第21回国試午前25問の類似問題

国試第22回午後:第13問

心臓外科における抗凝固療法で正しいのはどれか。

a: 機械弁による大動脈弁置換術後1年目にワルファリンを中止した。

b: 僧帽弁形成術後1年目に洞調律になったのでワルファリンを中止した。

c: 冠動脈バイパス術後にアスピリンを投与した。

d: ワルファリンを中和するためにプロタミンを投与した。

e: 開心術中のヘパリンの効果判定にプロトロンビン時間を測定した。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第31回午前:第37問

冠動脈インターベンション治療(PCI)について正しいのはどれか。

1: 上腕静脈からカテーテルを挿入する。

2: 患部まで超音波診断装置でカテーテルを誘導する。

3: 狭窄部ではバルーンを0.2MPa程度で加圧する。

4: ロ一夕ブレーク使用時に冠動脈血流は減少する。

5: ステント留置直後から抗血小板療法は不要である。

国試第21回午前:第43問

循環作動薬について正しいのはどれか。

a: ジギタリスは低カリウム血症時に中毒を起こしやすい。

b: ニトログリセリンは静脈容量血管を拡張させる。

c: プロスタグランジン製剤は抗血小板凝集作用を有する。

d: カルシウム拮抗薬は徐脈性不整脈に用いる。

e: ノルアドレナリンは血管拡張作用を有する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第5回午前:第11問

心臓について誤っているのはどれか。

1: 心臓は神経を切断し体外に取り出しても条件さえ適切ならば拍動を続ける。

2: 右心房の洞結節に通常、自発的な活動電位が発生する。

3: 活動電位は房室結節→ヒス束→左・右脚→プルキンエ線維の順に伝播する。

4: 刺激伝導系は特殊な神経線維でできている。

5: 正常の心電図にはP、QRSおよびTという三つの棘波がみられる。

国試第20回午前:第26問

直ちに治療を行わないと致死的となる不整脈はどれか。(循環器学)

a: 心房性期外収縮

b: 心室頻拍

c: 心室細動

d: 第1度房室ブロック

e: 右脚ブロック

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第38回午後:第29問

除細動器の取り扱いで誤っているのはどれか。

1: 内臓バッテリーを充電状態で保管する。

2: 通電を行う際、周囲のスタッフに注意する。

3: 体表からの心室細動除去の通電エネルギーは150Jに設定する。

4: 心房細動に対する除細動は麻酔下で行う。

5: 心房細動の除細動はR波同期スイッチをOFFにする。

国試第13回午前:第23問

直ちに電気的除細動を必要とする不整脈はどれか。

1: 心室粗・細動

2: 心房粗・細動

3: 心室性期外収縮

4: 完全房室ブロック

5: 洞不全症候群

国試第34回午後:第35問

冠動脈インターベンション治療について正しいのはどれか。

1: 治療中の冠動脈造影は不要である。

2: 治療中の血管内超音波診断装置の使用は禁忌である。

3: バルーン拡張圧は 10 気圧程度である。

4: ステント留置後の再狭窄はない。

5: 補助循環装置の待機は不要である。

国試第23回午後:第72問

補助人工心臓について正しいのはどれか。

a: 心臓移植へのブリッジとして用いられる。

b: 左房脱血は左室脱血より高流量を得やすい。

c: 右心補助を主目的とする。

d: 拍動流型には一方向性の弁が用いられる。

e: 連続流型は拍動流型より小型のものが多い。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第10回午前:第22問

電気的除細動の適応となるのはどれか。

a: 心室細動

b: 完全房室ブロック

c: 不完全房室ブロック

d: 心室性頻拍

e: 上室性頻拍

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午後:第33問

除細動器で正しいのはどれか。

1: 心室細動にはR波同期で除細動を行う。

2: AEDはバイフェージック波形を用いる。

3: 直接心臓に通電する場合は出力を体外通電時の半分程度に下げる。

4: 出力端子の片側は接地されている。

5: 植込み式では100~300Jのエネルギーで通電する。

ME2第38回午後:第26問

大動脈弁閉鎖不全症の逆流を確認したい。造影剤カテーテルの先端留置位置で正しいのはどれか。

1: 右心房

2: 右心室

3: 左心室

4: 大動脈弓

5: 大動脈基部

国試第17回午前:第68問

植込み式心臓ペースメーカの適応となる疾患はどれか。

a: 洞不全症候群(SSS)

b: 発作性上室性頻拍

c: 頻拍性心房細動

d: 心室細動

e: 第3度房室ブロック

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第25回午前:第72問

心筋保護について正しいのはどれか。

a: 阻血時間の延長を目的としている。

b: 血液を併用した心筋保護液がある。

c: 化学的心停止は高カルシウムが基本である。

d: 心筋保護液は大動脈遮断前に注入される。

e: 逆行性注入は冠静脈洞から行われる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午後:第60問

心マッサージ器について正しいのはどれか。

a: 心臓の有効な拍動が停止したときに使用する。

b: 全身の血液循環を完全に維持できる。

c: 心マッサージ器を使用しているときは人工呼吸の必要はない。

d: 手動式と自動式の二種類がある。

e: 自動式の駆動源は高圧酸素または圧縮空気である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第27回午前:第37問

心・血管系インターベンション治療について誤っているのはどれか。

a: PCIはガイドワイヤを用いずに施行する。

b: PCIではステントを用いることで再閉塞が減少する。

c: 大動脈ステントグラフトは大動脈瘤の治療に用いる。

d: 回転性アテレクトミーはロータブレータを用いる。

e: 薬剤溶出性ステントは血栓性閉塞を予防する目的で用いる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第58問

除細動器の同期出力装置について正しいのはどれか。

a: 心房細動の除去に必要である。

b: 心電図のR波にタイミングを合わせて除細動するために必要である。

c: 心室細動の除去に必要である。

d: AC(交流)方式の除細動器には必要ではない。

e: DC(直流)方式の除細動器には必要ではない。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第16回午前:第42問

一次救命処置として正しいのはどれか。

a: 頭部後屈法は気道確保法の一つである。

b: ハイムリック法は上気道内の異物除去法の一つである。

c: ローロ人工呼吸法での一回換気量は2000mlを目標とする。

d: 体外式心マッサージ法は一分間に40回のペースで行う。

e: 成人の心臓マッサージでは胸骨を1cm以上圧迫しない。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午前:第30問

電気的除細動法が有効なのはどれか。

1: sick sinus症候群

2: アダムス・ストークス発作

3: 狭心症

4: 心室細動

5: 房室ブロック

国試第35回午後:第38問

内視鏡外科手術について正しいのはどれか。 

1: 気腹には窒素を使用する。 

2: 気腹により静脈還流量は減少する。 

3: 気腹中の電気メス使用は困難である。 

4: 腹腔内圧は手動で維持する。 

5: 下肢深部静脈血栓症対策は不要である。