臨床医学総論の過去問


国試第14回午前:第33問

下垂体ホルモンの分泌低下により生じるのはどれか。

a: 性早熟症

b: 先端巨大症

c: 低身長症

d: Sheehan〈シーハン〉症候群

e: Cushing〈クッシング〉症候群

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第32問

糖尿病について正しいのはどれか。

a: インスリン非依存型は先天的にインスリン産生不全がある。

b: 糖化ヘモグロビン(HbA1C)値には採血時の病態が最もよく反映される。

c: 腎合併症の早期発見には尿中アルブミン測定が有用である。

d: 間欠性跛行は進行した動脈硬化症を疑わせる。

e: 食事の糖質制限が最も重要である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第29問

長期透析患者の合併症として正しいのはどれか。

a: 多血症

b: 免疫機能亢進症

c: アミロイドーシス

d: 二次性上皮小体(副甲状腺)機能亢進症

e: 異所性石灰化

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第28問

人工血管が使用される疾患はどれか。

1: 心房中隔欠損症

2: 心室中隔欠損症

3: 下肢静脈瘤

4: 憎帽弁狭窄症

5: 大動脈瘤

国試第14回午前:第27問

心臓ぺースメーカの適応として誤っているのはどれか。

1: 第1度房室ブロック

2: 第2度房室ブロック

3: 第3度房室ブロック

4: 洞不全症候群

5: 薬物抵抗性頻拍発作

国試第14回午前:第26問

狭心症発作時に胸部以外で痛みを訴えることが多い部位はどこか。

a: 頭部

b: 頸部

c: 左上腕

d: 下腹部

e: 大腿

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第24問

血圧の異常について正しいのはどれか。

a: 高血圧症のほとんどは本態性高血圧症である。

b: 収縮期圧140mmHg以上は高血圧症である。

c: 高血圧症の治療方針は直ちに降圧剤を投与することである。

d: 内分泌疾患では低血圧症は起こらない。

e: 収縮期圧が120mmHg以下を低血圧症という。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第23問

虚血性心疾患について正しいのはどれか。

a: 心筋の血流が減少することによって発症する。

b: 冠状動脈の硬化性病変が主因である。

c: 心筋梗塞では不可逆的心筋壊死が起きている。

d: 狭心症は安静時には起こらない。

e: 女性は男性より罹患率が高い。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第22問

結核について正しいのはどれか。

a: ツベルクリン反応検査の判定は注射後12時間で行う。

b: ほとんど飛沫感染である。

c: 後天性免疫不全症候群(AIDS)患者は発症しやすい。

d: ガフキー号数は菌培養の結果によって決める。

e: 治療薬はペニシリンが第一選択である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第14回午前:第21問

肺炎について正しいのはどれか。

a: カリニ肺炎はしばしば後天性免疫不全症候群(AIDS)に合併する。

b: マイコプラズマ肺炎は高齢者に多い。

c: ウイルスと細菌の混合感染性肺炎では抗生剤療法は行わない。

d: 嚥下性肺炎の主な起炎菌は嫌気性菌である

e: ウイルス性肺炎の診断は発病時の抗体価と2~3週後のそれとを比較する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第19問

肺水腫を生じる原因はどれか。

a: 右心不全

b: 肺血栓塞栓症

c: 高山などの低気圧下

d: 僧帽弁狭窄症

e: 肝硬変

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第17問

正しいのはどれか。

1: 疾病の原因となる病原微生物がウイルスから細菌に交代することを菌交代現象という。

2: 季節や気候の変化に伴って悪化する感染性疾患のことを日和見感染という。

3: 抗生物質によって感染症を治療することを脱感作療法という。

4: 白血球増多を示す白血病で細菌感染への抵抗力は低下する。

5: 出血傾向を伴う白血病を赤血病という。

国試第13回午後:第83問

正しい組合せはどれか。

a: 乾熱滅菌 ――――――――--------- 窒素ガス

b: 煮沸滅菌 ――――――――--------- エチルアルコール

c: エチレンオキサイドガス(EOG)滅菌 ―― エアレーション

d: 放射線滅菌 ―――――――--------- コバルト60

e: 高圧蒸気滅菌 ――――――--------- 真空工程

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第13回午後:第46問

長期気管挿管による合併症はどれか。

a: 鼻咽腔の壊死

b: 声帯の損傷

c: 気管の損傷

d: 膵臓壊死

e: 腎結石

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第13回午前:第49問

緑膿菌に無効な消毒薬はどれか。

1: ポビドンヨード(イソジン)

2: エタノール

3: 次亜塩素酸ナトリウム

4: へキサクロロフェン

5: クレゾール石けん

国試第13回午前:第48問

誤っている組合せはどれか。

1: ポビドンヨード(イソジン) ――――――- 粘膜

2: 塩化ベンゼトニウム(ハイアミン) ―――- 手指

3: ホルマリン ――――――――――――― 皮膚

4: クロルヘキシジン(5%ヒビテン液) ―――- 器具

5: グルタールアルデヒド(ステリハイド) ――― 室内

国試第13回午前:第47問

手術野の皮膚消毒について正しいのはどれか。

1: 手術野を滅菌布で覆ってから消毒する。

2: 消毒薬を執刀部位に最初に塗布し次第に周辺へと消毒する。

3: 消毒薬を執刀部位の外周から中心部へと消毒する。

4: 消毒薬の塗布回数は1回で十分である。

5: 手術野の剃毛は消毒終了後に行う。

国試第13回午前:第46問

汚染物の処理について正しいのはどれか。

a: 救急室の汚染は次亜塩素酸ナトリウム液で清拭する。

b: 水でぬらせない器具はガス滅菌する。

c: ヒト免疫不全ウイルス(HIV)で汚染された器具のエタノール消毒は無効である。

d: 使用後の注射針は不燃物の一般廃棄物として処理する。

e: ディスポーザブルガウンは可燃物の一般廃棄物として処理する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第13回午前:第45問

滅菌・消毒法について正しいのはどれか。

1: 結核菌汚染物には逆性石けんが有効である。

2: MRSA汚染物にはエチレンオキサイドガス(EOG)滅菌は無効である。

3: A型肝炎ウイルスには煮沸消毒は無効である。

4: B型肝炎ウイルスには煮沸消毒は無効である。

5: C型肝炎ウイルス汚染物には次亜塩素酸ナトリウム液が有効である。

国試第13回午前:第41問

全身麻酔器について誤っているのはどれか。

1: ボンベからガスを得るときは6.5~7.5kgf/cm2に減圧する。

2: 酸素流量計の位置は各流量計の最左端(向かって右側)に規定されている。

3: ソーダライム100gは大気圧・室温で15~20lのCO2を吸収する。

4: 気化器をバイパスして大量の酸素ガスを直接呼吸回路へ供給する機能がある。

5: 酸素の供給が止まると亜酸化窒素の供給も止まる。