第6回国試午前9問の類似問題

国試第20回午前:第32問

慢性腎不全について正しいのはどれか。(腎臓・泌尿器学)

1: 慢性透析患者数は年々減少している。

2: 透析患者は除水されるために多血症を呈する。

3: 透析合併症として二次性副甲状腺機能亢進症がある。

4: 透析患者は低リン血症を呈する。

5: 透析患者は低タンパク食を摂取し続けなければならない。

国試第5回午前:第26問

正しいのはどれか。

a: 一側の腎臓には約100万個のネフロンがある。

b: ネフロンを構成するのは糸球体(腎小体)と尿細管である。

c: 糸球体の主たる機能は物質の再吸収である。

d: 近位尿細管は尿の濃縮に重要な働きがある。

e: ヘンレ係蹄は尿細管の一部である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第28回午前:第8問

腎臓の糸球体で濾過された原尿の何%が尿細管で再吸収されるか。

1: 1

2: 20

3: 50

4: 75

5: 99

国試第2回午前:第31問

正しいのはどれか。

1: 正常では、糸球体濾液の組成は血漿の組成に等しい。

2: 遠位尿細管の作用は管腔への物質の分泌のみである。

3: 腎動脈狭窄が起きると、レニンーアンジオテンシン系が抑制される。

4: 浮腫のみられる疾病の一つに、ネフローゼ症候群がある。

5: 血液透析法における外シャントは、表在性静脈間のバイパスのことである。

国試第17回午前:第11問

腎臓と尿の生成について誤っているのはどれか。

1: アルドステロンはカルシウムイオン(Ca2+)の排泄量を調節する。

2: 抗利尿ホルモン(ADH)は体液の浸透圧を調節する。

3: 重炭酸イオン(HCO3-)は体液のpH調節に関与する。

4: 尿細管の対向流系は尿の濃縮に重要である。

5: レニン・アンギオテンシン系は血圧を調節する。

国試第4回午後:第45問

血液透析について正しいのはどれか。

a: 尿素の除去は半透膜を介しての拡散による。

b: ナトリウムの除去は除水量に依存する。

c: 代謝性アシドーシスの是正は透析液中の乳酸による。

d: 血液中からの無機リンの除去効率は尿素よりよい。

e: カルシウムの移動は血液中のイオン化カルシウムと透析液中のカルシウムイオンとの濃度差による。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第8回午後:第41問

体外循環について正しいのはどれか。

a: 体外循環では末梢循環に非生理的灌流がある。

b: 大静脈からの脱血には強い陰圧を用いる。

c: 血液フィルタを人工肺の直前に挿入する。

d: 無血体外循環では自己血回収装置を用いる。

e: 至適灌流量は末梢血管抵抗などを基にして決める。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第33回午前:第12問

膵臓について誤っているのはどれか。

1: 外分泌機能として膵液を分泌する。

2: 内分泌機能としてインスリンを分泌する。

3: 膵管は総胆管と合流して十二指腸に開口する。

4: 膵臓は後腹膜腔にある。

5: 膵液中の消化酵素の活性はpHに依存しない。

国試第15回午後:第51問

体外循環中の生体監視について誤っているのはどれか。

1: 動脈圧は臓器の灌流状態の指標となる。

2: 中心静脈圧は循環血液量を反映する。

3: 直腸温は深部体温を反映する。

4: 尿量は毎時20ml/kg以上に保つ。

5: 血液ガス分析値は人工肺機能の指標となる。

国試第9回午前:第40問

成人の尿について誤っているのはどれか。

a: 尿量が3000ml/日以上なら多尿である。

b: 尿量が400 ml/日以下なら乏尿である。

c: 等張尿では尿比重が1.025である。

d: 血尿とは尿中にヘモグロビンの認められるものをいう。

e: 健常人の尿中蛋白量は150 ml/日以下である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第31回午前:第9問

腎臓の働きで誤っているのはどれか。

1: 酸・塩基平衡を調節する。

2: 血小板増加因子を分泌する。

3: 体液量を調節する。

4: カリウムの排出を行う。

5: 濾過と再吸収を行う。

ME2第32回午前:第17問

腎臓の機能として誤っているのはどれか。

1: 造血ホルモンを分泌する。

2: 抗利尿ホルモンを分泌する。

3: 腎血流量は心拍出量の約1/4である。

4: カリウムの排出を行う。

5: 活性型ビタミンDを産生する。

国試第22回午後:第74問

腹膜透析で正しいのはどれか。

a: 生体膜による血液浄化法である。

b: 溶質除去は拡散による。

c: 除水は浸透圧差による。

d: 尿素クリアランスは一定である。

e: 腹腔内透析液量は一定である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第15回午後:第64問

腹膜透析について正しいのはどれか。

a: 生体膜による血液浄化法である。

b: 溶質除去は拡散による。

c: 除水は浸透圧差による。

d: 尿素クリアランスは一定である。

e: 腹腔内透析液量は一定である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第27回午後:第9問

肝・胆・膵について誤っているのはどれか。

1: 門脈は肝臓に入る。

2: 胆嚢は胆汁を産生する。

3: 膵臓は胃の背側にある。

4: 肝右葉は左葉よりも大きい。

5: 膵液は十二指腸内腔に排出される。

ME2第34回午後:第3問

血液透析について正しいのはどれか。

1: 主に中空糸型のダイアライザを用いる。

2: 透析液と血液は並流で流す。

3: 過剰の水分は浸透圧差により除去する。

4: 抗凝固薬は使用しない。

5: 尿毒素は主として限外濾過で除去する。

ME2第35回午前:第8問

腎臓の糸球体で濾過された原尿のおよそ何%が再吸収されるか。

1: 99

2: 90

3: 80

4: 70

5: 60

国試第29回午前:第75問

血液透析の目的として誤っているのはどれか。

1: 過剰水分の除去

2: 代謝性アシドーシスの是正

3: 血清カリウム濃度の是正

4: 尿素の除去

5: 免疫グロブリンの除去

国試第16回午後:第48問

体外循環について誤っているのはどれか。

1: 生体の酸素需要に見合う灌流量を保つ。

2: 術前の収縮期血圧を維持する。

3: 末梢血管抵抗は適正灌流量の指標となる。

4: 低体温は適正灌流量に対する安全域を拡大する。

5: 血液希釈は微小循環を改善する。

国試第24回午前:第77問

血液透析を次の条件で施行した。血流量200mL/min透析液流量500mL/min限外濾過流量 10mL/minこのとき、動脈側尿素窒素濃度は100mg/dL透析液出口尿素窒素濃度は30mg/dLだった。この透析器の尿素クリアランス[mL/min]はどれか。

1: 123

2: 133

3: 143

4: 153

5: 166