第13回国試午前67問の類似問題

国試第31回午後:第37問

電流に対する人体の反応について正しいのはどれか。

a: 直接心臓に電流が流れ込んで起こる電撃をマクロショックという。

b: 直流電流は交流電流に比べて生体組織に化学的変化を起こしにくい。

c: 直接心臓に10μAの商用交流電流が流れると心室細動が誘発される。

d: 体表面に0.1Aの商用交流電流が流れると心室細動か誘発される。

e: 最小感知電流閾値は1kHzを境に周波数に比例して上昇する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第13回午前:第77問

成人に影響を及ぼす電気エネルギーの値で誤っているのはどれか。

a: ミクロショックで心室細動を生じる商用交流 :10μA

b: マクロショックで心室細動を生じる商用交流 :200mA

c: 手で触れて感じる最小商用交流 :1mA

d: 電線を握った手を自分で離脱できる商用交流 :5mA

e: 電撃閾値が変化し始める周波数 :20kHz

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第35回午前:第49問

電気メスについて誤っているのはどれか。

1: フローティング型でも分流熱傷は発生しうる。

2: バイポーラ電極を用いるとモニタ障害が避けられる。

3: 一人の患者に複数台の電気メスを使用できる。

4: ジュール熱を利用している。

5: 心臓ペースメーカのデマンド機能誤作動を誘発する可能性がある。

国試第35回午前:第39問

電撃に対する人体の反応で誤っているのはどれか。 

1: 心臓に直接電流が流れることによって起こる電撃をミクロショックという。 

2: ミクロショックの心室細動電流は最小感知電流の1/100である。 

3: 100kHzの交流電流での最小感知電流は約100mAである。 

4: 小児の最小感知電流値は成人の1/2程度である。 

5: 直流電流は交流電流に比べて生体組織に化学的変化を起こしやすい。 

国試第19回午前:第66問

体外式除細動器について誤っているのはどれか。(医用治療機器学)

a: 心室細動除去には150~360Jのエネルギーを与える。

b: 成人用には面積約15cm2の電極を用いる。

c: 出力パルス幅は20~50msである。

d: 出方電圧は最大数kVである。

e: 通電テストには50Ωの負荷抵抗を用いる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午後:第62問

除細動器について誤っているのはどれか。

1: 出力がフローティング型のものは本体の接地はとらなくてよい。

2: 電極にはペーストを十分に塗る。

3: 体外通電では、電極は約5kgの力で押し付けられる。

4: 心房細動の除細動にはR波同期出力装置を用いる。

5: 心室細動の除細動には体外通電と体内直接通電の二つがある。

国試第35回午前:第34問

体外式除細動器で正しいのはどれか。 

a: 二相性波形は半導体スイッチにより極性を反転する。 

b: 出力パルス幅は2~5μsである。 

c: 出力端子の一方は接地されている。 

d: 通電テストには50Ωの無誘導抵抗を用いる。 

e: 心房細動除去にはR波同期装置を用いる。 

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第30回午後:第46問

図Aに示す正常な心電図で記録された心電図が別の心電図で図Bのように記録された。考えられる原因は何か。

img11207-46-0

1: 時定数が小さくなった。

2: 記録感度が高すぎた。

3: 同相弁別比が低下していた。

4: 高域遮断周波数が低すぎた。

5: 右足電極コードに断線があった。

国試第20回午前:第55問

脳波計測について誤っているのはどれか。(生体計測装置学)

1: 脳波計の入カインピーダンスは10kΩ程度である。

2: 標準感度は50μV/5mmである。

3: 商用交流からの静電誘導は雑音の原因となる。

4: 移動平均法は筋電図の除去に利用される。

5: 導出電極は円板状皿電極が用いられる。

国試第19回午前:第54問

心電計の電極を右手と左手とを逆に装着して記録した場合の誘導波形について誤っているのはどれか。(生体計測装置学)

