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臨床工学技士国家試験

検索元問題
第19回 午前 第61問
20件の類似問題
診断用MRIについて正しいのはどれか。...
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30
臨床工学技士国家試験 - 第31回 午後
重要度:低 正答率:77% 類似度 66.2% 解説あり
X線を使用した医用画像について正しいのはどれか。
a
X線に対する臓器の反射率を画像化する。
b
X線 CT の空間分解能は 0.5〜1 mm 程度である。
c
X線 CT は臓器の立体構造を画像化できる。
d
造影剤は X線画像のコントラストを増強する。
e
体表面に近い臓器の画像化に適している。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

解説

X線による医用画像は、体内を通過したX線の減弱(吸収・散乱)度合いの分布、すなわち線減弱係数の違いを画像化する。したがって反射率を用いる超音波画像とは原理が異なる。X線CTは多数の投影データから断層像を再構成し、得られたボリュームデータに対してMPRや3Dレンダリングを行うことで臓器の立体構造を表現できる。臨床用CTの面内空間分解能は撮影条件や再構成法に依存するが概ね0.5〜1 mm程度が目安である。造影剤(ヨード系、バリウムなど)は高原子番号ゆえにX線吸収が大きく、標的組織と周囲との吸収差を拡大してコントラストを増強する。一方、体表近傍はビームハードニングや部分容積効果などのアーチファクトの影響を受けやすく、一般に「体表面に近い臓器の画像化に適している」とは言えない(体表は超音波が適する場面が多い)。

選択肢別解説

a
不正解

誤り。X線画像は透過してきたX線の減弱(線減弱係数)の分布を画像化するもので、反射率を用いる超音波画像とは原理が異なる。

b
正解

正しい。臨床用X線CTの面内空間分解能は検出器ピッチ、焦点サイズ、再構成ピクセルサイズやカーネル等に依存するが、一般に約0.5〜1 mm程度が目安である。

c
正解

正しい。X線CTは多数の断層像からボリュームデータを構築し、MPRや3Dボリュームレンダリングを行うことで臓器の立体構造を可視化できる。

d
正解

正しい。ヨード造影剤や硫酸バリウムはX線吸収を高め、標的組織と周囲との吸収差を増大させてコントラストを向上させる。

e
不正解

誤り。体表近傍はCTでアーチファクト(ビームハードニング、部分容積効果など)が生じやすく、一般に体表の臓器の画像化に特に適するとはいえない。体表の評価には超音波が適する場面が多い。

58
臨床工学技士国家試験 - 第16回 午前
正答率:74% 類似度 66.1%
画像計測法について関係のある組合せはどれか。
a
超音波断層法 ---------------- 音響インピーダンス
b
MRI ------------------------ 核磁気共鳴
c
エックス線CT ---------------- ヘリカルスキャン
d
デジタルラジオグラフィ -------- ラジオアイソトープ(RI)
e
陽電子断層法(PET) --------- ニュートリノ
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
31
臨床工学技士国家試験 - 第28回 午後
重要度:低 正答率:86% 類似度 66.1% 解説あり
核医学における画像測定について正しいのはどれか。
a
PETで糖代謝の撮像が可能である。
b
体外から放射線を照射することで画像化する。
c
$\beta$線が測定の対象である。
d
SPECTで脳の血流量に関する撮像が可能である。
e
PETで3次元画像が得られる。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

解説

核医学画像は体内に投与した放射性医薬品から放出される放射線を体外の検出器で測り、機能分布を断層再構成して得る画像である。SPECTは核種から放出される$\gamma$線を測定し、脳血流などの機能評価に用いられる。PETは陽電子放出核種が体内で電子と対消滅して生じる一対の511 keV $\gamma$線を同時計数し、3次元画像として再構成する。代表例として${}^{18}\text{F}$-FDGを用いたFDG-PETでは糖代謝分布を評価できる。したがって、PETで糖代謝撮像が可能、SPECTで脳血流撮像が可能、PETで3次元画像が得られる、はいずれも正しい。一方、外部照射で画像化するのはX線CTなどであり核医学ではない。測定対象は$\gamma$線であって$\beta$線そのものは直接測定しない。

