生体計測装置学の過去問


ME2第35回午後:第25問

血液ガス分析のための動脈血採血について誤っているのはどれか。

1: 採血前にシリンジ内面を抗凝固剤で潤す。

2: 採血前は患者を安静にさせる。

3: 採血時には駆血帯を使用する。

4: 採血後すぐに検査できない場合、シリンジを氷で冷やした状態で保存する。

5: 採血後シリンジ内の残存気泡は誤差となるので、速やかに排除する。

ME2第35回午後:第23問

体温の測定について正しいのはどれか。

1: 予測式電子体温計は長時間測定部に入れておくと表示が不安定になる。

2: 電子体温計は体温の変動をリアルタイムで表示する。

3: 手術中の体温モニタは測定部の最高温を表示する。

4: 耳式赤外線体温計は核心温度に近い値を表示する。

5: 深部体温計は針電極を用いる。

ME2第35回午後:第18問

スワン・ガンツカテーテルで測定しないのはどれか。

1: 右心房圧

2: 右心室圧

3: 肺動脈圧

4: 肺動脈楔入圧

5: 大動脈圧

ME2第35回午後:第17問

パルスオキシメータについて正しいのはどれか。

1: 動脈血酸素分圧を測定する。

2: 測定には超音波を用いる。

3: 採血による校正が必要である。

4: 耳朶で測定できる。

5: 不整脈の鑑別診断ができる。

ME2第35回午後:第9問

RIを使用しないのはどれか。

1: SPECT

2: PET

3: MRI

4: ガンマナイフ

5: ガンマカメラ

ME2第35回午後:第8問

オシロメトリック式血圧計について誤っているのはどれか。

1: マイクロコンピュータを内蔵している。

2: 一心拍ごとの血圧が測定できる。

3: 血圧測定と同時に脈拍数が測定できる。

4: カフ内の微小圧振動を検出している。

5: カフの位置は心臓と同じ高さにする。

ME2第35回午後:第7問

標準12誘導心電図計測で右手と左手の電極を逆に装着した。誤っているのはどれか。

1: 第Ⅰ誘導の波形の極性が反転する。

2: 第Ⅱ誘導と第Ⅲ誘導の波形が入れ替わる。

3: aVL誘導とaVR誘導の波形が入れ替わる。

4: aVF誘導の波形の極性が反転する。

5: 単極胸部誘導の波形は正常に記録される。

ME2第35回午後:第6問

経皮的ガス分圧測定について正しいのはどれか。

1: 酸素センサはpH電極の応用型である。

2: 二酸化炭素センサはクラーク電極を用いる。

3: センサ装着部位は容積脈波の確認ができる部位とする。

4: 測定時のセンサ周辺温度を34~36℃に保つ。

5: センサ膜面と装着部位との間にコンタクト液を介在させる。

ME2第35回午後:第4問

生体用電極で接触面積が小さいほうが望ましいのはどれか。

1: 心電図モニタ用電極

2: 電気メスの対極板

3: 除細動器のパドル電極

4: 体脂肪率測定用電極

5: 植込み型ペースメーカの刺激電極

ME2第35回午後:第2問

体温測定のセンサでないのはどれか。

1: サーミスタ

2: サーモパイル

3: 熱電対

4: InSbセンサ

5: レーザダイオード

ME2第35回午前:第57問

生体用表面電極について正しいのはどれか。

1: 電極の表面積と電極電位は反比例する。

2: 銀‐塩化銀電極とステンレス電極を併用すると電極電位の差が大きくなる。

3: 電極の接触インピーダンスが小さいほうが筋電図の影響が出やすい。

4: 銀‐塩化銀電極に電極用ペーストを塗布すると電極電位を小さくできる。

5: 電極の表面積が大きいほど交流雑音(ハム)の影響を受けやすい。

ME2第35回午前:第51問

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断に有効な検査法はどれか。

1: サーモグラフィ

2: スパイロメトリ

3: トノメトリ法

4: ハーモニックイメージング法

5: ポリソムノグラフィ

ME2第35回午前:第45問

MRI検査について正しいのはどれか。

1: 撮像する断面の方向の制約がある。

2: 血管撮影には造影剤が必要である。

3: 臓器内に空気があると撮像できない。

4: 生体内の水分子の存在状態を画像化する。

5: 脊髄の描出能はX線CTより劣る。

ME2第35回午前:第44問

X線CTについて誤っているのはどれか。

1: 人体を透過したX線を検出し断層像を得る。

2: 水のCT値は0である。

3: X線の吸収係数が大きい組織ほどCT値は低い。

4: マルチスライスCTでは複数の断層像が得られる。

5: 血管の造影にはヨード系造影剤を用いる。

ME2第35回午前:第43問

超音波診断について正しいのはどれか。

1: 心臓内腔の血流方向と速度は同時に表示できない。

2: 冠動脈の狭窄部位の断面は観察できない。

3: 弁口部の圧較差はパルスドプラ法で計測する。

4: 鮮明な画像を得るためにはできるだけ低い周波数の超音波を用いる。

5: 超音波造影剤としてマイクロバブルが使われる。

ME2第35回午前:第42問

脳波検査について誤っているのはどれか。

1: 脳死判定に用いる。

2: 熟睡時にはδ波がみられる。

3: 睡眠時無呼吸症候群の検査に用いる。

4: リラックスしたときにはθ波が見られる。

5: 周波数0.5Hz~60Hzの波形を分析する。

ME2第35回午前:第21問

誤っているのはどれか。

1: 1Pa=1N・m-2

2: 1J=1N・m

3: 1W=1J・s-1

4: 1F=1C・V-1

5: 1T=1N・A-1・m-2

ME2第34回午後:第41問

心電図検査室における雑音対策として有効でないのはどれか。

1: 心電計を接地する。

2: ベッドを接地する。

3: 誘導コードをまとめる。

4: ベッドを壁から離す。

5: 電極表面をピカピカに磨く。

ME2第34回午後:第27問

経皮的血液ガス分圧測定装置について正しいのはどれか。

1: センサ付近の加温は体温以下にする。

2: センサの加温は装着後に行う。

3: センサの装着は血流のよい部位とする。

4: 長期間の測定ではセンサ装着部位を変更しない。

5: 低心拍出量患者での測定が可能である。

ME2第34回午後:第25問

心電図テレメータで心電図波形のモニタリングができなくなり、電波異常の表示が出た。原因として考えられないのはどれか。

1: 送信機を装着した患者が病棟から出て行った。

2: 送信機の電池が消耗していた。

3: 受信チャネルの設定を間違えた。

4: 心電図波形の感度設定が低すぎた。

5: 受信アンテナケーブルのコネクタが外れかかっていた。