第40回ME2午後12問の類似問題

国試第24回午後:第21問

人工呼吸管理中にアラームが鳴り、カプノメータの波形が消失していた。心電図モニタに心拍数110回/分、観血的動脈圧は収縮期圧170mmHg、パルスオキシメータはSpO2 86%を示していた。これらの所見から最初に考えるべき原因はどれか。(臨床医学総論)

a: 事故抜管

b: 片肺挿管

c: ファイティング

d: 緊張性気胸

e: 呼吸回路の外れ

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第34回午後:第19問

麻酔器の構成要素でないのはどれか。

1: 呼吸バッグ

2: シャットオフバルブ

3: 炭酸ガス吸収装置

4: 酸素フラッシュ

5: 気化器

国試第27回午前:第70問

人工心肺による体外循環時に使用される薬剤について誤っている組合せはどれか。

a: マンニトール 浸透圧の調節

b: 乳酸加リンゲル 膠質浸透圧の保持

c: 炭酸水素ナトリウム アルカローシスの補正

d: ハプトグロビン製剤 高度溶血への対応

e: 塩化カルシウム 心収縮力の増強

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第28回午後:第43問

医療ガス配管設備について正しいのはどれか。

1: 静止状態での標準送気圧力は酸素よりも治療用空気の方が高い。

2: シャットオフバルブは日常「閉jの状態で使用される。

3: 駆動用空気配管には「VACJと識別表示されている。

4: 三酸化炭素の配管端末器にはAGSSカブラが用いられる。

5: マニフォールドとは高圧ガス容器の集合体である。

ME2第28回午後:第11問

人工心肺のローラポンプについて誤っているのはどれか。

1: 構造が単純である。

2: 流量計がいらない。

3: 血圧の変動で流量が変化する。

4: オクルージョンの調整が必要である。

5: 弁機構がいらない。

ME2第32回午前:第8問

成人の安静時の呼吸機能について正しいのはどれか。

1: 1回換気量はATPSで示される。

2: 胸腔内圧は1~2cmH2Oである。

3: 動脈血のPo2は50mmHgである。

4: 1回換気量は1500mLである。

5: 混合静脈血の酸素飽和度は約75%である。

国試第25回午前:第70問

人工心肺用ローラポンプチューブの圧閉度調整で誤っているのはどれか。

1: 落差1mで調整する。

2: 滴下速度は30~50滴/分とする。

3: 過度の圧閉は溶血を増大させる。

4: 不十分な圧閉は溶血を増大させる。

5: 不十分な圧閉は逆流を発生させる。

ME2第28回午後:第54問

人工呼吸器の警報装置について誤っているのはどれか。

1: 呼吸回路が外れた場合には音声と表示による警報を発する。

2: 一時的に消音した場合には5分以内に自動的に復帰する。

3: 一時的に消音する場合を除き消音できない。

4: 電源供給の異常の場合は直ちに作動し2分間は鳴り続ける。

5: 本体への電源供給が停止した場合には音声による警報を発する。

国試第10回午前:第9問

呼吸について正しいのはどれか。

1: 中枢化学受容器は髄液のpHの低下で刺激される。

2: 肺伸展受容体の反応は舌咽神経を介して呼吸中枢に伝わる。

3: 吸息運動は主として内肋間筋の収縮により行われる。

4: 胸腔内圧は呼息時には約+5mmHgになる。

5: 健常人では肺胞換気量は換気量とほぼ同一である。

国試第35回午前:第67問

酸素吸入に用いる機器について正しいのはどれか。 

1: 鼻カニューレではCO2ナルコーシスを生じることはない。 

2: 簡易酸素マスクは一定の酸素濃度を供給する際に用いる。 

3: リザーバ付きマスクは簡易酸素マスクで酸素化が保てない場合に用いる。 

4: ベンチュリーマスクは加湿が必要な場合に用いる。 

5: ネブライザ付き酸素吸入装置は肺水腫の治療に用いる。 

国試第1回午後:第33問

人工呼吸器が適切に使用されていないことを思わせるのはどれか。

a: 爪の色がピンクである。

b: 発汗、血圧上昇がみられる。

c: ファイティングを起こしている。

d: 不安、不穏などの中枢神経刺激症状がみられる。

e: 動脈血酸素分圧(PaO2)120mmHg、動脈血炭酸ガス分圧(PaCO2)37mmHgであった。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第10回午後:第39問

自発呼吸を残しながら行う換気様式はどれか。

a: PSV(圧支持換気)

b: CPPV(持続性陽圧換気)

c: IRV(吸気時間延長換気)

d: CPAP(持続的気道陽圧)

e: IMV(間欠的陽圧換気)

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第25回午後:第79問

血液浄化療法中に体内に空気が流入した際の対処法で誤っているのはどれか。

1: 酸素吸入を行う。

2: 血管拡張薬を注射する。

3: 血液ポンプを停止する。

4: 高気圧酸素治療を検討する。

5: 左側臥位にして頭を低くする。

国試第11回午前:第10問

呼吸調節について正しいのはどれか。

a: 動脈血酸素分圧(PaO2)の低下は頚動脈洞で感知される。

b: 動脈血pHの低下は換気量を減少させる。

c: 延髄の化学受容器は動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)に反応しない。

d: 肺への迷走神経知覚枝を切断すると吸息が延長する。

e: 心拍出量の減少は呼吸数を増加させる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第18回午後:第42問

カプノメトリについて誤っているのはどれか。(人工呼吸療法)

a: 動脈血二酸化炭素分圧の近似値が得られる。

b: 二酸化炭素呼出曲線開始時点と呼気開始とが一致する。

c: サイドストリーム型のガスサンプル量は約1L/分である。

d: 二酸化炭素の赤外線吸収原理を利用している。

e: 呼気終末二酸化炭素分圧は肺胞換気量に反比例する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午後:第68問

高気圧酸素治療について正しいのはどれか。

a: 血液中の溶解型酸素の増量を目的とする。

b: 高気圧酸素環境下では多量の酸素が皮膚から浸透する。

c: 第2種装置内へはどのような医療機器も搬入できる。

d: 意識障害で耳管の開放ができない場合は鼓膜穿刺を施行する。

e: 治療終了後には必ず装置点検を行う。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午前:第24問

透析回路から気泡が体内に流入したときの処置で正しいのはどれか。

a: 直ちに血液ポンプを止める。

b: 直ちにトレンデレンブルグ体位にする。

c: 右側臥位にする。

d: 呼吸困難に対しては起坐位とする。

e: 酸素吸入を開始する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第22回午前:第75問

人工腎臓装置に用いている原理で誤っているのはどれか。

a: 電気分解

b: 限外濾過

c: 吸 着

d: 拡 散

e: 沈 殿

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第30回午後:第70問

人工心肺送血ポンプとしてローラポンプと比較した遠心ポンプの特性で正しいのはどれか。

a: 回転数による流量制御が容易である。

b: ポンプ停止時の逆流がない。

c: 送血回路閉塞時の回路破裂の危険がない。

d: 過度の陰圧発生がない。

e: 血球損傷が多い。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第18回午後:第36問

死腔について正しいのはどれか。(人工呼吸療法)

a: 解剖学的死腔はガス交換に関わる。

b: 器械的死腔は口腔内容量である。

c: 肺胞死腔とは換気があって血液が途絶した肺胞である。

d: 死腔換気率は1回換気量の約30%である。

e: 換気量が一定で死腔が増大するとPaCO2が上昇する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e