動脈血酸素飽和度について正しいのはどれか。
a: 動脈血中の酸素の濃度を示す。
b: 動脈血中の酸素の分圧を示す。
c: 酸素と結合しているヘモグロビンの割合を示す。
d: パルスオキシメトリーは近赤外光を利用している。
e: 酸素分圧が200 mmHgでは酸素飽和度は100%を超える。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
医療ガスについて誤っているのはどれか。
1: 窒素の大気中での重量比は約78%である。
2: ヘリウムの血液に対する溶解度は窒素の溶解度よりも低い。
3: 窒素は通常の圧力と温度の下では化学的に不活性な気体である。
4: 供給ガス中の酸素分圧の低下は酸素欠乏症の原因となる。
5: 酸素のヘモグロビンとの結合力は一酸化炭素の結合力よりも弱い。
正常成人に関して正しいのはどれか。
a: 安静時の一回換気量はほぼ1Lである。
b: 酸素飽和度100%の血液100mL中には、約20mLの酸素が含まれている。
c: 体液中炭酸ガスの大部分は重炭酸イオン(HCO3-)として存在する。
d: 吸気時には横隔膜を挙上して胸腔を陽圧にする。
e: 平静呼気位における肺気量を残気量という。
高気圧酸素治療の生体に対する効果で誤っているのはどれか。
a: 酸素毒性の発現
b: 溶存酸素の増加
c: 結合酸素の増加
d: 二酸化炭素の溶解促進
e: 不活性ガスの排出
高気圧酸素治療の効果について誤っているのはどれか。
1: 自然気胸を改善する。
2: 気体による周囲組織の圧迫を解除する。
3: 低酸素の末梢組織を酸素化する。
4: 体内組織に溶解した窒素を速やかに体外へ排出する。
5: 一酸化炭素ヘモグロビンを速やかに解離する。
カプノメトリについて誤っているのはどれか。(人工呼吸療法)
a: 動脈血二酸化炭素分圧の近似値が得られる。
b: 二酸化炭素呼出曲線開始時点と呼気開始とが一致する。
c: サイドストリーム型のガスサンプル量は約1L/分である。
d: 二酸化炭素の赤外線吸収原理を利用している。
e: 呼気終末二酸化炭素分圧は肺胞換気量に反比例する。
第2種高気圧酸素治療装置について適切でないのはどれか。
1: 治療前に患者に耳抜きの訓練をさせる。
2: 加圧には酸素ガスを用いる。
3: 減圧速度は毎分0.8kgf/cm2以下で行う。
4: タンク内に電気機器は持ち込まない。
5: 静電気を発生する衣類は着用しない。
安静時の正常酸素分圧について誤っているのはどれか。ただし、FiO2=0.21、1気圧=760mmHgとする。
1: 大 気:160mmHg
2: 肺胞気:100mmHg
3: 動脈血:95mmHg
4: 混合静脈血:25mmHg
5: ミトコンドリア:2mmHg
高気圧酸素治療について誤っているのはどれか。
1: 入室者の着衣には合成繊維製品を避ける。
2: 第1種装置は患者を一人だけ収容する装置である。
3: 第1種装置において認められる生体情報は心電図と脳波である。
4: 第2種装置は酸素で加圧する。
5: 第2種装置は複数の患者と医療職員を収容できる。
代謝性アシドーシスについて正しいのはどれか。
a: 動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)は上昇する。
b: 幽門狭窄症で発生する。
c: 重炭酸濃度は低下する。
d: カリウムは細胞内から細胞外に出る。
e: カルシウムイオン濃度は低下する。
高気圧酸素治療の適応について正しいのはどれか。
a: 一酸化炭素中毒
b: 出血性十二指腸潰瘍
c: 本態性高血圧症
d: 糖尿病
e: 空気塞栓症
組織への酸素運搬量の改善がみられるのはどれか。
a: 肺動脈喫入圧が18 mmHg から30mmHgへ上昇
b: PaCO2が40mmHgから80mmHgへ上昇
c: ヘモグロビン濃度が7g/dlから12g/dl上昇
d: 心拍出量が2L/分から4L/分へ上昇
e: SaO2が75%から95%へ上昇
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
高気圧酸素療法の奏功機序で誤っているのはどれか。(生体機能代行装置学)
a: 酸素の毒素
e: 環境圧力の物理的効果
高気圧酸素治療の適応として正しいのはどれか。
a: 急性一酸化炭素中毒
b: 本態性高血圧症
c: 急性中耳炎
d: 脳空気塞栓
e: バージャー病
高気圧酸素治療の安全対策として適切なのはどれか。
a: 治療前に大気圧を測定する。
b: 治療前に装置を点検する。
c: 治療前に患者の所持品を点検する。
d: 治療開始から終了まで患者監視を継続する。
e: 毎分1.22kgf / cm2の速度で減圧する。
末梢組織への酸素運搬を大きく改善する変化はどれか。(人工呼吸療法)
a: ヘモグロビン濃度が7g/dlから12g/dlになった。
b: 心拍出量が3.55L/分から5l/分になった。
c: P aO2が90mmHgから130mmHgになった。
d: P aCO2が30mmHgから40mmHgになった。
e: 動脈血ヘモグロビン酸素飽和度が75%から90%になった。
減圧症とその治療について誤っているのはどれか。
1: 長時間の深い深度での潜水作業後に発症する。
2: 組織内に溶解した酸素が気泡化することで発症する。
3: 神経症状、呼吸器症状、皮膚症状などを呈する。
4: 高気圧酸素治療により、不活性ガスの体外への排出を促進する。
5: 標準的治療方法は、約5時間の高気圧酸素治療である。
高気圧治療装置について誤っているのはどれか。
1: 減圧時間は治療圧によらず一定である。
2: 2絶対気圧以上の治療圧を加えられる。
3: 多数の患者を同時に収容できる装置がある。
4: 内部で使用できる医療機器には制限がある。
5: 加圧には純酸素を用いることがある。
人工心肺の適正灌流量について誤っているのはどれか。(体外循環装置)
1: 需要に見合う酸素を供給できる灌流量を保つ。
2: 体表面積あたりの成人の灌流量は乳児に比べて多い。
3: 常温体外循環では低体温体外循環と比べて灌流量を低く設定する。
4: 平均大動脈圧を60~80mmHgに維持する。
5: 混合静脈血酸素飽和度70%を目標に灌流量を調節する。
高(気)圧酸素療法の装置について誤っているのはどれか。
a: 第1種装置は患者1名だけを収容する小型タンクである。
b: 第1種装置は酸素で加圧することができる。
c: 第2種装置は患者とともに医療従事者も入ることができる大型タンクである。
d: 第2種装置は酸素で加圧することができる。
e: 第2種装置で監視できる生体情報は、我が国では心電図と脳波に限られる。
Showing 41 to 60 of 180 results