各種エネルギーの生体に対する作用で誤っているのはどれか。
a: 超音波の照射エネルギーが1W/cm2を超えるとキャビテーションを起こす。
b: がん組織を42.5°C以上に加温すると壊死が生じる。
c: レーザ光以外の可視光線でも網膜損傷が起こる。
d: 細胞分裂が盛んな組織では放射線の感受性が高い。
e: 短時間でも3Tの磁界を生体に作用させるとがんが発生する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
吸光分析について正しいのはどれか。
a: 紫外・可視および近赤外領域の光を利用して分析する。
b: 可視光の検出には光電子増倍管が用いられる。
c: 紫外領域では光源としてタングステンランプが用いられる。
d: 光電比色計ではグレーティング・モノクロメータによって単色光波長を選択する。
e: ランバート・べール(Lambert-Beer)の法則によって溶液の濃度を算出できる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
正しいのはどれか。
a: 生体内では光散乱は少ない。
b: 生体内の光吸収は主にヘモグロビンと皮膚のメラニンによる。
c: 光によるヘモグロビンの酸素飽和良測定には複数の波長が用いられる。
d: 光電式脈波計によって血流量の波形が得られる。
e: パルスオキシメータは動脈の血流量を測定できる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
エネルギーの人体への作用について正しいのはどれか。
1: 400nm以下の波長の光を長時間浴びても障害を生じない。
2: 常伝導磁石による静磁場に30分間爆露されると発熱による障害を生じる。
3: 加熱作用を生じる超音波の強さはキャビテーションを生じるそれよりも大きい。
4: 温熱療法(ハイパーサーミア)では42.5°C以上で細胞致死効果が急激に高まる。
5: 細胞分裂が盛んな組織ほど放射線感受性は低い。
赤外領域の連続レーザ光を生体に照射したとき、生体への治療効果が最も大きい作用はどれか。
1: 光音響作用
2: 光化学作用
3: 光熱作用
4: 光解離作用
5: 光電作用
各種エネルギーの人体に対する影響で正しいのはどれか。
a: レーザー光の作用は波長には関係しない。
b: 高周波電流では熱的作用が大きい。
c: 超音波によるキャビテーションは細胞の破壊につながる。
d: 体表面低周波電流密度が2Ma/cm2程度でも周辺の知覚神経は興奮しない。
e: 60~65°Cの加温を長時間行っても蛋白変性を生じない。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
エネルギーの人体への作用について誤っているのはどれか。
1: 癌細胞は正常細胞より熱に弱い。
2: 加温すると細胞の放射線感受性が高まる。
3: 低酸素状態の細胞は熱に強い。
4: 可視光はヘモグロビンに吸収される。
5: 生体に強い超音波が作用すると熱を生じる。
光による眼の傷害について正しいのはどれか。
a: 波長400~700nm(可視光)は角膜傷害を起こしにくい。
b: 波長1050~1400nm(近赤外光)は角膜傷害を起こしにくい。
c: 波長180~315nm(紫外光)は角膜傷害を起こしにくい。
d: 青色光は赤色光に比べ網膜傷害を起こしにくい。
e: 波長3~1000μm(赤外光)は角膜傷害を起こしにくい。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e