生体内の物質移動について誤っているのはどれか。(生体物性材料工学)
1: 二酸化炭素の大部分はヘモグロビンと結合して運搬される。
2: 血液から組織への酸素の移動は拡散による。
3: pHが低下するとヘモグロビンは酸素を解離しやすくなる。
4: 静止状態で細胞外液から細胞内液へのカリウムイオンの移動は能動輸送による。
5: 興奮時に細胞膜のナトリウムイオンの透過性は増大する。
経皮的ガス分圧測定について正しいのはどれか。
1: 酸素センサはセバリングハウス電極を使用する。
2: 二酸化炭素センサはクラーク電極を使用する。
3: センサ装着部位は容積脈波の確認ができる部位とする。
4: 測定時のセンサ周辺温度を41~43℃に保つ。
5: コンタクト液は生理食塩液を使用する。
パルスオキシメーターについて正しいのはどれか。
a: 動脈血酸素飽和度を連続的に測定できる。
b: 拍動がないときは測定できない。
c: カルボキシヘモグロビンの存在下でも正確な測定ができる。
d: 測定値は動脈血酸素分圧に比例して変化する。
e: メチレンブルーの静注は測定値に影響を与える。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
経皮的ガス分析装置について誤っているのはどれか。
1: 酸素分圧測定は主に新生児領域で使用される。
2: 酸素分圧測定には加温が必要である。
3: 酸素電極はクラーク電極を応用したものである。
4: 二酸化炭素電極はセバリングハウス電極を応用したものである。
5: 二酸化炭素分圧測定には冷却が必要である。
経皮的血液ガス分析について誤っているのはどれか。
1: 皮膚を42~44°Cに加温する。
2: 皮膚の加湿は血管を拡張するためである。
3: 角層(角質層)を透過してくる酸素と二酸化炭素を計測対象とする。
4: 新生児の計測には不適である。
5: 長時間の装着では熱傷を生じる可能性がある。