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臨床工学技士国家試験

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第19回 午前 第61問
19件の類似問題
診断用MRIについて正しいのはどれか。...
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61
臨床工学技士国家試験 - 第12回 午前
正答率:56% 類似度 60.7%
ポジトロンエミッションCT(PET)について誤っているのはどれか。
1
消滅ガンマ線のエネルギーはポジトロン放出核種にかかわらず一定である。
2
検出器にはコリメータが必要である。
3
使用される核種の半減期は短い。
4
シングルフォトンエミッションCT(SPECT)に比べて高分解能である。
5
代謝に関する情報が得られる。
37
臨床工学技士国家試験 - 第23回 午後
正答率:95% 類似度 60.7% 解説あり
がん温熱療法(ハイパーサーミア)について正しいのはどれか。
1
65℃以上の局所加温を目標とする。
2
放射線療法との併用は禁忌である。
3
体表面の冷却にボーラスを利用する。
4
RF容量結合型加温法では筋肉は脂肪より加温されやすい。
5
マイクロ波加温法は深部腫瘍の加温に有効である。

解説

がん温熱療法(ハイパーサーミア)は腫瘍部を主に42〜43℃程度に30〜60分維持して腫瘍細胞の熱感受性を高め、放射線・化学療法の効果増強(放射線増感、薬剤感受性上昇)を狙う治療である。皮膚熱傷などの合併症を避けるため、アプリケータと皮膚の間に循環水入りのボーラス(水袋)を介在させて体表面を冷却・保護する。加温原理の違いにも注意が必要で、RF容量結合型では電界分布と血流冷却の影響から皮下脂肪が過熱しやすく、筋層より脂肪層が相対的に加温されやすい。一方、マイクロ波(915 MHz、2.45 GHzなど)は生体内での減衰が大きく外部照射では浅在性腫瘍向きで、深部腫瘍の加温には適さない。以上より、体表面の冷却にボーラスを用いるという記述が正しい。

選択肢別解説

1
不正解

誤り。温熱療法の標的は非凝固域である約42〜43℃(概ね40〜45℃)の維持であり、65℃以上は蛋白凝固・組織壊死を起こす高温域(アブレーションの領域)で、ハイパーサーミアの目標温度ではない。

2
不正解

誤り。放射線療法との併用は禁忌ではなく、むしろ一般的な併用法である。温熱は腫瘍の放射線感受性を高め(DNA損傷修復の阻害、腫瘍酸素化の改善など)、相乗効果が期待される。

3
正解

正しい。アプリケータと皮膚の間に循環水入りボーラス(水袋)を介在させ、皮膚表面を冷却・保護しつつ結合を安定化させることで、表在組織の過熱を防ぎ病巣部への加温を狙う。

4
不正解

誤り。RF容量結合型では皮下脂肪は導電率が低く血流冷却も乏しいため局所に電界・熱が集中しやすく、脂肪層のほうが筋肉より過熱されやすいことが知られている。

5
不正解

誤り。外部照射のマイクロ波(例:915 MHz、2.45 GHz)は生体内での減衰が大きく、主に浅在性腫瘍の加温に用いられる。深部腫瘍の加温には適さない(深部はRFやアレイ照射などが用いられる)。

