ME機器の安全管理について適切なのはどれか。
a: 機器の安全には、その専門家である臨床工学技士のみが従事できる。
b: 機器の安全管理には、始業点検、終業点検および定期点検の3つの点検で十分である。
c: 始業点検では安全に関する点検が重要なので、主として漏れ電流の測定をすればよい。
d: 機器が納入される再は、マニュアルにしたがって受け入れ試験を実施する。
e: 保守点検後、調整や修理によっても一定の水準に復帰できない機器は廃棄すべきである。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
ME機器の安全管理について正しいのはどれか。
a: 機器購入の際には、診療の立場から性能、安全性を考慮して機種を決定すべきで、経済性は無視してよい。
b: 機器の購入段階における仕様の決定は臨床工学技士のみで行う。
c: 機器は始業点検、終業点検だけでなく、定期的な点検も必要である。
d: 機器の始業点検で最も重要なのは、接地と校正の確認である。
e: 機器が故障した際には、直ちに点検と修理を製造業者に依頼する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
ME機器の安全管理について正しいのはどれか。
a: 保守点検作業にはチェックリストが有用である。
b: 機器の購入評価には臨床工学技士も加わるべきである。
c: 機器の故障が発見されれば修理は製造業者に依頼してもよい。
d: 機器の受け入れに必要な工学的評価に関するテストをバビンスキーテストという。
e: 機器の管理は、機器の購入、受け入れテスト、教育・訓練、保守点検、修理までの段階を考えればよい。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
ME機器の保守点検について正しいのはどれか。
a: 定期点検の主な点検項目として、電気的な安全性試験、電気的特性試験、機械的特性試験などがある。
b: 始業点検と故障点検のことを日常点検という。
c: 始業点検の目的として最も重要なものは、機器故障の原因究明である。
d: 保守点検におけるチェックリストは定期点検時のみ必要である。
e: 機器を廃棄処分にするかどうかの判定は、ベンチテストや臨床的評価による性能評価結果と安全性評価結果に基づいて行わなければならない。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
ME機器の保守点検で誤っているのはどれか。
1: 始業点検で最も重要なのは接地漏れ電流の測定および出力波形の観測である。
2: 終業点検では患者の状態に異常がないか確認した後、機器の基本的な作動点検を行い始業前の状態に戻す。
3: 故障点検ではまず取扱い上の誤りか、機器本体の故障かを判定する。
4: 使用中の故障点検は医師による患者の安全確保のもとに行う。
5: 点検はその内容によっては、他の機器の破壊や不良動作の原因になる。
臨床工学技士の業務について正しいのはどれか。(医用機器安全管理学)
a: 正当な理由なしに業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならない。
b: 医用電気機器について行える業務はJISに規定されている。
c: 機器の保守点検は臨床工学技士以外は行えない。
d: 医用電気機器の漏れ電流試験には医師の書面による指示が必要である。
e: 医療施設の受電設備の保守は業務の範囲外である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
生命維持管理装置の始業点検について正しいのはどれか。
a: 機器を操作する医療従事者が行う。
b: 安全に関する必要な処置の確認を行う。
c: 信頼性に関して重要な性能の確認を行う。
d: 装着部を患者に接続しておこなう。
e: 劣化の早期発見を主目的とする点検である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
臨床工学技士による医用機器管理業務で適切でないのはどれか。
1: 電気メスの購入に当たって性能に関する医師の要望をメーカに伝えた。
2: 新規購入機器の操作法を手術室で指導した。
3: 心電図モニタの患者リード線が断線したので修理した。
4: 脳波検査室で脳波計を使用中に接地漏れ電流を測定した。
5: 患者から摘出した植込み式ペースメーカの出力電圧を測定した。
ME機器の保守管理への対応方法として適切でないのはどれか。
1: 当該ME機器に関する資料を集め整理保管する。
2: ME機器の安全に関する講習会を開く。
3: 当該ME機器のチェックリストを作成する。
4: 当該部門の電気設備について安全点検を行う。
5: 使用しているME機器の故障のチェックはすべて製造業者にまかせる。