第27回国試午前85問の類似問題

国試第7回午前:第63問

正しいのはどれか。

a: 血漿の物性は白血球数できまる。

b: 血液循環は生体内輪送作用の一つである。

c: 細胞への物質輸送には組織圧が関係する。

d: 細胞膜の電気容量は1μF/cm2程度である。

e: 生体が興奮現象を生じていることを生体の受動的性質という。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第78問

生体電気現象の計測について正しいのはどれか。

a: 低周波領域では電極接触インピーダンスは周波数に比例する。

b: 金属と電解液の接触面では静止電位が発生する。

c: 電極に電流が流れると静止電位の他に電極と生体間に分極電圧が発生する。

d: 生体と電極との接触インピーダンスはできるだけ小さい方がよい。

e: 増幅器の入力インピーダンスはできるだけ小さい方がよい。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第30回午前:第88問

生体内における物質の移動に関わる現象で誤っている組合せはどれか。

1: 腎糸球体での物質移動 ----------------- 拡散

2: 腎における水分の再吸収 --------------- 浸透

3: 毛細血管壁から血管外への水分移動 ----- 濾過

4: 興奮性膜の脱分極 --------------------- イオン流

5: 細胞内から細胞外への Na+ の移動 ------- 能動輸送

国試第5回午前:第64問

誤っているのはどれか。

1: 脳の活動により微少な磁界が発生する。

2: 心臓の活動により微少な磁界が発生する。

3: 肺に吸入された微粉末の磁化により微小な磁界が発生する。

4: 磁界はベクトル量であり発生源の推定に適している。

5: 外部から印加した直流磁界の分布は、生体の存在により大きく変化する。

国試第10回午後:第82問

正しいのはどれか。

a: 心拍動に伴う磁場を検出できる。

b: 脳の電気活動で生じる磁界が微弱なのは組織中で磁界が減衰するためである。

c: 脳の電気活動による磁界を頭皮上で計測すると10-10テスラ程度である。

d: 血液は磁界によって引きつけられる性質が強い。

e: 時間的に変化する磁界は組織内に電流を生じさせる。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第23回午前:第27問

生体電気計測について正しいのはどれか。

a: 電極ペーストは皮膚のインピーダンスを低下させる。

b: 体表面電極の静止電位は体動によって変動する。

c: 皮膚が乾燥すると皮膚のインピーダンスは低下する。

d: 電極に電流を流さないと分極電圧が発生する。

e: 生体内部のインピーダンスは皮膚のインピーダンスより低い。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第40回午前:第52問

神経細胞においてエネルギー消費を伴わないのはどれか。

1: ナトリウムイオンの細胞外への移動

2: 細胞内外での電解質濃度差の維持

3: 不応期の形成

4: カリウムイオンの細胞内への移動

5: 水分子の細胞膜通過

国試第3回午前:第72問

生体における情報処理や制御のための基本システムとして誤っているのはどれか。

a: 高分子の分子構造に組み込まれた情報

b: 神経細胞の興奮インパルスによる信号伝送系

c: 生体内電気インピーダンス分布系

d: 生体内の物理現象の非線形特性情報

e: ホルモンなど内分泌物質による信号伝送系

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第34回午前:第87問

生体の磁気特性について誤っているのはどれか。

1: 生体の比透磁率は 5000 程度である。

2: 水素の原子核は磁気モーメントをもつ。

3: 神経伝導で磁界が発生する。

4: 酸素化ヘモグロビンは反磁性体である。

5: 脱酸素化ヘモグロビンは常磁性体である。

国試第6回午前:第77問

生体電気と発生信号振幅の組合せで正しいのはどれか。

a: 心電図・・・・・・・・・・1~2mV

b: 脳 波・・・・・・・・・・0.05~0.1mV

c: 筋電図・・・・・・・・・100~150mV

d: 眼振図・・・・・・・・・1~5mV

e: 網膜電位・・・・・・・10~50mV

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第16回午前:第53問

正しいのはどれか。

a: 生体電気信号の導出には単極誘導と双極誘導とがある。

b: 金属と電解質との接触面の静止電位は材質にかかわらず一定である。

c: 皮膚インピーダンスは抵抗と電気容量との直列回路で近似される。

d: ArAgCl電極は不分極電極として生体用電極に用いられる。

e: 電極接触インピーダンスは周波数依存性を示す。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第17回午前:第55問

