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臨床工学技士国家試験

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第5回 午後 第67問
20件の類似問題
マイクロ波メスについて正しいのはどれか。...
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78
臨床工学技士国家試験 - 第9回 午前
正答率:74% 類似度 64.3%
各種エネルギーの人体への作用で正しいのはどれか。
1
全身が30°C程の温度にさらされると白血球が死滅する。
2
磁界の人体に及ぼす作用の一つとしてキャビテーションがある。
3
超音波の加熱作用は10W/cm2以上の照射により初めて発現する。
4
放射線の感受性は細胞分裂が盛んな細胞ほど高い傾向を示す。
5
波長1400nm以上の光を長時間浴びると皮膚の色素の増加を来す。
70
臨床工学技士国家試験 - 第19回 午前
正答率:85% 類似度 64.3%
体外衝撃波砕石法について正しいのはどれか。
a
衝撃波発生に圧電素子を用いる。
b
心電同期装置は不要である。
c
下部尿路結石治療の第一選択である。
d
腹部大動脈瘤合併患者にも安全に施行できる。
e
回転楕円体の第二焦点に結石を置く。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
37
第二種ME技術認定試験 - 第33回 午後
類似度 64.2%
電気メスの取扱いで誤っているのはどれか。
1
対極板の装着部位として大腿部は適している。
2
対極板は滅菌しないで使用する。
3
長すぎる対極板コードは丸めて束ねて使用する。
4
能動電極は滅菌したものを使用する。
5
使用後に発赤が見られたら熱傷や圧迫壊死を疑う。
76
臨床工学技士国家試験 - 第5回 午後
正答率:54% 類似度 64.2%
各種エネルギーの生体に対する安全限界としての誤っているのはどれか。
a
温度による熱傷 ------------------- 55°C
b
超音波による熱作用 --------------- 10W/cm2
c
高周波電磁波による障害(睾丸)------- 0.01W/cm2
d
低周波電流によるミクロショック ------- 0.1mA
e
低周波電流による離脱限界 --------- 10mA
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
29
第二種ME技術認定試験 - 第29回 午後
類似度 64.2%
体外式ペースメーカの操作や管理で正しいのはどれか。
1
出力を刺激閾値の80%にセットした。
2
操作パネルのカバーを開けたままにしておいた。
3
自己脈(自発心電図)が出始めたのでVOOぺーシングに切り替えた。
4
電気メスを使用するので一時的にデマンド機能をOFFにした。
5
ペースメーカはBF形の機器として点検する。
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65
臨床工学技士国家試験 - 第20回 午前
正答率:57% 類似度 64.1% 解説あり
装置と問題点との組合せで誤っているのはどれか。
1
超音波凝固切開装置 — キャビテーション
2
電気メス — 電磁障害
3
人工呼吸器 — 圧損傷
4
心臓ペースメーカ — 熱傷
5
高気圧治療装置 — 減圧症

解説

誤りの組合せは「心臓ペースメーカ — 熱傷」。ペースメーカの出力はパルス電圧が数V、電流が数mA、パルス幅が数百µs〜1ms程度で、1拍あたりのエネルギーは極めて小さく、組織に臨床的な熱傷を生じさせる水準ではない。これに対し、超音波凝固切開装置では先端周囲でキャビテーションが生じ得る、電気メスは高周波電流による電磁障害を引き起こし得る、人工呼吸器は過大な圧や容量により圧損傷(気胸など)を来し得る、高気圧治療装置は減圧を急ぐと減圧症を誘発し得る、いずれも妥当なリスクである。

選択肢別解説

1
不正解

超音波凝固切開装置は数十kHzの機械振動で組織を凝固・切開する。高い音響エネルギーが液体中で作用すると先端周囲でキャビテーション(気泡の生成・崩壊)が生じ、組織損傷や微小出血の一因となり得るため、組合せは適切。

2
不正解

電気メスは数百kHz〜数MHzの高周波電流を用い、機器・配線・空間結合を通じて電磁ノイズを発生させる。心電図モニタの飽和やアラーム誤作動、植込み機器の誤作動など電磁障害の原因となるため、組合せは適切。

3
不正解

人工呼吸器で過大な一回換気量や高い気道内圧、低い呼気終末陽圧管理不良などは肺胞の過伸展を招き、気胸や縦隔気腫などの圧損傷(バロトラウマ)を起こし得る。したがって組合せは適切。

