強力集束超音波(HIFU)が生体に与える作用について誤っているのはどれか。
1: 誘導電流による刺激作用
2: 超音波エネルギーによる熱的作用
3: キャビテーションによる化学的作用
4: キャビテーションによる力学的作用
5: 音響放射圧による組織を変位させる作用
皮膚を通して生体内に伝達される物理的エネルギーによって、生体に不可逆的な障害が生じるといわれているエネルギー密度の限界値はどれか。
1: 100μW/cm2
2: 100mW/cm2
3: 100W/cm2
4: 100kW/cm2
5: 100MW/cm2
生体物性について誤っているのはどれか。
1: 電気インピーダンスが生体内の部位によって異なる値を示すことは異方性である。
2: 刺激強度と反応とが比例関係にないことは非線形性である。
3: 導電率や誘電率が周波数によって変化することは周波数依存性である。
4: 人間の全身の骨格筋が60~150Wの熱を産生することは産熱である。
5: 神経細胞において、あるレベル以上の電気刺激で膜電位が跳躍的に変化してインパルスを発生することは細胞膜の興奮性である。
皮膚を通して生体内へ伝達される物理的エネルギーによって、生体になんらかの不可逆的な障害を生じるといわれているエネルギーの密度の限界値はどれか。
1: 1mW/cm2
2: 10mW/cm2
3: 100mW/cm2
4: 1000mW/cm2
5: 10000mW/cm2
人体への電撃について誤っているのはどれか。
a: 障害程度は電流の流出入部位によって異なる。
b: 低周波電流の生体作用は主に熱作用である。
c: His束心電計を使用する場合主にマクロショック対策が必要である。
d: 心内圧測定で、漏れ電流が0.1mA流れた場合は心室細動が誘発される危険がある。
e: 体表誘導心電計と体内機器を併用した場合ミクロショック対策が必要である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
電流刺激に対する人体の反応について正しいのはどれか。
1: 体表面に電流が流れることによる電撃をミクロショックという。
2: 心臓に直接0.1μAの商用交流電流が流れると心室細動が起こる。
3: 流れる電流の電流密度が小さくなると熱傷の危険が生じる。
4: 周波数500kHzにおける最小感知電流は約2μAである。
5: 直流電流では電解質の電気分解により組織が損傷する危険がある。