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臨床工学技士国家試験

検索元問題
第19回 午前 第61問
20件の類似問題
診断用MRIについて正しいのはどれか。...
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88
臨床工学技士国家試験 - 第2回 午前
正答率:43% 類似度 65.0%
科目:
中分類: 計測工学
小分類: 計測論
画像診断法として解像度(空間分解能)の最もよいのはどれか。
1
超音波エコー法
2
ディジタルラジオグラフィー
3
シンチグラフィー(γカメラ)
4
ポジトロンCT
5
核磁気共鳴法
38
臨床工学技士国家試験 - 第6回 午前
正答率:77% 類似度 65.0%
正しいのはどれか。
a
3-3-9度方式は運動障害の程度を表す方法である。
b
CTスキャンで意識の有無が判定できる。
c
脳波はてんかんの診断に有用である。
d
MRIIでは脳の水分量の解析が可能である。
e
脳血管撮影で脳内病変の局在を知ることができる。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
87
臨床工学技士国家試験 - 第34回 午前
重要度:標準 正答率:69% 類似度 65.0% 解説あり
生体の磁気特性について誤っているのはどれか。
1
生体の比透磁率は 5000 程度である。
2
水素の原子核は磁気モーメントをもつ。
3
神経伝導で磁界が発生する。
4
酸素化ヘモグロビンは反磁性体である。
5
脱酸素化ヘモグロビンは常磁性体である。

解説

生体は主として水や有機分子から成り、全体としては反磁性ないし弱い常磁性の寄与が混在するが、比透磁率 $\mu_r=\mu/\mu_0$ はほぼ1(1にごく近い値)である。よって「比透磁率が5000程度」は強磁性体にみられる桁であり、生体には当てはまらず誤り。水素原子核(陽子)はスピン1/2をもち固有の磁気モーメントを有し、MRIで利用される。神経興奮に伴うイオン電流はアンペールの法則により微小磁界を発生し、脳磁図(MEG)などで計測可能。ヘモグロビンは酸素化で不対電子が消えて反磁性、脱酸素化で不対電子をもち常磁性となる。以上から誤っているのは選択肢1である。

選択肢別解説

1
正解

誤り。生体(主に水)は反磁性主体で、比透磁率 $\mu_r$ は1に極めて近い。$\mu_r$ が数千(例:$\mu_r\approx 5000$)は強磁性体(鉄やパーマロイなど)の桁であり、生体の値として不適切。

2
不正解

正しい。水素原子核(陽子)はスピン1/2をもち磁気モーメントを有する。この性質を外部磁場下で利用して核磁気共鳴(MRI)が行われる。

3
不正解

正しい。神経の活動電位に伴うイオン電流(活動電流)は周囲に微弱な磁界を生じる(アンペールの法則)。この磁界は脳磁図(MEG)などで計測される。

4
不正解

正しい。酸素化ヘモグロビンは鉄イオンの不対電子が消失し、反磁性を示す。従って外部磁場に対して弱く反発する性質となる。

5
不正解

正しい。脱酸素化ヘモグロビンは鉄イオンに不対電子が残存し常磁性を示す。これはBOLD fMRIコントラストの基礎となる性質である。

88
臨床工学技士国家試験 - 第5回 午前
正答率:63% 類似度 64.9%
エックス線CTについて正しいのはどれか。
a
線源と検出器を走査させてエックス線強度を測定する。
b
画像を得るのにコンピュータが必要である。
c
空間分解能はおよそ2mmが限界である。
d
被曝は少ないので問題とならない。
e
組織の形態の測定に適している。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
87
臨床工学技士国家試験 - 第7回 午前
正答率:52% 類似度 64.9%
正しいのはどれか。
a
PET(ポジトロンCT)は広く一般病院で利用されている。
b
RI物質を用いて代謝過程を観測することができる。
c
ガンマカメラはシンチレーションカメラとも呼ばれる。
d
NaIはガンマ線を吸収すると光を発生する。
e
SPECT(シングルフォトンCT)では陽電子放出核種を利用している。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
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64
臨床工学技士国家試験 - 第5回 午前
正答率:50% 類似度 64.8%
誤っているのはどれか。
1
脳の活動により微少な磁界が発生する。
2
心臓の活動により微少な磁界が発生する。
3
肺に吸入された微粉末の磁化により微小な磁界が発生する。
4
磁界はベクトル量であり発生源の推定に適している。
5
外部から印加した直流磁界の分布は、生体の存在により大きく変化する。
62
臨床工学技士国家試験 - 第20回 午前
正答率:81% 類似度 64.8% 解説あり
エックス線CTについて正しいのはどれか。
a
CT値とはエックス線の吸収率の相対値である。
b
シンチレーション検出器が用いられる。
c
ヘリカル方式によって撮影時間が短縮される。
d
無侵襲な計測である。
e
代謝機能を画像化できる。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

