血液透析について誤っているのはどれか。
a: セルロース膜は補体の活性化作用が強い。
b: 透析膜素材として、合成高分子系膜が最も多用されている。
c: 拡散効率を高めるためには並流がよい。
d: クリアランスは通常、透析液流量の関数で示される。
e: 尿素のふるい係数は約1.0である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
正しいのはどれか。
a: 特発性血小板減少性紫斑病では骨髄中の巨核球数が減少する。
b: 血小板無力症では血小板の凝集能に異常を認める。
c: 血友病Aでは凝固時間が延長する。
d: 播種性血管内凝固症侯群(DIC)では二次線溶が亢進する。
e: 肝障害が高度になってもビタミンK依存性凝固因子は正常である。
膜の性能劣化のないとき、血液透析器のクリアランスに影響する因子はどれか。
a: 濾過流量
b: 透析時間
c: 血液中の溶質濃度
d: 膜面積
e: 透析液流量
出血傾向の原因について正しい組み合わせはどれか。
a: アレルギー性紫斑病 ――――――---- 血管の異常
b: 再生不良性貧血 ――――――------- 血小板数の減少
c: 白血病 ――――――――――------- 血小板数の増加
d: 血友病A ――――――――――――- 線溶亢進
e: 播種性血管内凝固症候群(DIC)――― 凝血因子の消費
白血球減少症で正しいのはどれか。
a: 好塩基球数は増加する。
b: EBウイルス感染によって起こる。
c: 白血球数が3,000/μl以下をいう。
d: 好中球減少症では細菌に感染しやすくなる。
e: 無顆粒球症は単球がなくなった病態をいう。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
血液透析を行うことによって是正されるのはどれか。
a: 高カリウム血症
b: 代謝性アシドーシス
c: エリスロポエチン欠乏
d: ビタミンD欠乏
e: 低リン血症
溶血の原因となるのはどれか。
1: 高濃度の透析液の使用
2: ダイアライザの膜破損
3: 塩素化合物の透析液への混入
4: 透析液の温度低下
5: 透析回路への空気誤入
a: 血小板の一部は透析液側へ漏出する。
b: カリウムは血液側へ補給される。
c: アルカリ化剤は血液側へ補給される。
d: 蛋白代謝産物は血液側から除去される。
e: 透析液中の細菌は膜で阻止される。
血液希釈体外循環の利点として正しいのはどれか。
a: 血液粘度の低下
b: 血液有形成分の破壊の減少
c: 膠質浸透圧の上昇
d: 酸素運搬能の増加
e: 輸血量の節約
出血傾向をきたす疾患とその原因の組合せで正しいのはどれか。
a: 特発性血小板減少性紫斑病 ――- 血小板産生の減少
b: 急性骨髄性白血病 ――――---- 血小板消費の亢進
c: 多発性骨髄腫 ――――――---- M蛋白の増加
d: 播種性血管内凝固症侯群(DIC) ――――凝固因子と血小板の消費亢進
e: 重症肝障害 ――――――----- 凝固因子の産生障害
血液透析の導入期にみられる不均衡症候群を予防する対策として誤っているのはどれか。
a: 小さな膜面積のダイアライザを使用する。
b: 高張液を返血側回路から投与する。
c: 透析時間を短くする。
d: 抗凝固薬の投与量を増量する。
e: 血流量を増加させる。
血液透析中の患者で血小板減少と血栓症が認められた場合、原因として考えられる薬剤はどれか。
1: ナファモスタットメシル酸塩
2: 鉄剤
3: エリスロポエチン製剤
4: ヘパリン
5: ビタミンD製剤
血液透析で小分子溶質のクリアランスに最も影響を及ぼす因子はどれか。
1: 透析液流量
2: 血流量
3: 除水速度
4: 膜面積
5: 透析時間
血小板について正しいのはどれか。
a: 血小板数20万/μL以下を血小板減少症という。
b: 再生不良性貧血では血小板は減少しない。
c: 血管内血液凝固症候群(DIC)では血小板は減少する。
d: 血小板の産生の低下した人では血小板輸血が行われる。
e: 血小板は血液回路内面に粘着する。
体外循環における血液希釈について正しいのはどれか。
a: 血液粘性の増加
b: 酸素運搬能の増加
c: 輸血量の減少
d: 溶血の軽減
e: 膠質浸透圧の上昇
血小板減少症を来す疾患はどれか。(臨床医学総論)
a: 慢性骨髄性白血病
b: 本態性血小板血症
c: 播種性血管内凝固
d: 再生不良性貧血
e: 鉄欠乏性貧血
透析患者における貧血について正しいのはどれか。
a: 貧血はエリスロポエチンの産生低下が主因である。
b: へマトクリットが上昇すると透析効率は低下する。
c: 出血、鉄欠乏でも起きる。
d: 貧血にはアルミニウムを補充する。
e: 貧血にはビタミンDを投与する。
体外循環における血液希釈の利点はどれか。
1: 溶血の軽減
2: 血液粘性の増加
3: 酸素運搬能の増加
4: 膠質浸透圧の上昇
5: 代謝性アルカローシスの軽減
血液希釈体外循環の利点はどれか。
b: ヘマトクリットが上昇すると透析効率は低下する。
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