74
臨床工学技士国家試験 - 第10回 午前
正答率:55% 類似度 60.6%
CO2レーザについて正しいのはどれか。
a
生体組織の切開能が高い。
b
眼球誤照射により最初に網膜の損傷を生じる。
c
生体組織に含まれる蛋白質に吸収される。
d
Nd:YAGレーザより組織透過性が低い。
e
誤照射から患者皮膚を守るため、水で湿らせたガーゼが有効である。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
75
臨床工学技士国家試験 - 第19回 午前
正答率:93% 類似度 60.6%
がんの温熱療法について正しいのはどれか。(医用治療機器学)
a
マイクロ波加温法は浅在性腫瘍の加温に有効である。
b
外部加温法の加湿目標は60°C以上である。
c
集束超音波照射には加温作用はない。
d
RF容量結合型では電磁障害は発生しない。
e
体表面の冷却にボーラスを利用する。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
55
臨床工学技士国家試験 - 第2回 午後
正答率:55% 類似度 60.6%
医用治療器に使用されるエネルギーのうち、電磁波でないのはどれか。
a
RF(ラジオ周波数)波
b
マイクロ波
c
超音波
d
機械力
e
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
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81
臨床工学技士国家試験 - 第14回 午後
正答率:73% 類似度 60.6%
正しいのはどれか。
a
ガンマ線は粒子放射線である。
b
エックス線のエネルギーは波長が長いほど大きい。
c
中性子線の生体への影響は同じ吸収線量のエックス線より大きい。
d
骨髄は放射線の影響を受けやすい。
e
R(レントゲン)は吸収線量の単位である。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
81
臨床工学技士国家試験 - 第19回 午後
正答率:72% 類似度 60.6%
誤っているのはどれか。(生体物性材料工学)
1
脳の活動で生じる磁界の強さは10-13~10-12Tである。
2
筋の活動で生じる磁界の強さは10-12~10-11Tである。
3
鉄工関係の労働者の肺内に蓄積された磁性微粉体で発生する磁界の強さは10-9~10-8Tである。
4
心臓の活動で生じる磁界の強さは10-8~10-7Tである。
5
地磁気の強さ10-5Tである。
86
臨床工学技士国家試験 - 第2回 午前
正答率:74% 類似度 60.6%
生体の代謝機能の測定に適した検査はどれか。
a
陽電子断層法
b
ディジタルラジオグラフィー
c
超音波エコー法
d
エックス線CT
e
核磁気共鳴法
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
32
臨床工学技士国家試験 - 第25回 午前
重要度:低 正答率:72% 類似度 60.5% 解説あり
エックス線による画像計測で誤っているのはどれか。
1
生体を透過したエックス線を計測して画像化が行われる。
2
造影剤を使って血管を画像化できる。
3
骨のエックス線吸収係数は水の約 0.5 倍である。
4
空気のエックス線吸収係数はほぼゼロである。
5
患者の体動はアーチファクトの原因となる。

解説

X線画像計測は、物質中を通過するX線の強度減衰を測り、減衰度合い(線減弱係数 $\mu$)の空間分布を画像化する。減衰はビール・ランバートの法則に従い、$I=I_0 \\exp(-\\int \\mu(x)\\,dx)$で表される。CTでは物質ごとの相対的な減弱をHUで定義し、$HU=1000 \\frac{\\mu-\\mu_{water}}{\\mu_{water}-\\mu_{air}}$(実用上は \\mu_{air}\\approx0 なので $HU\\approx1000 \\frac{\\mu-\\mu_{water}}{\\mu_{water}}$)を用いる。骨は水よりも強くX線を減弱するため一般にHUは正の高値(しばしば+1000 HU前後)となり、\\mu_{bone}は水の約2倍程度以上である。よって「骨のエックス線吸収係数は水の約0.5倍」は逆の関係を述べており誤り。一方、造影剤(ヨード系など)は光電効果を強めて血管を描出し、空気の減弱はきわめて小さく(ほぼゼロとみなせる)、被写体の体動はモーションアーチファクトを生じるため、これらは正しい記述である。

選択肢別解説

1
不正解

正しい。X線は物質中で指数関数的に減弱し、透過後の線量(強度)を検出器で計測して画像化する。投影像(単純X線)でも、投影データを再構成するCTでも、この透過線量の計測が基盤である。

2
不正解

正しい。ヨード系などのX線不透過性造影剤は原子番号が高く、診断エネルギー域で光電効果が増大するため減弱が増し、血管腔のコントラストが上がって血管が描出される。

3
正解

誤り。骨の線減弱係数は水より大きく、典型的には水の約2倍程度以上である。CT値でも水は0 HU、骨は概ね+1000 HU前後となるため、水の0.5倍という記述は関係を取り違えている。比は管電圧や骨の組成で変動するが、少なくとも0.5倍ではない。

