末梢組織への酸素供給量が明らかに増加するのはどれか。
a: ヘモグロビン濃度が7g/dlから10g/dlに増加
b: PaO2が200mmHgから250mmHgに増加
c: PaCO2が50mmHgから40mmHgに減少
d: SaO2(動脈血酸素飽和度)が88%から98%に増加
e: 心係数が2.0l/分/m2から3.0l/分/m2に増加
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
a: ヘモグロビン濃度が7 g/から10 g/dl に増加
d: SaO2が88%から98%に増加
e: 心係数が2.0 l/分/m2から3.0 l/分/m2に増加
組織への酸素運搬量の改善がみられるのはどれか。
a: 肺動脈喫入圧が18 mmHg から30mmHgへ上昇
b: PaCO2が40mmHgから80mmHgへ上昇
c: ヘモグロビン濃度が7g/dlから12g/dl上昇
d: 心拍出量が2L/分から4L/分へ上昇
e: SaO2が75%から95%へ上昇
酸素運搬能の改善に効果があるのはどれか。
a: 肺内シャント率が3%から10%ヘ増加
b: 動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)が40mmHgから60mmHgへ増加
c: ヘモグロビンが7g/dlから12g/dlへ増加
d: 心拍出量が3l /minから4.5l / minへ増加
e: ヘモグロビンの酸素飽和度が85%から98%ヘ増加
組織への酸素運搬量を左右する因子はどれか。(人工呼吸療法)
a: 心拍出量
b: ヘモグロビン値
c: 酸素飽和度
d: 体 温
e: 混合静脈血酸素分圧
血液ガス・酸塩基平衡について正しいのはどれか。(人工呼吸療法)
a: 血液の酸素分圧とヘモグロビンの酸素飽和度は比例する。
b: 健常人の室内気吸入時の肺胞気酸素分圧は約100mmHgである。
c: 二酸化炭素は主に炭酸水素イオンとして運搬される。
d: 安静時の動脈血二酸化炭素分圧は約40mmHgである。
e: pHは水素イオン濃度に比例する。
人工呼吸管理において動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)が上昇するのはどれか。
a: 呼吸回路の機械的死腔量の増加
b: PEEPを4cmH2Oから7cmH2Oに上昇
c: 吸気中酸素濃度の増加
d: 吸気相:呼気相比(I:E比)を1:2から1:1に変更
e: 分時換気量の減少
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
人工心肺使用中の生体側に起こる変化はどれか。
a: 血漿遊離ヘモグロビン濃度の低下
b: 血小板数の増加
c: リンパ球数の増加
d: 補体の活性化
e: 血糖値の増加
人工心肺による体外循環中の混合静脈血酸素飽和度(Svo2)について誤っているのはどれか。
1: 肺動脈カテーテルで測定できる。
2: 過度の血液希釈によって低下する。
3: 50%は酸素供給不足を意味する。
4: 80%は低心拍出量状態を意味する。
5: 人工心肺中の冷却時には上昇する。
人工心肺による完全体外循環中の混合静脈血酸素飽和度に影響を与えないのはどれか。
1: 送血流量
2: 吹送ガスの酸素濃度
3: 体 温
4: ヘモグロビン濃度
5: 麻酔器の換気量
成人の急性呼吸不全例で人工呼吸の適応となるのはどれか。(人工呼吸療法)
a: 動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)>70mmHg
b: 自発呼吸はあるが努力呼吸
c: 1回換気量=6ml/kg
d: 動脈血酸素分圧(PaO2)=60mmHg(空気呼吸時)
e: 死腔換気率>0.6
人工呼吸中に動脈血二酸化炭素分圧(Paco2)を下げるのはどれか。
a: 一回換気量を増加させる。
b: 吸気酸素濃度を増加させる。
c: PEEP(呼気終末陽圧)を増加させる。
d: 吸気相と呼気相との時間比(I:E)を1:2から1:3へ増加させる。
e: 呼吸数を増加させる。
人工心肺を用いる体外循環について誤っているのはどれか。
a: 需要に見合う酸素を供給できる灌流量を保つ。
b: 静脈血酸素飽和度を60%以下に保つ。
c: 血圧は50mmHg以下でよい。
d: 灌流量を手術前の値の約80%とする。
e: 末梢血管抵抗を手術前の値に保つ。
3絶対気圧の環境で純酸素吸入をしているとき、動脈血酸素含有量(vol%)として最も近い値はどれか。ただし、ヘモグロビン量は15g/dLとする。
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人工心肺を用いる体外循環時の血液希釈について正しいのはどれか。
a: 酸素運搬能が増加する。
b: 末梢組織での循環不全を防止する。
c: 血液使用量を節減する。
d: ヘマトクリット値を20%前後に保つ。
e: 血液粘度が上昇する。
大気圧下酸素治療と比較したときの 3 絶対気圧高気圧酸素治療の動脈血酸素について正しいのはどれか。ただし、健常肺でヘモグロビン濃度は正常とする。
1: 動脈血酸素分圧は変わらない。
2: 溶解型酸素量は変わらない。
3: 結合型酸素量は3倍に増加する。
4: 動脈血酸素含量は3倍に増加する。
5: 溶解型酸素量は結合型酸素量を上回ることはない。
人工呼吸下の患者の動脈血二酸化炭素分圧を下げるために行う設定条件の変更で正しいのはどれか。
a: PEEP(呼気終末陽圧)を3cmH2Oから8cmH2Oにする。
b: 酸素濃度を40%から60%にする。
c: 換気回数を10回/分から15回/分にする。
d: 1回換気量二を400mlから600mlにする。
e: 吸気相:呼気相比(I:E比)を1:2から1:3にする。
成人の急性呼吸不全例で人工呼吸の適応となるのはどれか。
a: 動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)=70mmHg
c: 1回換気量= 6ml / kg
e: 呼吸数=25回/min
高気圧酸素治療の効果について誤っているのはどれか。
1: 自然気胸を改善する。
2: 気体による周囲組織の圧迫を解除する。
3: 低酸素の末梢組織を酸素化する。
4: 体内組織に溶解した窒素を速やかに体外へ排出する。
5: 一酸化炭素ヘモグロビンを速やかに解離する。
健常人において動脈血の酸素分圧が正常な状態であるとき、特定の末梢組織への酸素運搬量に最も影響を与えるのはどれか。
1: 肺胞換気量
2: 心拍出量
3: 動脈圧
4: 動脈血の酸素飽和度
5: 当該組織の血流量
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