肝・胆・膵について誤っているのはどれか。
1: 門脈は肝臓に入る。
2: 胆嚢は胆汁を産生する。
3: 膵臓は胃の背側にある。
4: 肝右葉は左葉よりも大きい。
5: 膵液は十二指腸内腔に排出される。
健常人の心臓弁について正しいのはどれか。
a: 三尖弁は房室弁である。
b: 肺動脈弁は半月弁である。
c: 僧帽弁は前尖と後尖とからなる。
d: 大動脈弁は二尖弁である。
e: 半月弁には腱索がある。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
肺機能検査について正しいのはどれか。
1: 肺活量は1回換気量と予備吸気量との和である。
2: %肺活量70%は基準値内である。
3: 1秒率60%は基準値内である。
4: 残気量は機能的残気量と1回換気量との差である。
5: 肺気腫では残気率が増大する。
1: 肺活量は1回換気量と予備吸気量の和である。
3: 閉塞性肺疾患では1秒率が上昇する。
4: 残気量に機能的残気量と1回換気量との差である。
5: 肺気腫では残気量が上昇する。
血管について誤っているのはどれか。
1: 冠動脈は心臓に血液を送る。
2: 外頸動脈は脳に血液を送る。
3: 腹腔動脈は消化管に血液を送る。
4: 総腸骨動脈は下肢に血液を送る。
5: 門脈は消化管の血液を肝臓に運ぶ。
健常成人の呼吸について誤っているのはどれか。
a: 赤血球は肺で酸素を取り込む。
b: 安静時の呼吸数は毎分10~12回である。
c: 気道における死腔は約150mlである。
d: 呼吸中枢は血液温に反応する。
e: 吸気は横隔膜が弛緩するときに起こる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
膜型肺について正しいのはどれか。
a: シリコーン膜は均質膜である。
b: 多孔質膜では血液と酸素との直接接触はない。
c: 気泡型肺より溶血が多い。
d: 膜面積は成人の肺と同じである。
e: 中空糸型人工肺には内部灌流型と外部灌流型とがある。
肺血栓梗塞症について正しいのはどれか。
a: PaCO2とPETCO2の差が開大する。
b: 右心不全を呈する。
c: 小児に多発する。
d: 男女比は2:1である。
e: 治療にはステロイド薬が有効である。
気管挿管中の患者の胸郭の動きに左右差が見られた。疑われる原因はどれか。
a: 片肺挿管
b: 気胸
c: 呼吸回路の接続外れ
d: 気管チューブの食道挿管
e: 主気管支の痰づまり
誤っているのはどれか。
1: 心臓の壁をつくる筋肉は横紋筋である。
2: 心房・心室のうち、最も筋層が厚いのは左心室である。
3: 僧帽弁は左房室弁である。
4: 右冠動脈は主に前壁に分布している。
5: 心臓の重さは成人で約250~300gである。
人工心肺の血液の流れとして正しいのはどれか。
1: 右心房 → 貯血槽 → 血液ポンプ → 人工肺 → 大動脈
2: 左心房 → 血液ポンプ → 貯血槽 → 人工肺 → 大動脈
3: 大動脈 → 人工肺 → 貯血槽 → 血液ポンプ → 大静脈
4: 右心房 → 血液ポンプ → 人工肺 → 貯血槽 → 大動脈
5: 肺動脈 → 人工肺 → 貯血槽 → 血液ポンプ → 肺静脈
正しいのはどれか。
1: マイコプラズマ肺炎はウイルスによって起こる。
2: かぜ症候群では上気道の感染は認められない。
3: 嚥下性肺炎は細菌感染を起こさない。
4: 肺の癌はすべて転移性である。
5: 気管支鏡は擦過細胞診の試料採取に用いられる。
死腔について正しいのはどれか。
a: 呼吸細気管支は解剖学的死腔である。
b: 人工鼻は死腔でない。
c: 肺血栓塞栓症では死腔が増加する。
d: 正常では生理学的死腔率(VD/VT)は約0.3である。
e: 呼吸パターンは死腔に影響しない。
肺血栓塞栓症の診断で正しいのはどれか。
a: 心電図変化は認められない。
b: PETCO2は上昇する。
c: 心エコー検査では左心室負荷所見を認める。
d: 胸部造影CT所見が診断に役立つ。
e: 肺血流シンチグラムで血流欠損像を認める。
肺塞栓の原因となる血栓を最も多く生じる部位はどれか。
1: 右心房
2: 肝静脈
3: 下肢深部静脈
4: 下大静脈
5: 上肢の静脈
健常人の腎臓について誤っているのはどれか。
a: 腎血流量は心拍出量の約1/4である。
b: 糸球体濾液量は尿量の約100倍である。
c: Na再吸収率は集合管で最も高値になる。
d: クレアチニン再吸収は近位尿細管で行われる。
e: 最終尿の尿素濃度は血漿中の濃度よりも高くなる。
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