肺におけるガス交換について正しいのはどれか。
a: 換気血流比の不均等分布はPaO2を低下させる原因となる。
b: 肺胞気動脈血酸素分圧較差は吸気酸素濃度を変えても一定値を保つ。
c: シャント率50%の患者の純酸素吸入時のPaO2は約380mmHgである。
d: 吸入気の酸素濃度を徐々に低下させるとPaCO2は徐々に上昇する。
e: 分時換気量が一定のとき肺胞死腔が増加するとPaCO2は上昇する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
人工呼吸器を装着した成人患者の気管吸引で正しいのはどれか。
a: 自発呼吸がある患者では吸気時に吸引カテーテルを挿入する。
b: 吸引圧を80~120mmHgに設定する。
c: 6~12フレンチサイズ(Fr.)の吸引カテーテルを準備する。
d: 吸引カテーテルを22~28cm挿入して徐々に引き上げながら吸引する。
e: 1回の吸引時間は10~15秒以内とする。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
熱希釈式心拍出量測定について誤っているのはどれか。
1: カテーテル先端は肺動脈に留置する。
2: 右心房の位置にあるカテーテル側孔から注入液を注入する。
3: 注入液には約0℃の5%ブドウ糖液を使用する。
4: 注入液量に応じてカテーテル係数を変更する。
5: 注入液はゆっくり注入する。