第13回国試午前67問の類似問題

ME2第35回午後:第51問

電撃に対する人体の反応について正しいのはどれか。

1: 心臓に直接電流が流れることによる電撃をマクロショックという。

2: 体表面に0.1mAの商用交流電流が流れると心室細動が起こる。

3: 1kHz以上では周波数が高くなるにつれ感知電流の閾値は低くなる。

4: 離脱限界電流が流れると筋肉が不随意的に収縮する。

5: 直流電流では表皮効果による電撃が生じる危険がある。

国試第4回午後:第58問

除細動器について誤っているのはどれか。

1: 出力がフローティング型のものでは本体の接地はとらなくてよい。

2: 電極にはペーストを十分に塗る。

3: 体外通電では電極を約5kgの力で押し付ける。

4: 心房細動の除細動にはR波同期出力装置を用いる。

5: 心室細動の除細動には体外通電と体内通電との二つがある。

国試第32回午前:第7問

正しいのはどれか。

a: 心電図のP波に続いて心房が収縮する。

b: 心音の第II音は動脈弁の閉鎖音である。

c: 心臓の正常興奮伝導では、ヒス束がペースメーカとなる。

d: 正常心では拡張期の心室容積が小さいほど心拍出量は増加する。

e: 心電図ST部分の変化は心筋虚血の指標となる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第27回午前:第40問

患者測定電流はどれか。

1: パルスオキシメータの赤色LEDの点灯電流

2: インピーダンス式呼吸モニタの電極間に流れる電流

3: 低周波治療器の2つの刺激電極間に流れるパルス電流

4: 心電計の胸部誘導電極から患者を介して大地に流れる電流

5: 双極極式ペースメーカのカテーテル電極間に流れるパルス電流

ME2第32回午後:第5問

標準12誘導心電計の誘導について誤っているのはどれか。

1: 第Ⅱ誘導は右手電極と左足電極の間の電位差である。

2: 胸部誘導は単極誘導である。

3: 第Ⅲ誘導は第Ⅰ誘導と第Ⅱ誘導から算出できる。

4: aVRは単極肢誘導である。

5: 心電図解析機能付き心電計では解析に胸部誘導は利用しない。

国試第23回午後:第38問

人体の商用交流に対する電撃反応の概略値について誤っているのはどれか。

1: 最小感知電流値は1mAである。

2: 離脱限界電流値は10mAである。

3: 最大許容電流値は20mAである。

4: マクロショックの心室細動を誘発する最小電流値は100mAである。

5: ミクロショックの心室細動を誘発する最小電流値は100μAである。

ME2第40回午後:第51問

電撃閾値の周波数特性について正しいのはどれか。

1: 直流で閾値は最小である。

2: 商用交流付近で閾値は最大である。

3: 1kHz以上で閾値は周波数に比例して高くなる。

4: 体表から100Hz、10mAの電流で心室細動を誘発する。

5: 10kHzで感知できる電流の最小値は200mA程度である。

国試第24回午前:第34問

電気メスで正しいのはどれか。(医用治療機器学)

a: 数10~数100MHzの高周波電流が用いられる。

b: 標準的な負荷抵抗は5~50kΩである。

c: 切開にはバースト波が用いられる。

d: 対極板は高周波インピーダンスの低いものが望ましい。

e: 高周波漏れ電流は150 mA 以内である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第36回午後:第2問

DDDR型のペースメーカについて誤っているのはどれか。

1: 電極リードが2本必要である。

2: 心房ではペーシングとセンシングの両方を行う。

3: 心室ではペーシングとセンシングの両方を行う。

4: 設定レートより速い自己心拍が発生した場合は心房ペーシングを行う。

5: 心拍応答機能がある。

国試第16回午前:第81問

装着部の形別分類について正しいのはどれか。

a: 食道誘導心電図はCF形の心電計を使用して測定する。

b: 形別分類は装着部の測定電流の値によって分類される。

c: BF形はフローティングされているので直接心臓に適用できる。

d: 患者漏れ電流IIはB形の単一故障状態の漏れ電流である。

e: F形絶縁装着部に外部電圧がかかった状態は単一故障状態である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第19回午前:第26問

