生体物性材料工学の過去問


国試第4回午前:第70問

バイオセラミックスのうち生体不活性なのはどれか。

a: ハイドロキシアパタイト

b: バイオガラス

c: アルミナ

d: ジルコニヤ

e: リン酸三カルシウム

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第4回午前:第69問

プラスチックの副資材のうち機械的強度を増すために使用されるのはどれか。

a: 可塑剤

b: ガラス繊維

c: ガラス球

d: 充填剤

e: 安定剤

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第4回午前:第68問

医療用具の安全性に関する試験に含まれないのはどれか。

1: 物性試験

2: 生体内試験

3: 溶出物試験

4: 性能試験

5: 無菌試験

国試第4回午前:第67問

生体機構のモデル表現について誤っているのはどれか。

1: 細胞の電気的モデルでは、細胞膜は静電容量で、細胞内外液はインダクタンスと抵抗との並列結合で表されている。

2: 生体の電気現象において筋や神経細胞の活動電位は電源によって表される。

3: 生体組織の機械的特性は弾性要素と粘性要素との組合せで表される。

4: 循環系の機械的モデルでは、大動脈は主に弾性素子で、全末梢血管抵抗は抵抗素子で表される。

5: 生体の熱現象のモデルは産熱、熱輸送、体表からの熱放散の各機構で表される。

国試第4回午前:第66問

生体における情報処理や制御のための基本システムはどれか。

a: 高分子の分子構造に含まれた情報系

b: 神経細胞の興奮インパルスによる信号伝送系

c: 生体内電気インピーダンス分布系

d: 生体内の物理現象の異方特性情報系

e: 内分泌物質による信号伝送系

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第4回午前:第65問

生体の超音波特性について誤っているのはどれか。

1: 音響インピーダンスは媒質の密度と音速との積で表される。

2: 減衰定数は周波数におおよそ比例する。

3: 肺の減衰定数は他の組織より小さい。

4: 横波より縦波の方が重要である。

5: 超音波エネルギーはハイパーサーミアにも利用できる。

国試第4回午前:第64問

誤っているのはどれか。

1: 生体での荷重、衝撃力、機械振動などの現象には力学特性が関係する。

2: 生体組織の伸びの弾性はコンダクタンスで表される。

3: 生体組織は赤外光を吸収する。

4: 血管壁や筋肉の力学特性には異方性がある。

5: 生体での機械振動、音響振動は変位速度と応力の関係で表される。

国試第4回午前:第63問

神経細胞や筋細胞などの興奮に関係する用語はどれか。

a: 能動輸送

b: 粘性係数

c: 減衰定数

d: 活動電位

e: 興奮伝導

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第4回午前:第62問

誤っているのはどれか。

1: 電流密度が小さいと生体は導電体であると同時に誘電体とみなされる。

2: 電流密度が小さいと細胞膜は絶縁体、細胞内外液は導電体とみなされる。

3: 電流密度が大きいと神経細胞や筋細胞は興奮現象を生じる。

4: 直流では電流密度と導電率との積は電界の強さを表す。

5: 生体では周波数が増加するにしたがって導電率が増加し誘電率が減少する。

国試第4回午前:第61問

生体物性について誤っているのはどれか。

1: 異方性とは、例えば電気インピーダンスが生体内の部位によって異なる値を示すことをいう。

2: 非線形とは、例えば刺激強度と反応とが比例関係にないことをいう。

3: 周波数依存性とは、例えば導電率や誘電率が周波数によって変化することをいう。

4: 産熱とは、例えば人間の全身の骨格筋では60~150Wの熱を産生することをいう。

5: 細胞膜の興奮性とは、例えば神経細胞において、あるレベル以上の電気刺激で膜電位が飛躍的に変化してインパルスを発生することをいう。

国試第3回午前:第87問

電気抵抗率の最も高い組織と最も低い組織はどれか。

a: 血 液

b: 筋 肉

c: 肝 臓

d: 神 経

e: 脂 肪

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午前:第72問

生体における情報処理や制御のための基本システムとして誤っているのはどれか。

a: 高分子の分子構造に組み込まれた情報

b: 神経細胞の興奮インパルスによる信号伝送系

c: 生体内電気インピーダンス分布系

d: 生体内の物理現象の非線形特性情報

e: ホルモンなど内分泌物質による信号伝送系

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午前:第71問

生体の熱産生、放散に関係のないのはどれか。

1: 代謝

2: 能動輸送

3: 筋活動

4: 血流

5: 発汗

国試第3回午前:第68問

生体の能動的電気的性質を表すのはどれか。

a: 活動電位

b: 周波数分散

c: 線形特性

d: 誘電率

e: 興奮の伝導

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午前:第67問

生体物性の一般的特徴とその例との組合せで誤っているのはどれか。

1: 異方性・・・・・・・・・・・・筋組織の力学的特性

2: 非線形性・・・・・・・・・・細胞膜の電気的特性

3: 周波数依存性・・・・・・組織の電気定数特性

4: 温度依存性・・・・・・・・生化学反応の特性

5: 粘弾性・・・・・・・・・・・・組織の塑性変形特性

国試第3回午前:第65問

高分子重合体でないのはどれか。

a: ランダム重合体

b: テトロン重合体

c: タンタル重合体

d: ブロック重合体

e: グラフト重合体

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午前:第63問

ポリヒドロキシエチルメタクリレートの用途として適切なのはどれか。

a: 尿道カテーテル

b: ソフトコンタクトレンズ

c: 人工肺

d: 人工歯根

e: 人工骨頭

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午前:第62問

生体内での医用埋植材料の変化はどれか。

a: 発癌

b: 血栓形成

c: 異物排除

d: 機械的劣化

e: 二次物質生成

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午前:第61問

医用材料に対する生体側の慢性局所反応はどれか。

a: 吸着

b: 肉芽

c: 発癌

d: 炎症

e: 溶出

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午前:第89問

電気抵抗率の最も低いのはどれか。

1: 脂 肪

2: 肝

3: 筋 肉

4: 血 液

5: 神 経