解説

X線CTは、多方向からの透過X線データから体内の線減弱係数(X線の通りにくさ)分布を画像再構成する装置である。画素の濃度指標であるCT値(HU)は、水の線減弱係数を基準(0 HU)、空気を約-1000 HUとして定義される相対値で、$\mathrm{HU}=1000\times\frac{\mu_{\text{組織}}-\mu_{\text{水}}}{\mu_{\text{水}}}$ で表される。検出器にはシンチレータ(例: Gd2O2S, CdWO4 など)と光検出素子を組み合わせたシンチレーション検出器が広く用いられる。ヘリカル(スパイラル)方式はスリップリングによる連続回転と寝台移動を併用してデータを螺旋状に収集するため、広範囲を短時間で撮影できる。一方、本装置は電離放射線被ばくを伴うため「無侵襲」とは言い切れず、代謝機能の画像化はPET/SPECTの領域であり、CTは主として形態評価に用いられる。

選択肢別解説

a
正解

正しい。CT値は組織の線減弱係数(X線吸収係数)の相対値で、水を0 HU、空気を約-1000 HUとするスケールで表す。定義式は $\mathrm{HU}=1000\times\frac{\mu_{\text{組織}}-\mu_{\text{水}}}{\mu_{\text{水}}}$。選択肢の「吸収率」という語は厳密には「線減弱係数(吸収係数)」を指す表現と解すれば妥当。

b
正解

正しい。X線CTでは入射X線をシンチレータで光に変換し、光検出素子(光電子増倍管やフォトダイオード)で電気信号として検出するシンチレーション検出器が用いられる。

c
正解

正しい。ヘリカル(スパイラル)方式はガントリを連続回転させつつ寝台を移動させ、螺旋状にデータ収集するため、広範囲を短時間で撮影でき、撮影時間の短縮に寄与する。

d
不正解

誤り。本装置は電離放射線被ばくを伴うため、リスクゼロを含意する「無侵襲」とは言い難い。したがって「無侵襲な計測である」という断定は不適切。

e
不正解

誤り。CTは主として形態(解剖学的)情報の描出であり、代謝機能の画像化はPETやSPECTが担う。CT単独では代謝機能は画像化できない。

58
臨床工学技士国家試験 - 第13回 午前
正答率:46% 類似度 64.8%
正しいのはどれか。
a
PETでは半減期の長い核種を用いる。
b
RI物質を用いて代謝過程を観測することができる。
c
ガンマカメラはシンチレーションカメラとも呼ばれる。
d
NaIはガンマ線を吸収すると光を発生する。
e
SPECTでは陽電子放出核種を利用している。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
79
臨床工学技士国家試験 - 第11回 午前
正答率:51% 類似度 64.7%
エネルギーの人体への作用について誤っているのはどれか。
1
癌細胞は正常細胞より熱に弱い。
2
加温すると細胞の放射線感受性が高まる。
3
低酸素状態の細胞は熱に強い。
4
可視光はヘモグロビンに吸収される。
5
生体に強い超音波が作用すると熱を生じる。
32
臨床工学技士国家試験 - 第26回 午後
重要度:低 正答率:44% 類似度 64.7% 解説あり
エックス線を使用した撮影について誤っているのはどれか。(生体計測装置学)
a
体内から反射してきたエックス線を撮影する。
b
組織でのエックス線の吸収に関する画像が得られる。
c
臓器の動きの撮影が可能である。
d
造影剤は分解能の改善のために使用する。
e
軟部組織の撮影に適している。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

解説

X線撮影は、X線管から照射されたX線が被写体を透過する際の線減弱(主に吸収と散乱)の差を検出器で受け、その強度分布を画像化する方式である。反射波を利用する検査ではない。画像コントラストは組織の線減弱係数(元素・密度・厚み)差を反映し、単純X線像は軟部組織間のコントラストが乏しい。一方、X線透視やシネ撮影を用いれば臓器の動態観察が可能である。造影剤(ヨード・バリウムなど)は吸収係数差を拡大してコントラストを高める目的で用いられ、空間分解能そのものを直接高めるものではない(空間分解能は主に焦点サイズ、検出器特性、幾何学的不鮮鋭、運動ぶれ等に依存する)。