4
不正解

正しい。空気の線減弱係数は診断エネルギー域で極めて小さく、実用上ほぼゼロとみなされる(CTスケールでは空気は約-1000 HU)。

5
不正解

正しい。撮影中の被写体(患者)体動はモーションアーチファクトを生じ、ぼけや重なり像などの画質低下を招く。

52
第二種ME技術認定試験 - 第34回 午前
類似度 60.4%
体表面の物理量を計測するのはどれか。
1
サーモグラフ
2
X線CT
3
MRI
4
超音波診断装置
5
PET
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65
臨床工学技士国家試験 - 第9回 午前
正答率:71% 類似度 60.4%
医用治療機器について正しいのはどれか。
a
治療余裕度(致死限界と治療効果が生じるエネルギー密度の差)を最小にする。
b
治療効果比(主作間/副作用)を最大にする。
c
皮膚を通して生体内に伝達される物理的エネルギーの密度は100mW/cm2以下とする。
d
状態によらず一定出カで使用する。
e
治療に用いるすべての物理的エネルギーの安全限界は同一である。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
15
臨床工学技士国家試験 - 第6回 午後
正答率:46% 類似度 60.4%
科目:
中分類: 電気工学
小分類: 電磁気学
シールド(遮蔽)について正しいのはどれか。
a
ある領域を導体で囲めば磁力線は外部にもれない。
b
超電導体は磁気シールド効果をもたない。
c
誘電率の大きい材料は電磁シールドをするのに適している。
d
磁気シールドは透磁率の大きい材料を用いるほど効果がある。
e
電磁シールドはうず電流による表皮効果を利用している。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
59
臨床工学技士国家試験 - 第1回 午後
正答率:77% 類似度 60.3%
超音波吸引装置(超音波メス)について誤っているのはどれか。
1
ニッケルが磁界内で伸縮する性質を利用したトランスデューサなどを用いている。
2
プローブから発せられた高周波電流が組織を破砕する。
3
本装置の使用によって乳化・細分化された組織は、吸引除去される。
4
微小血管は熱凝固でき、太い血管は浮き出て残る。
5
肝腫瘍手術に用いられる。
59
臨床工学技士国家試験 - 第12回 午前
正答率:79% 類似度 60.3%
超音波診断について正しいのはどれか。
a
肺表面では超音波の大部分が反射される。
b
超音波造影剤は血液との音響インピーダンスの差によって造影効果を得る。
c
胎児診断には禁忌である。
d
音響インピーダンスは骨より筋肉の方が大きい。
e
周波数が高いほど生体内での減衰が大きい。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
81
臨床工学技士国家試験 - 第10回 午前
正答率:41% 類似度 60.2%
非接地配線方式について正しいのはどれか。
a
主たる目的はマクロショックの防止である。
b
設備側に絶縁変圧器を設ける。
c
非接地式電路の二次側には絶縁監視装置を設備しなければならない。
d
ME機器を用いる全ての医用室に設備しなければならない。
e
停電を防止できるので非常電源の代わりになる。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
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76
臨床工学技士国家試験 - 第1回 午後
正答率:78% 類似度 60.2%
医用機器使用上の安全問題について誤っているのはどれか。
a
電気的安全についてだけを考慮すればよい。
b
電気による事故として電撃以外に過大エネルギーによる熱傷なども生じる。
c
生命維持管理装置の使用に当たっては非常電源設備とその稼動体制が必要である。
d
機器の信頼性低下などによる間接的な事故要因にも注意する。
e
機器を多数使用する場合でも個々の機器の安全性や信頼性に注意すれば全体としての安全を保つことができる。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
75
臨床工学技士国家試験 - 第6回 午後
正答率:50% 類似度 60.2%
医療の現場で注意すべき安全問題について誤っているのはどれか。
1
電気的安全問題の中には情報のひずみや他の機器への干渉が含まれる。
2
複数機器の同時使用時には機器単体使用時に比べて安全性は低下する。
3
過大エネルギー投与に折る熱傷の防止には適切な出力選択が必要である。
4
火花を伴う機器には取扱上の制限が必要である。
5
機械的安全問題の中には]機器の腐食や爆発が含まれる。
71
臨床工学技士国家試験 - 第19回 午前
正答率:72% 類似度 60.2%
マイクロ波手術装置について正しいのはどれか。
a
対極板を使用する。
b
使用中に可燃性ガスを併用しない。
c
手術電極付近では電気メスを併用しない。
d
出力同軸ケーブルはガス滅菌する。
e
バイポーラ電極を使用する。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
65
臨床工学技士国家試験 - 第8回 午前
正答率:79% 類似度 60.1%
治療機器について正しいのはどれか。
1
物理的エネルギーを利用するものは副作用が生じることはない。
2
主作用(効果)Mと副作用Sとの比M/Sの大きな物理的エネルギーを用いる。
3
皮膚を介して伝達される物理的エネルギー密度は10W/cm2まで許される。
4
治療余裕度が高ければ治療効果比は低い。
5
使用後の保守・点検や出力校正は不要である。
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