第21回国試午後56問の類似問題

国試第29回午後:第68問

膜型人工肺について正しいのはどれか。

1: 吹送ガス流量を増やすとPaO2 は上昇する。

2: 吹送ガス酸素濃度を上げるとPaCO2 は低下する。

3: 多孔質膜では血液は酸素と直接接触しない。

4: 均質膜では長時間使用すると血漿漏出が起こる。

5: 外部灌流型は内部灌流型よりも血流に乱流が生じやすい。

国試第16回午後:第48問

体外循環について誤っているのはどれか。

1: 生体の酸素需要に見合う灌流量を保つ。

2: 術前の収縮期血圧を維持する。

3: 末梢血管抵抗は適正灌流量の指標となる。

4: 低体温は適正灌流量に対する安全域を拡大する。

5: 血液希釈は微小循環を改善する。

国試第35回午前:第70問

人工心肺を用いた体外循環で正しいのはどれか。 

1: 左心補助の装置である。 

2: 回路を構成する装置はECMOと同じである。 

3: 開放回路型が主流である。 

4: 拍動流ポンプを必要とする。 

5: 使用限界は3時間である。 

国試第20回午後:第47問

膜型人工肺について誤っているのはどれか。(体外循環装置)

1: 多孔質膜は長時間の使用で血漿漏出を起こす。

2: 多孔質膜は均質膜よりガス交換能が劣る。

3: 多孔質膜では気泡が血液に混入するおそれがある。

4: 均質膜では血液とガスは非接触である。

5: シリコーンゴム膜は均質膜である。

国試第35回午後:第69問

人工心肺を用いた体外循環中に用いる血液濃縮器について正しいのはどれか。 

1: メインの人工心肺回路と別の並列回路を必要とする。 

2: 除水量の第一の規定因子は装置を通過する血液流量である。 

3: 血清カリウム濃度の低下効果は透析装置と同等である。 

4: .遠心力を用いて血球成分と血漿成分を分離する装置である。 

5: 水分のみでなくアルブミンなどの血漿タンパクも除去される。 

国試第16回午前:第77問

ME機器と、起こり得る問題との組合せで考えられないのはどれか。

1: 心内圧モニタ装置 ----------- ミクロショックによる心室細動

2: IABP ---------------------- 駆動ガスの漏れによる塞栓症

3: 人工心肺装置 -------------- 回路のはずれによる大量出血

4: 超音波診断装置 ------------ キヤビテーションによる血管損傷

5: 電気メス ------------------- 高周波分流による熱傷

ME2第38回午後:第22問

人工心肺用遠心ポンプについて正しいのはどれか。

1: ポンプヘッドの外周側から血液を流入させる。

2: 流量計は不要である。

3: ベントポンプとして使用できる。

4: ポンプ出口を閉鎖してからポンプを停止させる。

5: 気泡を取り除くために回転体の軸周辺を強く叩く。

国試第23回午後:第73問

人工肺のガス交換トラブル時の点検項目で誤っているのはどれか。

1: 酸素供給ラインの接続状況

2: 供給酸素流量

3: 人工肺の破損の有無

4: ガス側への血漿漏出の有無

5: 貯血槽の液面レベル

ME2第39回午後:第16問

人工呼吸器について正しいのはどれか。

1: 呼気弁は呼気時に閉じる。

2: 体外式陰圧換気法が主流である。

3: 人工呼吸器を吸引配管に接続する。

4: ホースヒータは回路内の結露を防止する。

5: コンプレッサ内蔵機種では酸素ガスは使用しない。

国試第25回午後:第70問

人工心肺装置に用いる遠心ポンプで正しいのはどれか。

a: 吸引回路用のポンプに適する。

b: チューブ圧閉度の調節が必要である。

c: 低回転時には逆流が生じることがある。

d: 血液損傷はローラポンプよりも軽度である。

e: 回転数が同じでも流量は後負荷によって変化する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第33回午前:第67問

調節換気において、人工呼吸器の異常と有害事象との組合せで誤っているのはどれか。

1: 弁の開放不全            圧損傷

2: 呼吸流路の屈曲           換気の異常

3: 呼吸回路内のリーク         低二酸化炭素血症

4: 加温加湿器の停止          喀痰の硬化

5: 吸入気酸素濃度の異常上昇      酸素中毒

国試第30回午後:第72問

乳幼児の人工心肺を用いた体外循環で成人と比較して正しいのはどれか。

a: 無輸血体外循環が容易である。

b: 体重1 kg 当たりの適正灌流量が少ない。

c: 目標灌流圧が低い。

d: 体液バランスの不均衡が生じやすい。

e: 急速な冷却が望ましい。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第34回午後:第12問

人工心肺でコントロールできないのはどれか。

1: 体外循環血流量

2: 患者の循環血液量

3: 血液温度

4: 呼吸数

5: 動脈血酸素分圧

国試第8回午後:第43問

人工心肺装置の血液に及ぼす影響について正しいのはどれか。

a: ローラポンプによりチューブが完全に圧閉される場合は血球が破壊される。

b: ACTが400~600秒の場合、血液の抗凝固性が維持される。

c: 血液温の低下で血液粘度は低下する。

d: 径が太い送血カニューレでは血液成分に対する損傷が大きい。

e: 熱交換器での血液と加温水の温度差が10°C以上では血球が破壊されやすい。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第8回午後:第41問

体外循環について正しいのはどれか。

a: 体外循環では末梢循環に非生理的灌流がある。

b: 大静脈からの脱血には強い陰圧を用いる。

c: 血液フィルタを人工肺の直前に挿入する。

d: 無血体外循環では自己血回収装置を用いる。

e: 至適灌流量は末梢血管抵抗などを基にして決める。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第4回午後:第33問

人工心肺による体外循環の血液に及ぼす影響について正しいのはどれか。

a: 赤血球の損傷

b: 血漿蛋白の変性

c: 血漿遊離ヘモグロビン濃度の増加

d: 血液粘度の低下

e: ヘマトクリット値の増加

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第16回午後:第50問

人工肺について正しいのはどれか。

a: 中空糸膜型には内部灌流型と外部灌流型とがある。

b: 気泡型では血液とガスが直接接触する。

c: 回転円板型は現在最も多く使用されている。

d: コイル型はガス交換膜を用いない。

e: 中空糸膜型のガス交換膜材質にポリプロピレンがある。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第36回午後:第73問

臨床工学技士が行う人工心肺業務として誤っているのはどれか。 

a: 回路からの薬剤注入を行う。 

b: 留置カニューレから採血を行う。 

c: 回路の充填を行う。 

d: 術野でカニューレを回路に接続する。 

e: 開始前に患者の静脈から採血を行う。 

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第38回午後:第21問

血液透析について誤っているのはどれか。

1: 中空糸型の透析膜が使用されている。

2: 体内の過剰の水分を浸透圧差により除去する。

3: 透析液には重炭酸が添加されている。

4: ローラポンプが使用されている。

5: 血液と透析液を互いに反対方向に流す。

国試第26回午後:第70問

人工心肺による体外循環について正しいのはどれか。

1: 血液希釈によって溶血量は増加する。

2: 血液希釈によって膠質浸透圧は増加する。

3: 血液希釈によって血液粘稠度は増加する。

4: 低体温によって血液粘稠度は低下する。

5: 低体温によって組織への酸素の移行は低下する。