選択肢別解説

a
正解

誤り。X線撮影は体内を透過してきたX線を検出して画像化する。反射X線を撮影するわけではない(反射を主に利用するのは超音波検査)。

b
不正解

$正しい。X線画像は組織でのX線吸収(線減弱)差を反映した画像である。透過強度は概ね I = I0 \exp(-\mu x) に従い、線減弱係数 \mu の差がコントラストとなる。$

c
不正解

正しい。X線透視(パルス透視を含む)やシネ撮影を用いれば心臓・消化管などの動態をリアルタイムに観察・記録できる。

d
正解

誤り。造影剤はX線吸収係数の差を大きくしコントラスト(コントラスト分解能)を向上させるために使用する。空間分解能の改善を直接の目的とするものではない。空間分解能は焦点サイズ、検出器ピクセルサイズ、幾何学的不鮮鋭、運動ぶれ等で決まる。

e
正解

誤り。一般の単純X線撮影は軟部組織間の吸収差が小さくコントラストがつきにくいため適さない。軟部組織評価にはCTやMRI、超音波、あるいは軟X線を用いるマンモグラフィなどの特殊条件が用いられる。

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35
第二種ME技術認定試験 - 第38回 午後
類似度 64.5%
体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)について正しいのはどれか。
1
全身麻酔が必須である。
2
超音波照準方式では造影剤を用いる。
3
生体とのカップリングに脱気水を満たしたメンブレン(袋)を用いる。
4
心電図のT波に同期させて衝撃波を照射する。
5
衝撃波の照射経路に腸管が含まれても安全に施行できる。
62
臨床工学技士国家試験 - 第10回 午前
正答率:49% 類似度 64.5%
正しいのはどれか。
a
被検体とガンマカメラのコリメータとの距離が増すと分解能は向上する。
b
単光子断層法(SPECT)にはサイクロ卜ロンを設置する必要がある。
c
ガンマカメラのシンチレーターは放射線を電気信号に変換する。
d
陽電子断層法(PET)はコリメータを必要としない。
e
ガンマ線は電磁波である。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
32
臨床工学技士国家試験 - 第35回 午後
重要度:低 正答率:70% 類似度 64.4% 解説あり
ラジオアイソトープを用いた画像撮影について誤っているのはどれか。
1
X線CTに比べて空間分解能が低い。
2
SPECTは心筋の血流を観察できる。
3
FDG-PETはがん診断に有用である。
4
SPECTは中性子線を検出する。
5
PETは陽電子放出核種を用いる。

解説

核医学画像(SPECT・PET)は体内に投与した放射性医薬品から放出される放射線を検出して機能画像を得る。SPECTは放出されたγ線をコリメータ付きガンマカメラで検出して断層再構成するため、X線CT(サブミリ級)に比べ空間分解能は劣るが、心筋血流など機能評価に有用である。PETは陽電子放出核種(例:18F, 11C など)を用い、陽電子と電子の対消滅で生じる2本の511 keVのγ線を同時計数して画像化する。FDG-PETは糖代謝亢進部位に集積する性質を利用し、がん診断に有用である。一方、SPECTは中性子線を検出する装置ではなく、検出対象はγ線であるため、「SPECTは中性子線を検出する」は誤りである。

選択肢別解説

1
不正解

正しい。核医学画像(SPECT・PET)は物理的制約(コリメータや同時計数など)により空間分解能がX線CTより低い。CTはサブミリ級の高分解能に対し、核医学では一般に数mm〜1 cm程度であり、形態描出は苦手だが機能評価に優れる。

2
不正解

正しい。SPECTでは201Tlや99mTc標識製剤(MIBI、Tetrofosminなど)を用いて心筋灌流(血流分布)を評価でき、虚血の有無や範囲の把握に用いられる。

3
不正解

正しい。FDG-PETは18F-FDGが糖代謝の高い病変(多くの悪性腫瘍)に集積する性質を利用し、がんの診断・病期評価・治療効果判定などに有用である。

4
正解

誤り。SPECTは放射性医薬品から放出されるγ線をシンチレーション検出器とコリメータで検出して画像化する装置であり、中性子線は検出対象ではない。

5
不正解

正しい。PETは陽電子放出核種(例:18F, 11C, 13N, 15O)を用い、陽電子が電子と対消滅して生じる2本の511 keVのγ線を同時計数して画像化する。

