第2回国試午後79問の類似問題

国試第5回午後:第85問

医療におけるシステム安全について正しいのはどれか。

a: 多数の機器からなる医療システムでは、一つの機器の故障はシステム全体の故障につながらない。

b: システム安全の対策として操作者の教育も含まれる。

c: 事故情報の分析には故障モード効果分析が用いられる。

d: 異常状態の発生を予知する安全対策をフェールセイフという。

e: コンピュータシステムを含まない機器ではシステム安全を考慮しなくてもよい。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第88問

CCUにおけるシステム安全の達成のための処置として適切でないのはどれか。

1: 過去の事故情報を収集し、FTA(故障の樹分析)を行った。

2: 操作に関する不十分な取扱説明書を改訂した。

3: 人間工学的安全対策を取り入れた。

4: 医療現場で起こった事故はすべてフィードバックして分析しうるような体制をとった。

5: すべての機器について、異常状態を検出し機器の作動を即時停止するようにした。

国試第1回午後:第76問

医用機器使用上の安全問題について誤っているのはどれか。

a: 電気的安全についてだけを考慮すればよい。

b: 電気による事故として電撃以外に過大エネルギーによる熱傷なども生じる。

c: 生命維持管理装置の使用に当たっては非常電源設備とその稼動体制が必要である。

d: 機器の信頼性低下などによる間接的な事故要因にも注意する。

e: 機器を多数使用する場合でも個々の機器の安全性や信頼性に注意すれば全体としての安全を保つことができる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第8回午前:第86問

システム安全について正しいのはどれか。

a: 故障と故障の間の無故障時間の平均値をMTBFという。

b: システム安全とはシステムを構成する個々の要素別の安全対策を講じることである。

c: 医用ガスのピン方式はフェイルセーフに属する安全対策である。

d: FTAは事故の原因分析に用いられる。

e: 稼動性(アベイラビリティ)は機器やシステムの信頼性の指標の一つである。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第15回午前:第86問

ME機器の安全管理について正しいのはどれか。

a: 患者に直接装着する機器のみを点検の対象とする。

b: 納入後、ベンチテストによる工学的評価を行う。

c: 保守点検作業の結果はチェックリストに記録し保管する。

d: 故障頻度はMTBFによる時系列的管理が重要である。

e: 機器の廃棄は安全管理業務に含まれない。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第2回午後:第78問

ME機器の安全管理について正しいのはどれか。

a: 機器購入の際には、診療の立場から性能、安全性を考慮して機種を決定すべきで、経済性は無視してよい。

b: 機器の購入段階における仕様の決定は臨床工学技士のみで行う。

c: 機器は始業点検、終業点検だけでなく、定期的な点検も必要である。

d: 機器の始業点検で最も重要なのは、接地と校正の確認である。

e: 機器が故障した際には、直ちに点検と修理を製造業者に依頼する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午後:第88問

基本的な安全対策の一つとしてフールプルーフ機構として正しいものはどれか。

1: 誤操作を行っても事故に結びつけないよう途中で防止する。

2: 事故が起こる前に警報を出す。

3: 誤操作ができないようにする。

4: 事故が起こったときに正常状態に復帰する。

5: 誤操作で生じた異常状態を悪化させる条件を除去する。

国試第6回午後:第75問

医療の現場で注意すべき安全問題について誤っているのはどれか。

1: 電気的安全問題の中には情報のひずみや他の機器への干渉が含まれる。

2: 複数機器の同時使用時には機器単体使用時に比べて安全性は低下する。

3: 過大エネルギー投与に折る熱傷の防止には適切な出力選択が必要である。

4: 火花を伴う機器には取扱上の制限が必要である。

5: 機械的安全問題の中には]機器の腐食や爆発が含まれる。

国試第25回午前:第1問

医療事故防止で正しいのはどれか。

a: 指差呼称による確認を実践する。

b: 医療事故防止対策は外部組織に委託する。

c: ヒヤリ・ハット事例をおこした者を罰する。

d: 医療機器の保守点検や安全管理を確実に実践する。

e: フェイルセーフ、フールプルーフの概念による機器設計を行う。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午後:第2問

医療事故防止で正しいのはどれか。

a: 指差呼称による確認を実践する。

b: 医療事故防止対策は外部組織に委託する。

c: ヒヤリ・ハット事例をおこした者を厳しく罰する。

d: 医療機器の保守点検や安全管理を確実に実践する。

e: フェイルセーフ、フールプルーフの概念による機器設計を行う。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第9回午前:第88問