通電ボタンを押したときにAED(automated external defibrillator)が出力するのはどれか。(循環器学)

a: 心室細動

b: 心室頻拍

c: 心静止

d: 心房細動

e: 第1度房室ブロック

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第21回午前:第54問

心電計について誤っているのはどれか。

1: 四肢誘導では右手電極と左手電極を入れ替えるとaVFの極性が変わる。

2: aVFはVFの1.5倍の大きさである。

3: I誘導とaVLは左心室側壁の情報を提供している。

4: II誘導はI誘導とIII誘導との和である。

5: V1誘導電極は第4肋間胸骨右縁上に装着する。

ME2第40回午後:第60問

ペースメーカアナライザ(負荷抵抗:500Ω)を用いて、定電流型体外式ペースメーカを出力電流4mA、ペーシングレート60ppm、デマンド感度最高に設定して定期点検を行った。異常なのはどれか。

1: 出力電圧のピーク値が2.0Vであった。

2: 出力パルス幅が10msであった。

3: 出力パルス間隔が1000msであった。

4: デマンド感度が1mVであった。

5: 心室不応期が250msであった。

国試第29回午前:第8問

心電図について誤っているのはどれか。

1: P 波は心房興奮からの回復を表す。

2: QRS 波は心室筋の興奮を表す。

3: ST 部分は心筋虚血と関係する。

4: T 波は心室興奮からの回復を表す。

5: T 波の後にU 波が現れることがある。

国試第32回午後:第32問

体外式除細動器で正しいのはどれか。

a: 二柑|生波形は半導体スイッチにより極性を反転する。

b: 出力パルス幅は2~5μsである。

c: 出力端子の一方は接地されている。

d: 通電テストには50Ωの無誘導抵抗を用いる。

e: 心房細動除去にはR波同期を用いる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第4回午後:第81問

医用電気機器の漏れ電流測定回路は図に示すようにJISで指定されているが、その抵抗RとコンデンサCの役割はどれか。

4PM81-0

1: 漏れ電流波形の平滑化する。

2: 人体の血液インピーダンスを等価的に模擬する。

3: 衝撃的漏れ電流から高感度電圧計を保護する。

4: 人体の電撃に対する反応閾値の周波数特性を模擬する。

5: 医用電気機器からの不要高周波成分を除去する。

ME2第34回午後:第31問

ペースメーカのDDDモードについて誤っているのはどれか。

1: センシングは心房と心室で行う。

2: 心房と心室を順次ペーシングできる。

3: 自己心拍が出た場合はペーシングを抑制できる。

4: 使用するリードは1本である。

5: 完全房室ブロックの不整脈に適応される。

国試第11回午前:第54問

心電計の電極を右手と左手と逆に装着して記録した場合の誘導波形について誤っているのはどれか。

1: 第I誘導では極性が反転する。

2: 第II誘導と第III誘導が互いに入れ替わる。

3: 単極肢誘導のaVRとaVLが互いに入れ替わる。

4: 単極肢誘導のaVFでは極性が反転する。

5: 単極胸部誘導のV1~V6では通常の波形が得られる。

ME2第39回午後:第42問

心電計の点検について正しいのはどれか。

1: 記録器の紙送り速度を30mm/sで確認した。

2: 感度を5倍にして校正波形の振幅を確認した。

3: 低域遮断周波数が0.05Hz以下であることを確認した。

4: 高域遮断周波数が40Hzであることを確認した。

5: 標準感度が20mm/1mVであることを確認した。

ME2第32回午後:第44問

生体情報モニタの心電図に基線の動揺が見られた。原因として考えられるのはどれか。

1: 低域遮断周波数を高く設定していた。

2: CMRRの高い増幅器を使用していた。

3: 銀-塩化銀電極を使用していた。

4: 医療スタッフの往来で静電気の影響を受けた。

5: ハムフィルタを使用していた。