4
正解

心臓ペースメーカの刺激出力はパルス電圧がおおむね1〜10V、電流が数mA、パルス幅が約0.2〜1ms程度で、1拍あたりのエネルギーはごく小さい。通常の作動で組織の熱傷を生じることは想定されないため、「熱傷」との組合せは不適切(本問の誤り)。なお電気メスやMRIなど外部エネルギー併用時にリード先端の加熱が問題となるのは別の事象である。

5
不正解

高気圧治療装置は加圧・減圧を管理するが、減圧を急ぐと体内で気泡が発生し減圧症を誘発し得る。適切なプロトコルでは緩徐な減圧を行う必要があり、減圧症は管理不良時の代表的リスクである。組合せは適切。

72
臨床工学技士国家試験 - 第6回 午前
正答率:91% 類似度 64.1%
高圧蒸気滅菌法を用いることができるのはどれか。
1
大動脈バルーンカテーテル
2
ペースメーカ
3
膜型人工肺
4
鋼製持針器
5
体外循環回路
79
臨床工学技士国家試験 - 第3回 午後
正答率:41% 類似度 64.1%
EPRシステムについて誤っているのはどれか。
a
すべての手術室に設けなければならない。
b
患者環境のすべての金属表面間の電位差を10mV以下にする。
c
ミクロショックを防止することを目的としている。
d
導電性部分と接地センター間の電気抵抗を0.1Ω以下にする。
e
テレビや電気スタンドなど医用機器以外のものはシステムの対象外である。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
74
臨床工学技士国家試験 - 第12回 午前
正答率:86% 類似度 64.1%
電気メスの対極板装着法として正しいのはどれか。
a
接触抵抗が少ないように装着する。
b
出力200Wに対して10cm2の対極板を用いる。
c
対極板コードはコイル状に巻いておく。
d
身体の一部をアースされた金属部に接触させておく。
e
装着部位への血液の付着を避ける。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
62
臨床工学技士国家試験 - 第15回 午前
正答率:73% 類似度 64.0%
超音波診断について正しいのはどれか。
1
電子セクタ法は単一の振動子で実現できる。
2
超音波ゼリーの音響インピーダンスは空気と同程度である。
3
エコー断層法の分解能は用いる波長の程度である。
4
ドップラー法では50MHz以上の振動数を用いる。
5
超音波ビームを肋間から入射することによって心臓を観察できる。
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59
臨床工学技士国家試験 - 第4回 午後
正答率:89% 類似度 64.0%
除細動器について正しいのはどれか。
a
最大出力エネルギーは約40J(ジュール)である。
b
コンデンサに蓄えたエネルギーを短時間に放出する。
c
通電時間は数ミリ秒(ms)である。
d
体外通電では術者はゴム手袋をはめてはならない。
e
体外通電では電極部に熱傷は起きない。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
28
第二種ME技術認定試験 - 第38回 午後
類似度 64.0%
植込み型心臓ペースメーカについて正しいのはどれか。
1
刺激電極面積を大きくすると刺激閾値は小さくなる。
2
出力パルス幅は0.5s程度である。
3
シングルチャンバペースメーカはAVディレイを設定する必要がある。
4
リード被膜が破損するとリード抵抗が小さくなる。
5
双極リードはペースメーカ本体を不関電極とする。
74
臨床工学技士国家試験 - 第18回 午前
正答率:97% 類似度 64.0%
腹腔鏡手術について正しいのはどれか。
1
気腹には二酸化炭素を用いる。
2
侵襲が小さいので肺塞栓症は発生しない。
3
止血クリップを多用するので電気メスは必要ない。
4
電子内視鏡システムは使用しない。
5
皮膚切開部位の局所麻酔で施行する。
30
第二種ME技術認定試験 - 第31回 午後
類似度 64.0%
PCPSの使用について正しいのはどれか。
1
手術室以外でも使用できる。
2
抗凝固剤は必要としない。
3
全身麻酔下で行う。
4
ローラポンプを使用する。
5
完全体外循環で行う。
22
第二種ME技術認定試験 - 第35回 午後
類似度 64.0%
植込み型ペースメーカについて誤っているのはどれか。
1
前胸部を切開してポケットを作製する。
2
X線透視下で実施する。
3
ペーシング閾値を測定する。
4
操作者は電極リードを素手で触れてはならない。
5
ペーシング用リードは動脈から挿入する。
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73
臨床工学技士国家試験 - 第19回 午前
正答率:63% 類似度 63.9%
レーザ治療器について誤っているのはどれか。
a
切開作用はCO2レーザの方がNd:YAGレーザよりも強い。
b
あざ治療にはエキシマレーザが用いられる。
c
Arレーザは角膜形成術に用いられる。
d
Nd:YAGレーザは内視鏡手術に用いられる。
e
低出力半導体レーザは疼痛治療に用いられる。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
67
臨床工学技士国家試験 - 第8回 午前
正答率:87% 類似度 63.9%
心臓ペースメーカについて正しいのはどれか。
a
ぺースメーカのICHDコードはパルスレートと出力を示す。
b
植込み式ディマンド型ペースメーカとは体外からパルス幅を変えるものを指す。
c
植込み式ディマンド型ぺースメーカの本質的役割は頻脈の治療である。
d
植込み式ペースメーカにはリチウム電池が多く使用される。
e
植込み式ぺースメーカは長期間の使用に適する。
組み合わせ: 1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
78
臨床工学技士国家試験 - 第16回 午前
正答率:79% 類似度 63.9%
手術直後に電気メスが原因と思われる熱傷が発見された。とるべき処置として正しいのはどれか。
a
ディスポーザブル対極板を回収して保管した。
b
電気メス本体の高周波漏れ電流を測定した。
c
覚醒した患者に断って熱傷部位の写真を撮った。
d
原因究明が済むまで患者を長時間手術室にとどめた。
e
併用心電図モニタの患者漏れ電流Iを測定した。
組み合わせ: 1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
74
臨床工学技士国家試験 - 第19回 午前
正答率:53% 類似度 63.9%
内視鏡外科手術について正しいのはどれか。(医用治療機器学)
1
気腹は血圧低下の原因になる。
2
電気メスは使用できない。
3
気腹に二酸化窒素を用いる。
4
硬性鏡は使用しない。
5
自然気胸には禁忌である。
36
臨床工学技士国家試験 - 第33回 午後
重要度:低 正答率:79% 類似度 63.9% 解説あり
ハイパーサーミアについて正しいのはどれか。
1
RF 容量結合型加熱法は 2.45 GHz の電磁波を使用する。
2
細胞の熱耐性は 24 時間で消失する。
3
加温温度は 60℃以上を目標とする。
4
化学療法と併用する。
5
マイクロ波加熱法は 2 枚の電極を使用する。