医用機器のシステム安全に関して誤っているのはどれか。

a: 同じ故障率の機器の直列接続におけるシステム全体の信頼度は個々の機器の信頼度よりも低い。

b: 医療ガス配管のピンインデックス方式はフェイルセーフの事例である。

c: MTBFとは修理に要した時間の平均値のことである。

d: 停電用バッテリーはデュアルシステムの一種である。

e: つまみの右回転を出力増加方向とするのは人間工学的配慮による。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第17回午前:第88問

医用機器・設備のシステム安全に関して誤っているのはどれか。

a: 同じ故障率の機器を並列接続したシステムの信頼度は個々の機器の信頼度より高い。

b: 医療ガス配管端末器のピン方式はフェイルセーフの事例である。

c: MTBFとは修理に要した時間の平均値のことである。

d: 停電用バッテリーは多重系の一種である

e: つまみの右回転を出力増加方向とするのは人間工学的配慮による。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第33回午後:第23問

医療安全について正しいのはどれか。

1: インシデントの背景には数多くのアクシデントが存在する。

2: 入院患者が転倒したが、怪我はなかったので報告しなかった。

3: 電子カルテを導入すれば患者誤認のリスクはなくなる。

4: 与薬前に薬品名と患者名を同僚とダブルチェックした。

5: 医療事故を減らすには原因追及よりも責任追及が重要である。

国試第18回午前:第87問

医用機器のトラブル発生直後の対応で誤っているのはどれか。(医用機器安全管理学)

1: 患者の安全確保

2: トラブルの責任所在者の確認

3: 当該医用機器の使用禁止

4: 代替医用機器の準備

5: トラブル発生時の状況の記録

国試第23回午前:第39問

正しいのはどれか。

1: 医療法施行規則における医療機器の保守点検にはオーバホールは含まれない。

2: ハインリッヒの法則は機器のライフサイクルに関するものである。

3: 医用安全管理の4Mのひとつはmedicineである。

4: 医療事故の原因調査の第一目的は責任者の処罰である。

5: リスクマネージメントは戦争における人的資源の配置から始まった。

国試第6回午後:第89問

システム安全について正しいのはどれか。

1: つまみの左回転は出力の増加方向を示す。

2: FMEAでは事象を故障の樹で示し故障解析を行う。

3: 商用電源のOFF記号は○である。

4: 医療ガス設備のアウトレットにおけるガス別特定の接続部はフェイルセーフの一例である。

5: 対極板コード断線時の電気メス出力遮断はフールプルーフの一例である。

国試第4回午後:第6問

医療情報システムについて誤っているのはどれか。

1: 健康管理情報において集団の正常値の方が個人の正常値よりも幅が狭い。

2: へき地医療情報システムに心電図電送解析システムが用いられることがある。

3: 医療情報ネットワークにおける情報伝送の速度としてボーレイトが用いられる。

4: 病院情報には病院管理情報のほか検査や病状観察に関する情報もある。

5: 医師が診察室の端末装置から直接、検査指示などの患者の診療情報を入力するものをオーダリングシステムという。

国試第3回午後:第90問

ME機器の安全管理について適切なのはどれか。

a: 機器の安全管理には、その専門家である臨床工学技士のみが従事すべきである。

b: 機器の安全管理には、始業点検、終業点検および定期点検の3つで十分である。

c: 始業点検では安全に関する点検が重要なので、主として洩れ電流の測定をすればよい。

d: 機器の購入の際、市販品に適当なものがなければ、設計し、特別注文してもよい。

e: 保守点検後、調整や修理によっても一定水準に復帰できない機器は廃棄すべきである。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第20回午前:第76問

正しいのはどれか。(医用機器安全管理学)

1: ベンチテストは定期的に行う必要がある。

2: 初期故障は主に使用者に原因がある。

3: 生命維持管理装置の定期点検の頻度は法令で定められている。

4: 故障率の時間的な変化が比較的少ないのは偶発故障期間である。

5: 終業点検とは機器を廃棄する際の安全性の点検のことである。

国試第14回午前:第86問

医用機器の安全管理について正しいのはどれか。

a: 受入れ試験では臨床的評価は必要としない。

b: 機器管理の一つとして点検記録の整理がある。

c: 機器の定期点検にはチェックリストを用意する。

d: 機器の使用に際して緊急事態処理の訓練・教育も必要である。

e: 機器の廃棄の決定にMTBFによる評価は適切でない。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e