第10回国試午後66問の類似問題

国試第6回午後:第47問

慢性透析患者の血圧上昇の原因として正しいのはどれか。

a: 血管内水分量の過剰

b: レニン分泌の過剰

c: BUNの上昇

d: 血中リン値の上昇

e: ヘマトクリット値の低下

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第35回午前:第76問

血液透析の標準的回路構成として誤っているのはどれか。 

1: 生理食塩液の注入ラインを血液ポンプ下流側に設置した。 

2: 抗凝固薬注入ラインを血液ポンプ下流側に設置した。 

3: ダイアライザ内血液と透析液が向流(平行かつ反対向き)になるよう接続した。 

4: 静脈側ドリップチャンバから圧ラインを確保した。 

5: 気泡検知器を静脈側ドリップチャンバ下流側に設置した。 

国試第8回午前:第9問

浮腫の原因とならないのはどれか。

1: 毛細血管内圧の上昇

2: 血液膠質浸透圧の低下

3: リンパ管の閉塞

4: 毛細血管透過性の亢進

5: 粗織間液圧の上昇

国試第4回午後:第51問

血液透析の標準的な回路について誤っているのはどれか。

a: 抗凝固剤は血液ポンプを通過する前に注入される。

b: 動脈側ドリップチャンバを通過後の血液は透析器へ運ばれる。

c: 静脈側ドリップチャンバ内の圧は常にモニタされている。

d: 多人数用透析液供給装置でつくられた透析液はベッドサイドモニタに導かれる。

e: 透析器の中で血液と透析液は並流で流される。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第29回午後:第79問

血液透析の導入期にみられる不均衡症候群を予防する対策として誤っているのはどれか。

a: 小さな膜面積のダイアライザを使用する。

b: 高張液を返血側回路から投与する。

c: 透析時間を短くする。

d: 抗凝固薬の投与量を増量する。

e: 血流量を増加させる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第4回午後:第46問

血液透析中に起こる空気誤入に関して正しいのはどれか。

a: 症状として激しい咳嗽が起こる。

b: 血液ポンプの回転数が少ないと起こる。

c: 緊急処置として動脈回路を鉗子で遮断する。

d: 血圧は上昇するので血管拡張薬を舌下投与する。

e: 処置として左を下にする側臥位で頭を心臓より下方とする。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第34回午前:第75問

血液透析の回路構成として適切でないのはどれか。

1: 中空糸型ダイアライザ内で血液と透析液を並流になるよう流した。

2: 抗凝固薬注入ラインを血液ポンプの下流側に設置した。

3: 生理食塩液の注入ラインを血液ポンプの上流側に設置した。

4: 返血側ドリップチャンバ上部から圧ラインを引いた。

5: 返血側ドリップチャンバの下流側に気泡検知器を設置した。

国試第35回午前:第78問

透析中のトラブルとその考えられる原因との組合せで誤っているのはどれか。 

1: 口渇 低濃度透析液の使用 

2: 漏血 膜破損 

3: 回路内凝血 抗凝固不足 

4: 空気入 穿刺針と回路の接続不良

5: 自己抜針 認知症

国試第9回午前:第30問

透析患者の血圧異常について正しいのはどれか。

a: レニン依存性高血圧症は末梢血管抵抗の増大による。

b: 動脈硬化型高血圧症は拡張期高血圧を呈する。

c: 長期透析患者の低血圧の主な原因はアミロイド心筋症である。

d: 血漿浸透圧の上昇は高血圧症の原因となる。

e: エリスロポエチン投与は高血圧症の原因となる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第8回午後:第65問

標準的な血液透析中に常時監視すべき項目はどれか。

a: 漏血

b: 気泡

c: 静脈側回路内圧

d: 血液側圧力損失

e: 循環血漿量

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第26回午前:第79問

血液透析で正しいのはどれか。

1: いかなる場合も抑制帯を用いて抜針事故を防ぐ。

2: 透析液温度が異常上昇すると溶血を起こす。

3: 誤穿刺をしても術者を交代せず責任を全うする。

4: 空気誤入時には患者を右側臥位とする。

5: 多人数用透析液供給装置では透析液濃度を連続監視する装置を1個以上備える。

国試第9回午後:第60問

血液透析実施中、常時監視すべき項目はどれか。

a: 血液側回路内圧

b: 尿素クリアランス

c: 血清エンドトキシン濃度

d: 気泡混入

e: 漏血

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第21回午後:第67問

透析中に血流量低下が認められたときの対処法として正しいのはどれか。

a: 穿刺側の肢位を正す。

b: 穿刺針の固定を調整する。

c: 透析液流量を下げる。

d: 頭を高くして左側臥位をとる。

e: 血液回路をフラッシュする。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第30回午後:第28問

観血式血圧計測において測定ラインヘの血液の逆流が発生した。可能性のある原因はどれか。

a: カテーテルの先当たり

b: 血栓形成

c: 血圧測定ライン接続部分の緩み

d: 三方活栓の操作ミス

e: 加圧バッグの圧力不足

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第30回午前:第77問

透析監視項目の異常とその原因との組合せで誤っているのはどれか。

1: 漏血 ------------------------ 透析装置ヒータの故障

2: 空気誤入 -------------------- 補液ラインの閉鎖忘れ

3: 血液側回路内圧上昇 ---------- 血液凝固

4: 血液側回路内圧低下 ---------- 脱血不良

5: 透析液濃度異常 -------------- 電気伝導度計の故障

国試第21回午後:第57問

人工心肺使用中の溶血の直接的原因とならないのはどれか。

1: 吸引ポンプの回転数上昇

2: 脱血不良による陰圧の発生

3: 熱交換器による過度の加温

4: 小口径カニューレによるジェット流形成

5: ヘパリン投与不足

国試第14回午後:第59問

膜型人工肺での体外循環中に血液の酸素加能が低下した場合、考えられる原因はどれか。

a: 血漿漏出

b: 血液凝固時間短縮

c: 血圧上昇

d: 胸腔内出血

e: ポンプ流量増加

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第20回午後:第68問

血液透析回路への空気混入時の対応はどれか。(人工腎臓装置)

a: 酸素吸入

b: トレンデレンブルグ体位で左側臥位

c: 抗凝固薬の増量

d: 血液回路の冷却

e: 静脈回路の遮断

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第28回午前:第7問

血圧上昇の原因とならないのはどれか。

1: 心拍出量の増加

2: 血管抵抗の上昇

3: 静脈還流量の減少

4: 交感神経活動の冗進

5: 循環血液量の増加

国試第15回午前:第53問

観血式動脈圧計測について誤っているのはどれか。

1: 高さは心臓に合わせる。

2: 加圧バックは3気圧に設定する。

3: 導管内に凝血ができると波形がなまる。

4: 気泡は共振やなまりの原因となる。

5: 導管を延長するには硬い材質のものを用いる。