73 歳の男性。身長170 cm、体重65 kg。ARDS に対し1 回換気量:400 mL、呼吸数:20 回/分、PEEP:10 cmH2O、FIO2:1.0 にて人工呼吸を開始したところ、pH 7.38、PaCO2 40 mmHg、PaO2 280 mmHg であった。行うべき処置はどれか。
1: 換気量を増やす。
2: 呼吸数を増やす。
3: PEEP を上げる。
4: FIO2 を下げる。
5: そのまま様子をみる。
PEEPについて誤っているのはどれか。
a: 機能的残気量を増加させる。
b: 静脈還流を減少させる。
c: 尿量を増加させる。
d: 脳圧を低下させる。
e: 肺胞をつぶれにくくする。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
人工心肺による体外循環中の変化について正しいのはどれか。
1: 血糖値は低下する。
2: 血中カリウム値は上昇する。
3: 血中レニン活性は低下する。
4: 血中アドレナリン値は上昇する。
5: 血中インターロイキン-6値は低下する。
人工心肺装置が備えている監視項目でないのはどれか。
1: 圧 力
2: 温 度
3: 気 泡
4: 漏 血
5: 酸素飽和度
調節換気において、人工呼吸器の異常と有害事象との組合せで誤っているのはどれか。
1: 弁の開放不全 圧損傷
2: 呼吸流路の屈曲 換気の異常
3: 呼吸回路内のリーク 低二酸化炭素血症
4: 加温加湿器の停止 喀痰の硬化
5: 吸入気酸素濃度の異常上昇 酸素中毒
血液ポンプで正しいのはどれか。(体外循環装置)
a: ローラポンプは末梢血管抵抗の変動によって流量が変化する。
b: ローラポンプは流量を回転数から算出できる。
c: ローラポンプは停電時手動で運転できる。
d: 遠心ポンプは吸引ポンプとして使用できる。
e: 遠心ポンプは回転停止時に逆流を生じない。
人工心肺による体外循環中に溶血の原因とならないのはどれか。
1: 過度の吸引
2: 送血カニューレにおけるジェットの形成
3: 熱交換器における加熱のしすぎ
4: 使用血液の血液型不適合
5: リンゲル液による過剰の血液希釈
図は人工呼吸中の気道内圧波形である。正しいのはどれか。
1: 圧規定換気である。
2: 吸気終末休止をおいている。
3: ファイティングを認める。
4: PEEPがかかっている。
5: 吸気呼気相比は2:1である。
血液側透析回路に空気が混入した。誤っている処置はどれか。
1: 静脈回路の遮断
2: 気道確保
3: 左側臥位
4: ヘパリン投与
5: 血液ポンプの停止
人工呼吸器が正常に作動しないとき、原因として考えられるのはどれか。
a: 酸素濃度計の故障
b: ヒューズ切れ
c: 耐圧管の脱落
d: 呼気弁の故障
e: 換気量計の故障
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
2: 送血カニューレにおけるjetの形成
3: 熱交換器における加熱のし過ぎ
臨床工学技士の業務に含まれないのはどれか。
1: 人工呼吸器の1回換気量の設定
2: 気管切開チューブの挿入
3: 導出電極の皮膚への接続
4: 血液浄化装置の先端部の内シャントヘの穿刺
5: 体外式ペースメーカ業務における心内電位の計測
人工呼吸器を使用するときの注意点で正しいのはどれか。
a: 低圧警報は最高気道内圧よりやや低く設定する。
b: 吸気力の弱い患者に補助呼吸を行う場合はトリガー圧を低く設定する。
c: 加温加湿器に用いる水は滅菌水がよい。
d: 換気量は吸気量で測定する。
e: 高圧警報を低く設定し過ぎると肺損傷の原因となる。
臨床工学技士が行うことができないのはどれか。
1: 人工心肺業務における留置カテーテルからの採血
2: 人工心肺装置の運転条件の変更
3: 除細動器の操作条件の設定
4: 人工呼吸業務における気管挿管
5: 条件付きMRI対応ペースメーカの検査前確認
正しいのはどれか。
a: 肺胞気のO2分圧(PAO2)は、約100mmHgである。
b: 大気のO2分圧(PO2)は、約120mmHgである。
c: 混合静脈血のO2分圧(P O2)は、約60mmHgである。
d: 肺胞気のCO2分圧(PACO2)は、約10mmHgである。
e: 動脈血のO2分圧(PaO2)は、約100mmHgである。
高気圧酸素治療について誤っているのはどれか。
1: 血液の溶解酸素を増加する治療である。
2: 第1種装置は酸素で加圧することができる。
3: 減圧は毎分1.0kg / cm2以上の速度で行う。
4: 耳抜きは外耳道と中耳との圧力差をなくするために行う。
5: 第2種装置とは大型(多人数用)のものをいう。
PCPSについて誤っているのはどれか。
1: カテーテルの挿入は経皮的に行われる。
2: 肺機能の補助を行うことができる。
3: 心機能の補助を行うことができる。
4: 人工呼吸器との併用は禁忌である。
5: 肺塞栓症は適応となる。
補助人工心臓について誤っているのはどれか。
1: 左室脱血は左房脱血よりも高流量を得やすい。
2: 体外設置型の拍動流型補助人工心臓は空気駆動方式のものが多い。
3: 体内埋込み型では主に連続流型が用いられる。
4: 欧米では末期重症心不全患者の最終治療として用いられている。
5: 患者の右心機能が低下すると左心補助人工心臓の補助流量は増加する。
IABPが禁忌とされるのはどれか。(体外循環装置)
a: 人工心肺離脱困難
b: 急性心筋梗塞による心原性ショック
c: 大動脈瘤
d: 高度の大動脈弁閉鎖不全症
e: 開心術後低心拍出量症候群
人工心肺による体外循環中の変化として正しいのはどれか。
a: 血中カルシウム濃度の低下
b: 血中ナトリウム濃度の上昇
c: インスリン分泌の増加
d: 炎症性サイトカインの放出
e: 血中バソプレシン濃度の上昇
Showing 321 to 340 of 588 results