉の力学特性には異方性がある。
5: 生体での機械振動、音響振動は変位速度と応力の関係で表される。
1: 腎における血液の濾過は腎小体で行われる。
2: 濾過尿の再吸収は尿細管で行われる。
3: 生体内での尿の流れは腎→尿道→膀胱→尿管→排出という方向をとる。
4: 膀胱内に尿が250~300mL貯留すると尿意を感じる。
5: 尿の生成により血中老廃物の除去や浸透圧、pHの調整が行われる。
腎臓について誤っているのはどれか。
1: 右腎は左腎よりも下方にある。
2: 腎動脈は腎門から入る。
3: 腎小体は糸球体とボーマン嚢からなる0
4: 腎小体は髄質に存在する。
5: 腎小体とそれに続く尿細管を合わせてネフロンという。
血液と体液について誤っているのはどれか。
1: 細胞内液で最も多い陽イオンはK+である。
2: 血液から血球成分を除いた部分が血漿である。
3: HCO3-は体液の弱アルカリ性を保持する働きがある。
4: 1mmol/Lの濃度のCa2+イオンは1mEq/Lに等しい。
5: 細胞外液量は細胞内液量の1/2~1/3である。
生体組織の力学的性質について誤っているのはどれか。
1: 血液の粘性係数はヘマトクリット値に反比例する。
2: 血漿は非圧縮性の粘性流体である。
3: 肺の庄-容積関係はヒステリシスを示す。
4: 筋組織は力学的異方性を示す。
5: ヤング率は組織に加えた応力と歪みの比で表す。
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