1: 第I誘導では極性が反転する。

2: 第II誘導と第III誘導が互いに入れ替わる。

3: 単極肢誘導のaVRとaVLが互いに入れ替わる。

4: 単極肢誘導のaVFでは極性が反転する。

5: 単極胸部誘導のV1~V6では通常の波形が得られる。

ME2第39回午後:第51問

電流による障害で起こるおそれがないのはどれか。

1: 体表面から150mAの商用交流が流れたときに心室細動が誘発される。

2: 体表面から20mAの商用交流が流れたときに不随意運動が誘発される。

3: 心臓に直接200μAの商用交流が流れたときに心室細動が誘発される。

4: 体表面から500kHzで5mAの電流が流れたときにビリビリと感じる。

5: 直流電流が流れたときに電気分解によって生体組織が損傷される。

ME2第39回午後:第22問

脳波記録について誤っているのはどれか。

1: 検査前に電極と人体との接触抵抗を測定する。

2: 単極導出では耳垂を基準電極とする。

3: 双極導出では頭皮上の2点間の電位差を導出する。

4: ニュートラル電極は後頭部に装着する。

5: 各種誘導の組み合わせをモンタージュという。

ME2第28回午後:第47問

心電計の校正電圧を記録したところ、図のような波形が得られた。異常と思われるのはどれか。

img11203-47-0

1: 同相除去比

2: 増幅感度

3: 時定数

4: 入力インピーダンス

5: 出力インピーダンス

国試第34回午前:第24問

心電図について誤っているのはどれか。

1: P 波は心房筋の興奮を表す。

2: PQ 時間の延長は洞結節の障害を表す。

3: QRS 波は心室筋の興奮を表す。

4: ST 部分の下降は心筋虚血の指標である。

5: T 波は心室筋が興奮から回復する時期に現れる。

国試第17回午前:第77問

誤っているのはどれか。

a: ビリビリと感じ始める電流値を最小感知電流という。

b: 人体への電撃の作用機序は電流によって発生する熱による組織破壊である。

c: 商用交流電流が危険なのは人体組織がこの周波数付近の電流を最も流しやすいからである。

d: 電気メスで心室細動が起こらないのは高周波電流を使用しているからである。

e: 右房圧のモニタリングではミクロショックの危険がある。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第20回午前:第89問

正しいのはどれか。(医用機器安全管理学)

a: 静電シールド内に電磁障害源が置かれる場合には、遮へい導体は接地する。

b: 心電計の誘導コードに用いるシールド線は高周波に限りシールド効果がある。

c: 心電図モニタリング中の患者に電気毛布を使用するときは、身体の下に導電性のシーツを敷く。

d: ペースメーカ装着患者は頭部MRI検査を受けられる。

e: 電気メスとIABPを同時に使用するときには、トリガ信号として動脈圧波形を用いる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第24回午前:第28問

ディジタル脳波計として適切でないのはどれか。(生体計測装置学)

1: モンタージュ処理は電極接続器で行う。

2: 各チャネルの入力インピーダンスは5MΩ以上である。

3: 必要な周波数帯域は0.5~100Hzである。

4: 標準感度は50μV/5mmである。

5: 時定数は0.3秒である。

国試第19回午前:第67問

DDDペースメーカについて誤っているのはどれか。(医用治療機器学)

a: 心房ペーシングの閾値は心室ペーシングの閾値より高い。

b: 閾値は時間経過に伴い挿入時より少し低くなる。

c: 出力は閾値を少し下回る程度に設定する。

d: パルス幅は6~10msが適当である。

e: 不応期は170~500msの間で調節する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第20回午前:第66問

電気メスについて正しいのはどれか。(医用治療機器学)

1: 切開作用には断続波を用いる。

2: 対極板はアクティブ電極である。

3: フローティング形でも分流熱傷は発生する。

4: 神経・筋刺激低減のために出力回路にコイルを挿入している。

5: キャリブレーションには5Ωの負荷抵抗を用いる。

国試第4回午後:第58問

除細動器について誤っているのはどれか。

1: 出力がフローティング型のものでは本体の接地はとらなくてよい。

2: 電極にはペーストを十分に塗る。

3: 体外通電では電極を約5kgの力で押し付ける。

4: 心房細動の除細動にはR波同期出力装置を用いる。

5: 心室細動の除細動には体外通電と体内通電との二つがある。