第30回国試午前87問の類似問題

国試第28回午後:第86問

組織の両面の温度差が 4℃ で、断面積が 10cm2、厚さが 5mm の生体組織を 1分間に通過する熱量 [J] はどれか。ただし、生体組織の熱伝導率を 5×10-3 J / (cm ・s ・℃)とする。

1: 0.4

2: 2

3: 6

4: 24

5: 120

国試第20回午前:第49問

体温について誤っているのはどれか。(集中治療学)

1: 体温調節中枢は延髄にある。

2: 健常人の体温の日内変動は1°C程度である。

3: 全身麻酔時には体温は環境に依存する。

4: 膀胱温は深部温の指標である。

5: 肺動脈カテーテルは血液温度を連続的に測定できる。

ME2第39回午前:第16問

体温の調節機構について正しいのはどれか。

1: 体温が低下すると心拍数が増加する。

2: 体温が低下すると皮膚の血流は増加する。

3: 体温が上昇すると骨格筋は収縮する。

4: 体温が上昇すると汗腺が活性化する。

5: 体温の調節中枢は脳幹にある。

ME2第30回午前:第55問

体温に比べ外気温のほうが高いときの熱現象で正しいのはどれか。

1: 輻射による体表からの熱放散が大きい。

2: 体表面における空気の対流が消失する。

3: 発汗(気化熱)による体表からの熱放射が大きい。

4: 体表からの輻射熱は体表温度に比例する。

5: 体表面への熱移動は軟部組織を介した熱伝導による。

国試第30回午前:第70問

低体温体外循環の影響で正しいのはどれか。

a: 末梢血管抵抗低下

b: 酸素消費量低下

c: カテコラミン活性低下

d: 血液凝固能亢進

e: 血液粘稠度低下

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第34回午前:第71問

低体温体外循環に伴う生体の変化で誤っているのはどれか。

1: 出血傾向を来しやすい。

2: 動脈圧が低下する。

3: 心房細動になりやすい。

4: 脳血流を維持する autoregulation が働く。

5: 高カリウム血症になりやすい。

国試第22回午後:第69問

低体温について正しいのはどれか。

a: 血液粘度が低下する。

b: 人工心肺の安全限界が狭まる。

c: 組織への酸素移行が減少する。

d: 混合静脈血酸素飽和度が増加する。

e: アルファスタット法による管理ではpHが上昇する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第27回午後:第86問

誤っているのはどれか。

1: 体表からの放射エネルギーのピーク波長は赤外領域にある。

2: 生体活動時の熱の産生は主に骨格筋で起こる。

3: 脂肪組織の熱伝導度は水の値よりも小さい。

4: 生体内部の熱の移動は主に熱伝導によって起こる。

5: 身体の外部環境温度が低くなると代謝量が増加する。

国試第33回午前:第85問

生体の電気特性で誤っているのはどれか。

1: 血液の導電率は温度依存性がある。

2: 皮下脂肪の導電率は肝臓の導電率より高い。

3: b 分散は細胞の組織構造に依存する。

4: c 分散は水分子の緩和現象に起因する。

5: 静止電位は細胞内外のイオン濃度差による。

国試第26回午後:第70問

人工心肺による体外循環について正しいのはどれか。

1: 血液希釈によって溶血量は増加する。

2: 血液希釈によって膠質浸透圧は増加する。

3: 血液希釈によって血液粘稠度は増加する。

4: 低体温によって血液粘稠度は低下する。

5: 低体温によって組織への酸素の移行は低下する。

国試第15回午後:第82問

人体の熱特性について正しいのはどれか。

a: 熱の産生は60~150kW程度である。

b: 人体の皮膚は黒体とみなせる。

c: 体表からの放射エネルギーのピーク波長は赤外領域にある。

d: 呼吸の増加は水分の蒸散による熱放散を増す。

e: 末梢血管の拡張は熱放散を抑制する

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第20回午後:第82問

人体の熱特性について正しいのはどれか。(生体物性材料工学)

a: 熱の産生は1kW程度である。

b: 皮膚は黒体とみなせる。

c: 体表からの放射エネルギーのピーク波長は赤外領域にある。

d: 呼吸の増加は熱放散を増す。

e: 末梢血管の拡張は熱放散を抑制する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第30回午前:第4問

体温について正しいのはどれか。

1: 腋窩温は直腸温より高い。

2: 体温の調節中枢は視床下部にある。

3: 発汗により熱産生が増加し体温は上昇する。

4: 体温は午前2時から午前4時頃が最も高い。

5: 安静時の熱産生の約80%は骨格筋による。

ME2第28回午前:第9問

体温およびその調節について誤っているのはどれか。

1: 腋窩温は直腸温よりも低い。

2: 体温は午前2時~6時が最も低い。

3: 小児では成人より外気温の影響を受けやすい。

4: 発汗による体温調節は気化熱による。

5: 主な熱産生臓器は心臓である。

ME2第29回午前:第57問

熱の伝わりについて誤っているのはどれか。

1: 体表面での空気の対流は熱の放散に役立つ。

2: 熱伝導は温度の勾配に比例する。

3: 皮膚組織内では対流はほとんどない。

4: 生体内での熱の移動は血流による影響が大きい。

5: 体表面からの熱放射は近赤外光による。

国試第12回午後:第77問

熱の移動について正しいのはどれか。

a: 熱は真空中を放射によって伝わる。

b: 空気は水より熱伝導率が大きい。

c: 液体中では対流による熱の移動はない。

d: 血流は体内で熱を移動させる。

e: 脂肪組織は筋組織より断熱効果が大きい。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第8回午後:第89問

生体組織が示す一般的な物理的特性として誤っているのはどれか。

1: 温度依存性

2: 非線形性

3: 強磁性

4: 周波数依存性

5: 異方性

国試第6回午前:第61問

生体組織が示す一般的な物理的特性として誤っているのはどれか。

1: 温度依存性

2: 非線形性

3: 強磁性

4: 周波数依存性

5: 異方性

国試第10回午後:第84問

生体組織が示す一般的な物理的特性として誤っているのはどれか。

1: 温度依存性

2: 非線形性

3: 強磁性

4: 周波数依存性

5: 異方性

国試第19回午後:第80問

生体組織の受動的な電気特性で誤っているのはどれか。(生体物性材料工学)

1: 細胞内外液中のイオンが関係している。

2: 組織によって異なった値を示す。

3: 分散特性がある。

4: 薄い細胞膜は細胞が大きな静電容量をもつ主因である。

5: 周波数の増加に従い導電率は減少する。