超音波吸引手術装置について正しいのはどれか。(医用治療機器学)
a: 周波数が20~30MHzの超音波が用いられる。
b: 先端チップを1~3μmの振幅で振動させ、組織を破砕する。
c: 破砕組織を生理食塩液とともに吸引する。
d: 電気メスより切開速度が遅い。
e: 皮膚の切開に適している。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
超音波吸引手術装置について正しいのはどれか。
a: 50MHzの超音波振動を利用する。
b: 超音波エネルギーを集束させて切開する。
c: 先端は100~300μmの振幅で振動する。
d: 滅菌した生理食塩液を使用する。
e: 皮膚切開に多用する。
治療機器について正しいのはどれか。
a: 電磁波、熱、音波、放射線、機械力などのエネルギーを利用する。
b: 物理的エネルギーを利用するため副作用はない。
c: 生体内に伝達される物理的エネルギーの密度が大きいほど効果が大きい。
d: 主作用Mと副作用Sの比M/Sの小さいものを選ぶ。
e: 常に使用状態において適正な出力が得られるようにしておく。
生体が発する情報の信号振幅として誤っているのはどれか。
a: 脳 波:0.05~0.1mV
b: 眼振図:0.1~0.5mV
c: 筋電図:1~5mV
d: 心電図:10~20mV
e: 心磁図:0.05~0.5T
生体と磁気について正しいのはどれか。
a: 生体の比透磁率は約10 である。
b: 脳磁図は脳活動に伴うヘモグロビンの磁性の変化を示す。
c: 心筋の活動で生じる磁界は都市の磁気雑音よりも大きい。
d: MRIでは生体内の水素原子核を電磁波で共鳴させている。
e: 交流磁界は生体内に渦電流を発生する。
ハイパーサーミアについて正しいのはどれか。
a: RF誘電型加温法は深部病変の治療に適している。
b: 超音波加温法は肺深部の加温に適している。
c: マイクロ波加温法は脂肪層の発熱が大きい。
d: 熱耐性予防のため24時間毎に治療する。
e: 体外循環は全身加温法で用いる。
超音波について正しいのはどれか。
a: 空気を含む組織をよく通過する。
b: 血流方向に散乱されると周波数が変化する。
c: 生体組織での減衰定数は周波数にほぼ比例する。
d: キャビテーションによる生体組織の損傷はない。
e: 超音波検査は胎児の診断に用いない。
超音波凝固切開装置について正しいのはどれか。
1: 使用周波数は5MHz程度である。
2: 超音波発生にピエゾ素子(電歪素子)を用いる。
3: 腹腔鏡下では用いられない。
4: 対極板を使用する。
5: 組織の温度を100℃以上に加熱する。
電気メスについて正しいのはどれか。
1: 高周波電流を使用する。
2: 電流による放射(輻射)熱を利用する。
3: 切開にはバースト波を使用する。
4: 凝固には連続正弦波を使用する。
5: 対極板は能動電極ともいう。
マイクロ波メスについて正しいのはどれか。
1: 微細な手術に適する。
2: 主に使用される電磁波は2,450MHzである。
3: 対極板を必要とする。
4: 出血性実質臓器の鋭利な切開に適する。
5: 心電図モニタや心臓ペースメーカに電磁的影響を与えない。
超音波吸引手術器について正しいのはどれか。
a: 5MHzの超音波振動を利用する。
b: 骨切削に多用する。
d: 使用時には滅菌した生理食塩液が必要である。
e: 切開時の出血を熱凝固によって止血する。
正しいのはどれか。
a: 超音波は音としての性質を持たない。
b: 超音波は真空中も伝わる。
c: 振動数2MHzの音は超音波である。
d: 超音波は周波数が高いほど指向性が鋭い。
e: 生体組織中では超音波の速度は周波数に比例する。
b: 血流方向に散乱された超音波は入射波の周波数と異なる。
d: 音響インピーダンスは密度と音速との積である。
e: 胎児に対する超音波検査は催奇形性がある。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
治療機器と主作用との組合せで正しいのはどれか。
a: 低周波治療器 ---------- 神経・筋刺激
b: 電気メス ----------―--- ジュール熱
c: 赤外線コアギュレータ ―-- キャビテーション
d: レーザメス ―----------- 電離作用
e: マイクロ波手術装置 ―--- 誘電熱
a: 周波数領域が16Hz~20kHzの音波である。
b: 干渉性はない。
c: 音響インピーダンスの異なる物質の境界では一部が反射する。
d: 周波数が高いほど指向性は鋭い。
e: 音波の強さは周波数の二乗に比例する。
生体中の超音波の性質で正しいのはどれか。
a: 横波である。
b: 可聴音よりも指向性が低い。
c: 可聴音よりも反射しにくい。
d: 空気に比べて筋組織での音速が大きい。
e: 周波数が高いほど減衰しやすい。
悪性腫瘍に対するハイパーサーミアについて誤っているのはどれか。
a: ハイパーサーミアとは温熱療法のことを指す。
b: 腫瘍全体を43°C程度に加温する。
c: 周辺の正常組織はなるべく低温に保つ。
d: 深在性腫瘍の加温にはマイクロ波を用いる。
e: 放射線との併用治療は禁忌である。
超音波手術器について正しいのはどれか。
1: 使用周波数は1~10MHzである。
2: 磁歪型振動子としてニッケルが用いられる。
3: 電歪型振動子は強制冷却を必要とする。
4: 血管と周囲組織を共に細分化して破壊する。
5: 破砕した組織は蒸留水と共に吸引除去する。
超音波診断について正しいのはどれか。
a: 肺表面では超音波の大部分が反射される。
b: 超音波造影剤は血液との音響インピーダンスの差によって造影効果を得る。
c: 胎児診断には禁忌である。
d: 音響インピーダンスは骨より筋肉の方が大きい。
e: 周波数が高いほど生体内での減衰が大きい。
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