生体電気計測について正しいのはどれか。

a: 電極静止電位は小さい方がよい。

b: Ag-AgC1電極は不分極電極である。

c: 差動増幅器の入力インピーダンスは小さい方がよい。

d: 皮膚インピーダンスは抵抗と静電容量の直列接続で表される。

e: 分極電圧は皮膚と電極との間に生じる直流電圧である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第10回午前:第77問

電撃に対する人体の反応について誤っているのはどれか。

1: 電流の流出入部位によって異なる。

2: 最小感知電流の10~20倍の電流で行動の自由を失う。

3: 50kHz付近で最も感じやすい。

4: 1mAの商用交流が体表に流れるとビリビリ感じる。

5: 心室細動は最小感知電流より小さい電流によっても誘発される。

国試第6回午前:第86問

正しいのはどれか。

a: 生体の電気特性の測定によって循環や呼吸に関する情報が得られる。

b: 生体インピーダンス測定は無侵襲的患者監視に適する。

c: 電気による測定から、逆推定によって容易に生体電気特性の絶対値が得られる。

d: 脂肪層の導電率は筋肉層の導電率より大きい。

e: 生体内の電磁波の波長は自由空間での波長と異なる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第4回午前:第75問

電気の生体に与える影響について正しいのはどれか。

a: 最少感知電流は離脱限界電流より小さい。

b: 生体に離脱限界以上の電流が流れると行動の自由を失う。

c: ミクロショック心室細動電流はマクロショック心室細動電流の1/100である。

d: 電流が流れても行動の自由は失われない。

e: 高周波電流は生体に熱作用をもたらす。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第6回午前:第63問

誤っているのはどれか。

1: 脳の活動により微小な磁界が発生する。

2: 心臓の活動により微小な磁界が発生する。

3: 磁界はスカラ量である。

4: 肺に吸入された微粉末の磁化によって微小な磁界が発生する。

5: 心筋の一部が傷つくと損傷電流による微小な磁界が発生する。

国試第4回午前:第61問

生体物性について誤っているのはどれか。

1: 異方性とは、例えば電気インピーダンスが生体内の部位によって異なる値を示すことをいう。

2: 非線形とは、例えば刺激強度と反応とが比例関係にないことをいう。

3: 周波数依存性とは、例えば導電率や誘電率が周波数によって変化することをいう。

4: 産熱とは、例えば人間の全身の骨格筋では60~150Wの熱を産生することをいう。

5: 細胞膜の興奮性とは、例えば神経細胞において、あるレベル以上の電気刺激で膜電位が飛躍的に変化してインパルスを発生することをいう。

国試第14回午後:第82問

生体組織が示す一般的な物理的特性として誤っているのはどれか。

a: 力学的性質の異方性

b: 粘弾性

c: 電気的性質の周波数依存性

d: 電気的絶縁性

e: 強磁性

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第73問

電撃に対する人体の反応に対して誤っているのはどれか。

1: 電流の流出入部によって異なる。

2: 最小感知電流の10倍の電流で行動の自由を失う。

3: 50kHz付近で最も感じやすい。

4: 1mAの商用交流が体表に流れるとビリビリ感じる。

5: 感じられない電流により心室細動が誘発される。

国試第3回午前:第69問

誤っているのはどれか。

1: 神経、骨格筋、心筋などは電流によって刺激されると興奮する。

2: 高周波電流では周波数が高くなるほど刺激作用は減る。

3: 体表面から低周波電流を流した場合、10mA程度で心室細動が生じる。

4: 体内から心臓に低周波電流を流した場合、100μA程度で心室細動が生じる。

5: 高周波電流の加熱作用は治療にも用いられる。