第31回国試午前73問の類似問題

国試第17回午前:第13問

血液循環について正しいのはどれか。

a: 上腕の外側で上腕動脈の脈を触れる

b: 肺静脈は中心静脈である。

c: 門脈は肝臓に流入する。

d: 大伏在静脈は下肢内側の皮下を上行する。

e: 冠循環では動脈間吻合は少ない。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第36回午後:第68問

人工心肺による体外循環時に使用する薬剤と使用目的との組合せで誤っているのはどれか。 

1: マンニトール浸透圧の調整 

2: アドレナリン心収縮力の増強 

3: ハプログロビン製剤出血の予防 

4: 乳酸加リンゲル液細胞外液の補正 

5: アルブミン製剤膠質浸透圧の調整 

国試第20回午前:第24問

術後肺動脈血栓塞栓症の予防として適切でないのはどれか。(循環器学)

1: 早期離床

2: 弾性ストッキングの着用

3: 両下肢の間欠的圧迫装置の着用

4: 両下肢の挙上

5: 下肢静脈からの輸液

国試第23回午前:第73問

人工心肺後の復温に要する時間に影響しないのはどれか。

1: 熱交換器の性能

2: 送血流量

3: 血液ガス分圧

4: 患者体重

5: 送水ポンプ流量

国試第27回午後:第71問

人工心肺による体外循環中の操作で心筋酸素消費量を増加させるのはどれか。

1: IABPの併用

2: 細動心の除細動

3: アドレナリンの投与

4: 左心腔内血液の吸引(ベンティンブ)

5: 部分体外循環から完全体外循環への移行

国試第29回午前:第71問

人工心肺による体外循環中の変化として正しいのはどれか。

a: 血中カルシウム濃度の低下

b: 血中ナトリウム濃度の上昇

c: インスリン分泌の増加

d: 炎症性サイトカインの放出

e: 血中バソプレシン濃度の上昇

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第14回午前:第28問

人工血管が使用される疾患はどれか。

1: 心房中隔欠損症

2: 心室中隔欠損症

3: 下肢静脈瘤

4: 憎帽弁狭窄症

5: 大動脈瘤

ME2第34回午後:第12問

人工心肺でコントロールできないのはどれか。

1: 体外循環血流量

2: 患者の循環血液量

3: 血液温度

4: 呼吸数

5: 動脈血酸素分圧

国試第36回午後:第71問

成人の人工心肺を用いた体外循環の操作条件で適切でないのはどれか。

1: .SVO275% 

2: 灌流量70mL/分/kg 

3: 灌流圧(平均大動脈圧)60mmHg 

4: 中心静脈圧20mmHg 

5: ヘマトクリット20% 

ME2第33回午前:第56問

人工心肺の構成要素とその目的で誤っているのはどれか。

1: 動脈フィルタ -- 気泡の除去

2: 熱交換器 -- 血液温度の調節

3: 血液濃縮器 -- 余剰水分の排出

4: 遠心ポンプ -- 血液成分の分離

5: 貯血槽 -- 循環血液量の調節

国試第24回午前:第70問

人工心肺装置に用いる血液ポンプで誤っているのはどれか。(生体機能代行装置学)

a: ローラポンプは吸引回路に用いられる。

b: ローラポンプで駆出される血液量は回転数に正比例する。

c: ローラポンプは遠心ポンプよりも血液損傷が軽度である。

d: 遠心ポンプはチューブ圧閉度の調節が必要である。

e: 遠心ポンプは同じ回転数でも流量が後負荷によって変化する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第34回午後:第73問

人工心肺を用いた体外循環中の血液凝固系管理で正しいのはどれか。

1: ACT(活性化凝固時間)を 200 秒以下に維持する。

2: 全回路ヘパリンコーティング人工心肺では充填時のヘパリン量を半減できる。

3: プロタミン投与によって血圧は上昇する。

4: プロタミンには軽度の抗凝血作用があるのでヘパリン中和時の過量投与は避 ける。

5: プロタミン投与後も術野出血が続く場合は吸引ポンプを回し回収を続ける。

国試第20回午後:第49問

正しい組合せはどれか。(体外循環装置)

a: 静脈血のガス交換 人工肺

b: 微小気泡の除去 フィルタ

c: 心腔内出血の回収 冠灌流回路

d: 余剰水分の排出 冷温水槽

e: 心内圧の減圧 ベントポンプ

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第9回午前:第14問

正しいのはどれか。

a: 心筋梗塞は冠動脈の閉塞が原因となって生じる。

b: 肺動脈塞栓症は下大静脈などにできた血栓が剥離して生じる。

c: 脳出血は高血圧症と無関係である。

d: 強度の動脈硬化は腹水の原因となる。

e: 食道静脈瘤は先天性の食道静脈走行異常が原因である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第24回午後:第77問

バスキュラーアクセスで正しいのはどれか。(生体機能代行装置学)

a: 第一選択は人工血管を用いた内シャントである。

b: 動脈表在化は心不全患者に用いられる。

c: スチール症候群ではシャントによって末梢循環障害を生じる。

d: シャント動静脈瘤は石灰化するので手術適応はない。

e: カフ付きトンネルカテーテルによって感染は防止される。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第20回午後:第53問

IABPについて正しいのはどれか。(体外循環装置)

a: 左室の後負荷を増大させる効果がある。

b: 正常な心臓と同等の心拍出量を得る。

c: 人工心肺中に使用することで拍動流が得られる。

d: 血液凝固異常を有する患者への使用は禁忌である。

e: 合併症として動脈主要分岐の血行障害がある。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第1回午後:第42問

血液透析開始3時間後に静脈圧の上昇が見られた。原因として考えられるのはどれか。

a: 血液ポンプの送血不良

b: 動脈回路の狭窄による血流不良

c: ヘパリン注入ポンプの作動不良による中空糸の閉塞

d: 静脈側留置針の位置異常による血流不良

e: 静脈側ドリップチェンバー(エアトラップ)内での凝血による血流不良。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第45問

人工心肺装置の使用目的はどれか。

a: 全身臓器・組織へのリンパ液潅流

b: 静脈血の酸素化

c: 静脈血からの炭酸ガスの排出

d: 開心術における患者の生命安全の維持

e: 静脈血からのアンモニアの除去

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第31回午前:第70問

人工心肺を用いた体外循環中の血中電解質について正しいのはどれか。

a: インスリン使用時には低カリウムになりやすい。

b: 低体温時には高カリウムになりやすい。

c: アルカローシス時には高カリウムになりやすい。

d: 保存血を使用すると低カルシウムになりやすい。

e: 低ナトリウムになりやすい。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午後:第29問

体外循環について正しいのはどれか。

1: 送血用カニューレは通常、鎖骨下動脈に挿入する。

2: 送血用カニューレ部分の血流速度は遅い。

3: 脱血用カニューレは通常、右心房から挿入する。

4: 脱血には常にポンプを使用する。

5: 成人用脱血カニューレのサイズは直径約5mmである。