49
第二種ME技術認定試験 - 第37回 午前
類似度 64.3%
検診車両に搭載していない装置はどれか。
1
超音波診断装置
2
マンモグラフィ装置
3
MRI装置
4
PET装置
5
X線CT装置
32
臨床工学技士国家試験 - 第37回 午前
類似度 64.3% 解説あり
画像計測について誤っているのはどれか。
1
PET は X 線 CT よりも画像の解像度が高い。
2
X 線 CT 像では脂肪よりも筋肉の方が高い CT 値を示す。
3
ディジタル X 線画像は DICOM 形式で保存される。
4
MRI 撮影では T₁ 緩和と T₂ 緩和が同時に進行する。
5
SPECT では断層像が得られる。

解説

誤りは「PETはX線CTよりも画像の解像度が高い。」である。PETは体内で放出される放射線を検出して代謝・機能情報を画像化する装置で、空間分解能は一般に数ミリ(装置や条件によるがおおむね4〜6 mm程度)であり、サブミリメートルの分解能が得られるX線CTより低い。CT値は水を0 HUとする相対指標で、脂肪は負(約−100 HU)、筋肉は正(約30〜60 HU)を示すため、筋肉の方が高い。ディジタルX線画像は医用画像の標準規格DICOMで保存・通信されるのが一般的である。MRIではRF励起後、縦磁化の回復(T1緩和)と横磁化の減衰(T2緩和)が同時に進行する。SPECTはガンマカメラを回転させ投影像から再構成して断層像を得る。

選択肢別解説

1
正解

誤り。PETの空間分解能は一般に数ミリ(おおむね4〜6 mm程度)で、サブミリメートルの高解像度が得られるX線CTより低い。したがって「PETの方が解像度が高い」は不正確。PETは形態より機能評価に強みがある。

2
不正解

正しい。CT値(HU)は水=0を基準とし、脂肪は約−100 HU、筋肉は30〜60 HU程度とされるため、脂肪より筋肉の方が高いCT値を示す。

3
不正解

正しい。DICOMは医用画像の保存・通信の標準規格であり、ディジタルX線画像もPACS等でDICOM形式として扱うのが標準的である(ベンダ独自形式が内部処理で用いられる場合はあるが、臨床運用の保存・共有はDICOM)。

4
不正解

正しい。MRIではRFパルスによる励起後、縦磁化の回復(T1緩和)と横磁化の減衰(T2緩和)が時間定数の異なる過程として同時に進行する。これらの組み合わせがコントラストを規定する。

5
不正解

正しい。SPECT(単一光子放射断層撮影)はガンマカメラを回転させて多方向の投影データを取得し、再構成によって断層像(トモグラム)を得る。

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79
臨床工学技士国家試験 - 第4回 午前
正答率:44% 類似度 64.2%
雑音対策で正しいのはどれか。
a
商用交流雑音を除去するには差動増幅器を使うとよい。
b
接地することにより生体の静電誘導電位は上昇する。
c
周期的な信号に混入する不規則雑音は信号をn回加算することにより1/nになる。
d
脳検査では主に放送波を除去する目的でシールドルームが使われる。
e
フィルタを用いると目的信号の一部を犠牲にすることがある。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
63
臨床工学技士国家試験 - 第6回 午前
正答率:75% 類似度 64.1%
誤っているのはどれか。
1
脳の活動により微小な磁界が発生する。
2
心臓の活動により微小な磁界が発生する。
3
磁界はスカラ量である。
4
肺に吸入された微粉末の磁化によって微小な磁界が発生する。
5
心筋の一部が傷つくと損傷電流による微小な磁界が発生する。
84
臨床工学技士国家試験 - 第11回 午後
正答率:80% 類似度 64.1%
図は電磁波の周波数、波長とエネルギーを示すが、*印の帯域を用いる装置はどれか。
11PM84-0
1
ヘリカルCT
2
レーザメス
3
光学顕微鏡
4
ハイパーサーミア装置
5
MRI
68
臨床工学技士国家試験 - 第18回 午前
正答率:82% 類似度 64.0%
マイクロ波手術装置について正しいのはどれか。
a
心電図モニタに対する電磁波障害はない。
b
主に誘電加熱による作用を利用する。
c
2450MHzの周波数を使用する。
d
対極板が必要である。
e
凝固より切開に利用されることが多い。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
78
臨床工学技士国家試験 - 第9回 午前
正答率:74% 類似度 64.0%
各種エネルギーの人体への作用で正しいのはどれか。
1
全身が30°C程の温度にさらされると白血球が死滅する。
2
磁界の人体に及ぼす作用の一つとしてキャビテーションがある。
3
超音波の加熱作用は10W/cm2以上の照射により初めて発現する。
4
放射線の感受性は細胞分裂が盛んな細胞ほど高い傾向を示す。
5
波長1400nm以上の光を長時間浴びると皮膚の色素の増加を来す。
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