第30回ME2午前4問の類似問題

国試第20回午後:第82問

人体の熱特性について正しいのはどれか。(生体物性材料工学)

a: 熱の産生は1kW程度である。

b: 皮膚は黒体とみなせる。

c: 体表からの放射エネルギーのピーク波長は赤外領域にある。

d: 呼吸の増加は熱放散を増す。

e: 末梢血管の拡張は熱放散を抑制する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第35回午後:第23問

体温の測定について正しいのはどれか。

1: 予測式電子体温計は長時間測定部に入れておくと表示が不安定になる。

2: 電子体温計は体温の変動をリアルタイムで表示する。

3: 手術中の体温モニタは測定部の最高温を表示する。

4: 耳式赤外線体温計は核心温度に近い値を表示する。

5: 深部体温計は針電極を用いる。

国試第30回午前:第87問

生体組織の熱に対する性質で誤っているのはどれか。

1: 免疫に関係する細胞は体温が下がると機能が低下する。

2: 組織の温度が4を超えると細胞生存率が低下する。

3: 温溶血現象は60°C を超えた付近で現れる。

4: がん組織は正常組織に比べて温度感受性が高い。

5: 熱による組織の凝固は水分の沸騰に伴う細胞質の飛散で生じる。

ME2第37回午前:第57問

生体における熱特性について誤っているのはどれか。

1: 脂肪組織の熱伝導率は水より小さい。

2: 生体内部の熱の移動は主に熱伝導による。

3: 体表面での空気の対流は熱の放散を促進する。

4: 運動時の熱産生は主に骨格筋に起因する。

5: 体表面からの熱放射エネルギーの波長分布は赤外領域にある。

国試第27回午後:第86問

誤っているのはどれか。

1: 体表からの放射エネルギーのピーク波長は赤外領域にある。

2: 生体活動時の熱の産生は主に骨格筋で起こる。

3: 脂肪組織の熱伝導度は水の値よりも小さい。

4: 生体内部の熱の移動は主に熱伝導によって起こる。

5: 身体の外部環境温度が低くなると代謝量が増加する。

国試第24回午前:第90問

生体の熱特性で誤っているのはどれか。(生体物性材料工学)

1: 活動時の熱の産生は主に骨格筋で起こる。

2: 脂肪組織の熱伝導率は筋組織よりも大きい。

3: 生命活動に必要なエネルギー源はATPである。

4: 成人は安静時に100W程度の熱を発生している。

5: 人体組織内の熱輸送のほとんどは血液の循環による。

国試第30回午後:第30問

体温計測について正しいのはどれか。

1: 電子体温計ではサーモパイルが使われる。

2: 耳用赤外線体温計は鼓膜からの熱伝導を利用している。

3: 耳用赤外線体温計には量子型検出器が使われる。

4: 深部体温計は熱流補償法を利用している。

5: 深部体温計の温度プローブにはCdSが使われる。

国試第17回午前:第5問

正しいのはどれか。

1: 不快指数は気温と湿度から計算する。

2: 有効温度とは体温を上昇させる気温のことである。

3: 熱射病で死亡することはない。

4: 人の温熱感覚に風速は影響しない。

5: 熱けいれんとは激しいけいれんによって発熱することである。

国試第29回午後:第88問

生体での熱の伝わり方について正しいのはどれか。

a: 体表面での熱の放散には空気の対流が役立つ。

b: 皮膚組織内では対流はほとんど存在しない。

c: 体表面から熱放射する電磁波は近赤外光である。

d: 生体内の組織における熱伝導は温度差の4乗に比例する。

e: 生体内では血流による熱の移動の効果が大きい。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第25回午前:第31問

体温測定で誤っているのはどれか。

1: 予測式電子体温計は水銀体温計に比べて短時間で測定できる。

2: 鼓膜温の測定には赤外線放射温度計が用いられる。

3: 電子体温計は温度上昇でサーミスタの抵抗が増大することを利用している。

4: 深部体温計は熱流補償法を用いて生体組織温を測定する。

5: サーモグラフィは体表面から放出される赤外線を利用している。

ME2第28回午後:第37問

体温計測の目的と使用機器の組合せで誤っているのはどれか。

1: 口腔温 -- 深部体温計

2: 鼓膜温 -- 赤外線放射温度計

3: 直腸温 -- サーミスタ温度計

4: 体表温度分布 -- サーモグラフ

5: 温熱療法中の組織温 -- 熱電対温度計

国試第22回午後:第69問

低体温について正しいのはどれか。

a: 血液粘度が低下する。

b: 人工心肺の安全限界が狭まる。

c: 組織への酸素移行が減少する。

d: 混合静脈血酸素飽和度が増加する。

e: アルファスタット法による管理ではpHが上昇する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第34回午前:第8問

日常生活において、1日の産熱量が最大である器官、組織はどれか。

1: 心 臓

2: 腎 臓

3: 肝 臓

4: 骨格筋

5: 呼吸筋