解説

ハイパーサーミア(温熱療法)は腫瘍組織を主に約42〜43℃に加温して治療効果を得る方法で、薬剤感受性や放射線感受性の増強、腫瘍血流・酸素化の変化による相乗効果が期待できるため、化学療法や放射線療法と併用されるのが標準的である。加温法には、RF容量結合型(数〜数十MHzのRF電流を体表電極で印加)やマイクロ波加温(例: 2.45 GHzの電磁波をアンテナから照射)などがある。加温後には熱ショック蛋白の誘導などにより一過性の熱耐性(サーモトレランス)が生じ、一般に12〜48時間程度持続し、その後おおむね数日(約72時間)で低下・消失する。これらの性質から、本問の正答は「化学療法と併用する」である。

選択肢別解説

1
不正解

誤り。RF容量結合型加温法は数〜数十MHz帯(例: 8.0、13.56、27.12、40.68 MHzなどのISM帯)の高周波を用いて体表の電極から電流を流し加温する。2.45 GHzはマイクロ波帯であり、マイクロ波加温法で用いられる代表的周波数である。

2
不正解

誤り。熱ショック蛋白の誘導などにより生じる細胞の熱耐性(サーモトレランス)は、加温後おおむね12〜48時間持続し、その後数日で低下・消失することが知られている。24時間で消失と断定するのは短すぎる。

3
不正解

誤り。ハイパーサーミアが目標とする温度は通常42〜43℃の範囲であり、60℃以上は焼灼(アブレーション)領域で組織壊死を意図する別の治療概念に相当する。

4
正解

正しい。ハイパーサーミアは腫瘍細胞膜透過性の変化や腫瘍血流の変動などにより抗がん剤の送達・取り込みが高まり、化学療法との相乗効果が得られるため、併用が一般的である(放射線療法との併用も広く行われる)。

5
不正解

誤り。マイクロ波加温法はアンテナやアプリケータから電磁波を放射して加温するため、2枚の電極で電流を流す方式ではない。2枚の電極を用いて電流を印加するのはRF容量結合型などの電極加温である。

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