選択肢別解説

a
正解

正しい。${}^{18}\text{F}$で標識したフルオロデオキシグルコース(${}^{18}\text{F}$-FDG)を用いるFDG-PETにより、組織の糖代謝分布を画像化できる。腫瘍や炎症で取り込みが高くなる特徴を利用する。

b
不正解

誤り。核医学は体内に投与した放射性核種から放出される放射線を体外で検出して画像化する。体外から放射線を照射して透過像を得るのはX線撮影やCTであり、核医学の方式とは異なる。

c
不正解

誤り。SPECTは核種からの$\gamma$線、PETは陽電子と電子の対消滅で生じる511 keVの$\gamma$線の同時計数を測定対象とする。$\beta$線(電子・陽電子)自体は体内で減弱し外部検出できないため直接は測らない。

d
正解

正しい。SPECTは脳血流分布の撮像に広く用いられ、${}^{99\text{m}}\text{Tc}$-HMPAOや${}^{99\text{m}}\text{Tc}$-ECDなどの脳血流トレーサを用いて脳の血流量に関する機能画像を得ることができる。

e
正解

正しい。PETはリング状検出器で同時計数した投影データから断層再構成を行い、3次元画像(3D収集・再構成)を得ることができる。2Dに比べ高感度化が可能である。

41
第二種ME技術認定試験 - 第39回 午前
類似度 66.1%
臨床で用いられる電磁波はどれか。
1
X 線
2
陰極線
3
電子線
4
中性子線
5
陽子線
9
第二種ME技術認定試験 - 第35回 午後
類似度 66.0%
RIを使用しないのはどれか。
1
SPECT
2
PET
3
MRI
4
ガンマナイフ
5
ガンマカメラ
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38
第二種ME技術認定試験 - 第38回 午後
類似度 66.0%
検査時に注意すべき事項として不適切なのはどれか。
1
PET -- 熱 傷
2
X線透視 -- 放射線皮膚障害
3
MRI -- 閉所恐怖症
4
X線CT -- 寝台からの転落
5
SPECT -- 患者の体動
82
臨床工学技士国家試験 - 第18回 午前
正答率:68% 類似度 66.0%
電気的安全について正しいのはどれか。
a
アンギオグラフィで最も注意しなければならないのはマクロショックである。
b
エックス線装置の外装は接地しなければならない。
c
心臓カテーテル検査室内の医用機器の保護接地線は一点に接続する。
d
エックス線CT装置の電源コードはリング状にまとめておく。
e
MRI装置の外装は接地してはならない。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
54
第二種ME技術認定試験 - 第39回 午前
類似度 65.8%
脳の活動に関連した脳血流動態を画像化できるのはどれか。
1
超音波画像診断装置
2
機能的磁気共鳴画像法(ファンクショナルMRI:fMRI)
3
X線単純撮影
4
インピーダンス・プレチスモグラフィ
5
サーモグラフィ
54
臨床工学技士国家試験 - 第10回 午前
正答率:51% 類似度 65.8%
生体磁気計測について誤っているのはどれか。
a
生体磁気計測法は非接触計測法である。
b
脳磁図はSQUID磁束計によって測定される。
c
生体内の磁性物質の磁化により磁界が発生する。
d
SQUID磁束計の動作はステファン-ボルツマンの法則による。
e
脳内の興奮部位の測定では、電位計測が磁気計測より空間分解能において優れている。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
82
臨床工学技士国家試験 - 第9回 午後
正答率:58% 類似度 65.8%
正しいのはどれか。
a
遠赤外光は組織をよく透過する。
b
超音波の組織による減衰は波長が短いほど大きい。
c
エックス線CTの画像はエックス線の吸収係数の像である。
d
ガンマ線は組織で吸収されない。
e
マイクロ波は組織をほとんど透過しない。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
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88
臨床工学技士国家試験 - 第6回 午前
正答率:46% 類似度 65.8%
ディジタルラジオグラフィに必要でないのはどれか。
1
造影剤
2
イメージングプレート
3
エックス線源
4
シンチレーションカウンタ
5
コンピュータ
87
臨床工学技士国家試験 - 第5回 午前
正答率:64% 類似度 65.7%
ディジタルラジオグラフィについて正しいのはどれか。
a
ベータ線を利用する。
b
コンピュータによる画像処理が有効である。
c
従来の透過像撮影に比べて被曝が少ない。
d
濃度分解能が高い。
e
多種の核種を使用する方法もある。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
78
臨床工学技士国家試験 - 第15回 午前
正答率:66% 類似度 65.6%
各種エネルギーの生体に対する作用で誤っているのはどれか。
a
超音波の照射エネルギーが1W/cm2を超えるとキャビテーションを起こす。
b
がん組織を42.5°C以上に加温すると壊死が生じる。
c
レーザ光以外の可視光線でも網膜損傷が起こる。
d
細胞分裂が盛んな組織では放射線の感受性が高い。
e
短時間でも3Tの磁界を生体に作用させるとがんが発生する。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
4
第二種ME技術認定試験 - 第36回 午後
類似度 65.4%
SPECTについて誤っているのはどれか。
1
X線CTに比べ空間分解能が高い。
2
RIからのγ線を検出する。
3
コンピュータで画像化する。
4
3次元画像が得られる。
5
放射線被曝がある。
85
臨床工学技士国家試験 - 第3回 午前
正答率:57% 類似度 65.4%
放射性同位元素(RI)による画像検査で誤っているのはどれか。
a
エミッションCTの解像力はエックス線CTよりよい。
b
RI画像検査で主に用いられる放射線はβ線である。
c
ポジトロンCTにはN,O,Cなど生理的に存在する元素の同位体がしばしば用いられる。
d
組織の虚血を調べることができる。
e
Iは甲状腺検査に使用される。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
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18
第二種ME技術認定試験 - 第39回 午後
類似度 65.4%
X線を使った診断機器について正しいのはどれか。
1
単純撮影ではX線発生装置、X線検出器、患者の順に配置する。
2
単純撮影ではX線量を増やしてもX線像の濃度は変わらない。
3
X線CTではX線量を増やすとCT値が高くなる。
4
X線管は真空管である。
5
撮影対象が同じであればX線の被曝量は診断機器に依存しない。
17
第二種ME技術認定試験 - 第37回 午後
類似度 65.3%
体外から光子を照射して測定するのはどれか。
1
X線CT
2
SPECT
3
PET
4
ガンマカメラ
5
サーモグラフィー
28
臨床工学技士国家試験 - 第33回 午後
重要度:低 正答率:46% 類似度 65.3% 解説あり
脳磁図計測について正しいのはどれか。
a
脳磁場検出にはホール素子を用いる。
b
計測には静電シールドルームが必要である。
c
センサの冷却には液体ヘリウムが必要である。
d
脳磁図の空間分解能は脳波より高い。
e
頭皮に垂直な電流双極子による磁場を検出している。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

