健常成人の冠循環について正しいのはどれか。
a: 安静時の心拍出量の約5%が注ぐ。
b: 運動時には心拍出量の約25%が注ぐ。
c: 左冠状動脈血流は拡張期に比べて収縮期に増加する。
d: 冠状動脈は大動脈弓から左右一対が分枝する。
e: 冠循環血流の約70%が冠状静脈洞を通って右心房にかえる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
正常成人について誤っているのはどれか。
1: 肺胞気の酸素分圧は約100mmHgである。
2: 安静時の心拍出量は1分間に約5Lである。
3: 機能的残気量は予備呼気量と残気量との和である。
4: 不整脈のない心電図では、1分間の心拍数は60をR-R間隔(秒)で除して求められる。
5: 左室の収縮期圧は右室の収縮期圧にほぼ等しい。
心収縮について正しいのはどれか。(人の構造および機能)
a: I音は心室収縮初期に聴取される心音である。
b: 正常の心周期では拡張期は収縮期より短い。
c: 安静時の1回心拍出量は約200mlである。
d: 冠血流量は心拍出量の約20%である。
e: 交換神経刺激によって心拍数が増加する。
安静時の心臓について誤っているのはどれか。
a: 成人男子では約300gである。
b: 冠状動静脈血の酸素含有量の差は大きい。
c: 冠血流量は心拍出量の約5%である。
d: 酸素消費量は全体の約25%である。
e: 左房内圧は約100mmHgである。
成人の安静時の呼吸機能について正しいのはどれか。
1: 1回換気量はATPSで示される。
2: 胸腔内圧は1~2cmH2Oである。
3: 動脈血のPo2は50mmHgである。
4: 1回換気量は1500mLである。
5: 混合静脈血の酸素飽和度は約75%である。
健常成人において正しいのはどれか。
a: 二酸化炭素産生量は2000ml/分
b: 解剖学的シャントは心拍出量の2~4%
c: 残気率は10%
d: 混合静脈血酸素分圧は46mmHg
e: 終末呼気二酸化炭素分圧は36mmHg
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
成人の安静呼吸時で標準的な値はどれか。
1: 解剖学的死腔量は500mLである。
2: 胸腔内圧は-5~-8cmH2Oである。
3: 動脈血の酸素分圧は50mmHgである。
4: 一回換気量は1000mLである。
5: 混合静脈血の酸素飽和度は50%である。
正しいのはどれか。
a: 心電図のP波に続いて心房が収縮する。
b: 心音の第II音は動脈弁の閉鎖音である。
c: 心臓の正常興奮伝導では、ヒス束がペースメーカとなる。
d: 正常心では拡張期の心室容積が小さいほど心拍出量は増加する。
e: 心電図ST部分の変化は心筋虚血の指標となる。
肺循環について正しいのはどれか。
a: 肺動脈の血管壁は大動脈のそれに比して薄い。
b: 平均肺動脈圧は15mmHgである。
c: 動脈圧が上昇すると肺動脈圧も上昇する。
d: 肺静脈血の酸素飽和度は約75%である。
e: 肺循環時間は4~5秒である。
肺気量について誤っているのはどれか。
1: 肺活量は肺の容積に等しい。
2: 機能的残気量は安静時呼気終末の肺気量である。
3: 成人の安静時1回換気量は400~500 mL 程度である。
4: 成人の安静時呼吸回数は1分間14回程度である。
5: 予備吸気量は安静吸気位から吸入できる最大の吸入量である。
健常成人の呼吸について誤っているのはどれか。
a: 赤血球は肺で酸素を取り込む。
b: 安静時の呼吸数は毎分10~12回である。
c: 気道における死腔は約150mlである。
d: 呼吸中枢は血液温に反応する。
e: 吸気は横隔膜が弛緩するときに起こる。
成人の呼吸運動について誤っているのはどれか。
1: 呼吸数が変化しても肺拡散能は一定である。
2: PaCO2が上昇すると呼吸運動は促進する。
3: 成人男子の安静呼吸時における一回換気量は約500mLである。
4: 横隔膜は呼気時に収縮する。
5: 吸気時も呼気時も胸腔内圧は陰圧である。
a: 心音、心雑音の周波数は20Hz~1kHz程度である。
b: 心音計では、低域、高域、中域、聴覚疑似の心音フィルタが用いられる。
c: 脈波伝搬速度は動脈硬化などの影響を受ける。
d: 指尖容積脈波計は少なくとも心音計の周波数特性以上のものが必要である。
e: 頸動脈波は心拍出量を計測するために用いられる。
心音計測について誤っているのはどれか。
1: Ⅰ音の主な成分は僧帽弁の閉鎖する時相に生じる。
2: Ⅱ音の主な成分は大動脈弁が開放する時相に生じる。
3: 心電図と同時記録を行う。
4: 測定時に呼吸を停止させる。
5: 心音、心雑音の成分は20~800Hz程度である。
3: 成人の安静時1 回換気量は400?500 mL 程度である。
4: 成人の安静時呼吸回数は1 分間回程度である。
人工心肺について正しいのはどれか。
a: 肺循環と体循環とを灌流する。
b: 完全体外循環中は心拍動を停止できる。
c: 灌流量は心拍出量の約80%を目安とする。
d: 血液のpH調節のため酸素と二酸化炭素を用いる。
e: 無血体外循環では抗凝固剤は不要である。
正常成人に関して正しいのはどれか。
a: 安静時の一回換気量はほぼ1Lである。
b: 酸素飽和度100%の血液100mL中には、約20mLの酸素が含まれている。
c: 体液中炭酸ガスの大部分は重炭酸イオン(HCO3-)として存在する。
d: 吸気時には横隔膜を挙上して胸腔を陽圧にする。
e: 平静呼気位における肺気量を残気量という。
人工心肺を用いた体外循環時の血液灌流量について正しいのはどれか。
1: 術前の心拍出量より多めの血液量を灌流する。
2: 常温下での適正灌流量は体表面積から求められる。
3: 低体温時には常温時より灌流量を多くする。
4: 末梢血管抵抗は血液灌流量と関係がない。
5: 環流静脈血の酸素飽和度を50%以下に保つ。
心拍出量に影響を及ぼさない因子はどれか。
1: 静脈潅流量
2: 循環血液量
3: 肺活量
4: 血圧
5: 心拍数
人工呼吸療法について正しいのはどれか。
a: 患者と人工呼吸器の換気が同期しない状態をファイティングという。
b: 静脈潅流量が減少する。
c: 血圧は上昇する。
d: 人工呼吸の開始基準としての呼吸数は成人で60回/分以上である。
e: 人工呼吸の初期設定は成人で換気回数20~30回/分である。
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