第24回国試午前72問の類似問題

国試第8回午後:第43問

人工心肺装置の血液に及ぼす影響について正しいのはどれか。

a: ローラポンプによりチューブが完全に圧閉される場合は血球が破壊される。

b: ACTが400~600秒の場合、血液の抗凝固性が維持される。

c: 血液温の低下で血液粘度は低下する。

d: 径が太い送血カニューレでは血液成分に対する損傷が大きい。

e: 熱交換器での血液と加温水の温度差が10°C以上では血球が破壊されやすい。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第28回午前:第2問

安静時の正常酸素分圧について誤っているのはどれか。ただし、FiO2=0.21、1気圧=760mmHgとする。

1: 大 気:160mmHg

2: 肺胞気:100mmHg

3: 動脈血:95mmHg

4: 混合静脈血:25mmHg

5: ミトコンドリア:2mmHg

国試第6回午後:第32問

人工心肺による常温体外循環においてヘマトクリット値(%)の安全下限値はどれか。

1: 5

2: 10

3: 20

4: 30

5: 50

国試第29回午前:第73問

人工心肺による体外循環において送血流量を上げるべきなのはどれか。

1: 脱血不良時

2: 大動脈遮断時

3: 大動脈遮断解除時

4: 復温時

5: 大動脈解離発生時

国試第11回午前:第24問

肺循環について正しいのはどれか。

a: 肺動脈の血管壁は大動脈のそれに比して薄い。

b: 平均肺動脈圧は15mmHgである。

c: 動脈圧が上昇すると肺動脈圧も上昇する。

d: 肺静脈血の酸素飽和度は約75%である。

e: 肺循環時間は4~5秒である。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午後:第47問

人工心肺を用いて行う治療はどれか。

a: 脳動脈瘤クリッピング

b: 心室中隔欠損閉鎖術

c: 冠状動脈バイパス術

d: 胸部大動脈瘤人工血管置換術

e: 冠状動脈ステント術

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第27回午後:第72問

人工心肺による体外循環で潅流圧低下を引き起こすのはどれか。

a: 大動脈遮断解除

b: 血漿増量剤投与

c: 冷却開始

d: 血管収縮剤投与

e: 大動脈解離

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第19回午後:第46問

末梢組織への酸素運搬を大きく改善する変化はどれか。(人工呼吸療法)

a: ヘモグロビン濃度が7g/dlから12g/dlになった。

b: 心拍出量が3.55L/分から5l/分になった。

c: P aO2が90mmHgから130mmHgになった。

d: P aCO2が30mmHgから40mmHgになった。

e: 動脈血ヘモグロビン酸素飽和度が75%から90%になった。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第11回午後:第39問

人工呼吸管理において動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)が上昇するのはどれか。

a: 呼吸回路の機械的死腔量の増加

b: PEEPを4cmH2Oから7cmH2Oに上昇

c: 吸気中酸素濃度の増加

d: 吸気相:呼気相比(I:E比)を1:2から1:1に変更

e: 分時換気量の減少

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午後:第38問

人工呼吸器が適切に使用されていないことを示唆するのはどれか。

a: 動脈血pHが7.45である。

b: PaCO2(動脈血炭酸ガス分圧)が35mmHgである。

c: ファイティングを起こしている。

d: 発汗、頻脈がみられる。

e: チアノーゼがみられる。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第24回午前:第65問

定常流方式(constant flow generator)による人工呼吸器で正しいのはどれか。(生体機能代行装置学)

a: PCVに使用される。

b: アシストモード(assist mode)で使用できない。

c: 換気量はコンプライアンスに影響されない。

d: 換気量は気道抵抗こ影響されない。

e: 吸気相の気道内圧は一定である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第19回午後:第47問

人工心肺装置を用いるのはどれか。(体外循環装置)

a: 左心バイパス術

b: 大動脈内バルーンパンピング法(IABP)

c: 開心術

d: A-Cバイパス術

e: 胸部大動脈手術

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第34回午後:第12問

人工心肺でコントロールできないのはどれか。

1: 体外循環血流量

2: 患者の循環血液量

3: 血液温度

4: 呼吸数

5: 動脈血酸素分圧

国試第24回午後:第69問

人工心肺による体外循環で使用される薬剤について誤っている組合せはどれか。(生体機能代行装置学)

1: 乳酸加リンゲル 血液希釈

2: マニトール 浸透圧の調整

3: 重炭酸ナトリウム アルカローシスの補正

4: アルブミン 膠質浸透圧の保持

5: ヘパリン 血液凝固能の低下

国試第25回午後:第70問

人工心肺装置に用いる遠心ポンプで正しいのはどれか。

a: 吸引回路用のポンプに適する。

b: チューブ圧閉度の調節が必要である。

c: 低回転時には逆流が生じることがある。

d: 血液損傷はローラポンプよりも軽度である。

e: 回転数が同じでも流量は後負荷によって変化する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第8回午前:第45問

人工呼吸器について正しいのはどれか。

a: トリガ感度の点検にはテスト肺が有用である。

b: 人工鼻で吸気湿度を80%程度に保つことができる。

c: 従圧式人工呼吸器では設定圧を高くすると一回換気量は増加する。

d: 従圧式人工呼吸器で肺コンプライアンスが上昇すると換気量は減少する。

e: 小児には定常流(constant flow)方式を用いない。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第34回午前:第66問

気管吸引について正しいのはどれか。

a: 人工呼吸器装着中は時間を決めて行う。

b: 人工呼吸器装着中は換気量や気道内圧が効果の指標となる。

c: 1 回の吸引操作で 10 秒以上の陰圧はかけない。

d: 重篤な低酸素血症は絶対的禁忌である。

e: 滅菌手袋を使用しなければならない。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第29回午前:第66問

73 歳の男性。身長170 cm、体重65 kg。ARDS に対し1 回換気量:400 mL、呼吸数:20 回/分、PEEP:10 cmH2O、FIO2:1.0 にて人工呼吸を開始したところ、pH 7.38、PaCO2 40 mmHg、PaO2 280 mmHg であった。行うべき処置はどれか。

1: 換気量を増やす。

2: 呼吸数を増やす。

3: PEEP を上げる。

4: FIO2 を下げる。

5: そのまま様子をみる。

国試第36回午後:第68問

人工心肺による体外循環時に使用する薬剤と使用目的との組合せで誤っているのはどれか。 

1: マンニトール浸透圧の調整 

2: アドレナリン心収縮力の増強 

3: ハプログロビン製剤出血の予防 

4: 乳酸加リンゲル液細胞外液の補正 

5: アルブミン製剤膠質浸透圧の調整 

国試第7回午後:第35問

人工呼吸下の患者の動脈血二酸化炭素分圧を下げるために行う設定条件の変更で正しいのはどれか。

a: PEEP(呼気終末陽圧)を3cmH2Oから8cmH2Oにする。

b: 酸素濃度を40%から60%にする。

c: 換気回数を10回/分から15回/分にする。

d: 1回換気量二を400mlから600mlにする。

e: 吸気相:呼気相比(I:E比)を1:2から1:3にする。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e