解説

$脳磁図(MEG)は、神経活動に伴う極めて微弱な生体磁場(おおむね10^{-15}〜10^{-12} T程度)を計測する装置で、超高感度の超伝導量子干渉素子(SQUID)磁束計が標準的に用いられる。外界の磁気雑音(地磁気は約10^{-5} T)に比べ信号が桁違いに小さいため、計測は磁気シールドルームで行う。SQUIDは超伝導状態を保つ必要があり、従来は液体ヘリウム(約4.2 K)での冷却が前提である。脳磁図は頭蓋骨による影響を受けにくく、脳波(EEG)より空間局在性に優れる。またMEGは主に大脳皮質に接線方向(頭皮に平行)の電流双極子に対して感度が高く、頭皮に垂直(放射状)の双極子には不感である。$

選択肢別解説

a
不正解

誤り。脳磁図で扱う生体磁場は極めて微弱なため、ホール素子では感度が不足する。標準的には超伝導量子干渉素子(SQUID)磁束計を用いる(近年は光ポンピング磁力計の研究もあるが、ホール素子は適さない)。

b
不正解

誤り。必要なのは静電(電場)ではなく磁気ノイズを遮断する磁気シールドルームである。地磁気や都市環境磁気雑音がMEG信号を大きく上回るため、磁気的遮蔽が必須となる。

c
正解

正しい。SQUIDを超伝導状態に保つため、従来型のMEGでは液体ヘリウム(約4.2 K)での冷却が必要である。近年は冷凍機(ドライ)SQUIDもあるが、基本概念としてはヘリウム温度域の冷却が前提である。

d
正解

正しい。磁場は頭蓋骨・頭皮による導電性の影響を受けにくいため、EEGよりも源局在の空間分解能が一般に高い(実際の分解能はモデル化やS/Nに依存して数mm〜数cm程度)。

e
不正解

誤り。MEGは主に頭皮に接線方向(皮質表面に平行)の電流双極子に感度が高い。頭皮に垂直(放射状)の双極子が作る磁場は、頭部を球近似すると外部でほぼ打ち消し合い、検出されにくい。

58
臨床工学技士国家試験 - 第9回 午前
正答率:89% 類似度 65.2%
被爆のないのはどれか。
a
ディジタルラジオグラフィー
b
核磁気共鳴映像法
c
パルスドップラー法
d
単光子断層法
e
陽電子断層法
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
88
臨床工学技士国家試験 - 第3回 午前
正答率:60% 類似度 65.1%
正しいのはどれか。
a
エックス線の減衰は元素の種類と密度によりきまる。
b
パルスオキシメータは電磁波の吸収率の変化を利用している。
c
エックス線CTはエックス線写真に比べ空間分解能が優れている。
d
エックス線CTは組織の代謝情報を得るのに適している。
e
エックス線CTは各組織のエックス線吸収係数の像をみている。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
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