人工心肺からの離脱について正しいのはどれか。
1: 先ず送血量を減少させる。
2: 先ず人工肺の酸素送気量を減少させる。
3: 離脱操作中はSvo2(混合静脈血酸素飽和度)50%以上が望ましい。
4: ヘパリンの中和にプロタミンを使用する。
5: 血圧が回復しないときは先ずVAD(補助人工心臓)を用いる。
冠動脈インターベンション治療について正しいのはどれか。
1: 治療中の冠動脈造影は不要である。
2: 治療中の血管内超音波診断装置の使用は禁忌である。
3: バルーン拡張圧は 10 気圧程度である。
4: ステント留置後の再狭窄はない。
5: 補助循環装置の待機は不要である。
肺機能と血液性状とが正常な患者に3絶対気圧の高気圧酸素治療を行ったとき、その患者の動脈血の全酸素含有量(vol%)として最も近いのはどれか。
1: 21
2: 24
3: 27
4: 30
5: 33
人工呼吸管理において動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)が上昇するのはどれか。
a: 呼吸回路の機械的死腔量の増加
b: PEEPを4cmH2Oから7cmH2Oに上昇
c: 吸気中酸素濃度の増加
d: 吸気相:呼気相比(I:E比)を1:2から1:1に変更
e: 分時換気量の減少
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
血液透析について正しいのはどれか。
1: 主に中空糸型のダイアライザを用いる。
2: 透析液と血液は並流で流す。
3: 過剰の水分は浸透圧差により除去する。
4: 抗凝固薬は使用しない。
5: 尿毒素は主として限外濾過で除去する。
人工呼吸器について誤っているのはどれか。
1: 気道内陽圧換気法が主流である。
2: 呼気弁は吸気時に閉じる。
3: 呼気は胸郭の弾性収縮力で行われる。
4: 加温加湿器は吸気ガスを加温加湿する。
5: 胸腔内圧のモニタが装備されている。
ベンチュリーマスクについて正しいのはどれか。
a: ガス流による眼球刺激はない。
b: 不安の強い患者には適さない。
c: 空気流入量は孔の大きさで決まる。
d: II型呼吸不全の酸素療法に適する。
e: 酸素濃度は酸素流量に依存しない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
術後の呼吸管理で正しいのはどれか。
a: 体位交換を行う。
b: 重症例では従量式人工呼吸器が望ましい。
c: 吸気中の湿度を高める方がよい。
d: 麻薬は禁忌である。
e: PaO2を300mHg以上に維持する。
透析中の血圧低下に対する処置として正しいのはどれか。
a: 下肢挙上
b: 透析時間短縮
c: 低 Na 透析の実施
d: 昇圧薬投与
e: ECUM
気管挿管下での陽圧換気による影響で正しいのはどれか。(生体機能代行装置学)
1: 体温上昇
2: 頭蓋内圧亢進
3: 気道クリアランス増加
4: 心拍出量増加
5: 尿量増加
人工呼吸患者の動脈血二酸化炭素分圧が60mmHgに上昇した場合、考えられる原因はどれか。
a: 換気回数が多い。
b: 換気量が少ない。
c: 呼吸回路の機械的死腔が大きい。
d: 吸気酸素濃度が高い。
e: PEEPレベルが低い。
在宅酸素療法に用いないのはどれか。
1: 酸素濃縮器
2: 可搬型高圧ガス容器
3: 設置型液化酸素装置
4: 呼吸同調器
5: 配管端末器
観血式血圧測定について誤っているのはどれか。
1: カテーテル内部をヘパリン加生理食塩液で満たした。
2: カテーテル内の凝血をシリンジで吸引して除去した。
3: トランスデューサを仰臥位の患者の背中の高さに設置した。
4: 血圧波形が鈍ったので延長チューブ内に気泡がないか確認した。
5: トランスデューサを大気開放にして0mmHgが表示されるのを確認した。
正常成人が3絶対気圧の高気圧酸素療法を受けたとき、動脈血酸素分圧(PaO2)は次のどの数値(単位mmHg)に最も近くなるか。
1: 100
2: 300
3: 650
4: 1000
5: 2000
室内気下における肺胞気・動脈血酸素分圧較差を算出するのに必要ないのはどれか。
1: 大気中酸素分圧
2: 呼吸商
3: 動脈血二酸化炭素分圧
4: 動脈血酸素分圧
5: 混合静脈血酸素分圧
低温常圧型の冷凍手術器に使われるのはどれか。
1: 液体酸素
2: 高圧亜酸化窒素(笑気)
3: 高圧二酸化炭素
4: 液体ヘリウム
5: 液体窒素
透析中の空気誤入に際して適切な処置として誤っているのはどれか。
1: 静脈回路の遮断
2: 左下側臥位
3: ヘパリン投与
4: 気道確保
5: 高気圧酸素療法
医療用酸素濃縮器について正しいのはどれか。
a: 吸着型では空気中の窒素を吸着する。
b: 膜型では20 L/分以上の酸素を供給できる。
c: 膜型では酸素濃度90%以上を供給できる。
d: 膜型ではゼオライト膜が使用されている。
e: 装置の安全性はJISで規定されている。
人工呼吸器について正しいのはどれか。
a: 従量式では回路に少々洩れがあっても換気量はよく保たれる。
b: 従量式は最近あまり用いられない。
c: 従量式ではコンプライアンスの変化による換気量への影響が少ない。
d: 従圧式は補助呼吸性能がよい。
e: 従圧式の長所はPEEPができることである。
体外循環時のトラブルと処置との組み合わせで正しいのはどれか。
a: 空気塞栓 ――――――――-― 上半身挙上
b: 送血ポンプの停止 ――――-― 手動送血
c: 代謝性アシドーシス ―------― 炭酸水素ナトリウム(重曹)投与
d: 人工肺の故障 ――――――― 心臓マッサージ
e: 低体温からの復温 ――――-― 急速加温
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