循環器系の流体現象について誤っているのはどれか。
1: 血管に石灰化が起こると脈波伝搬速度が増加する。
2: 連銭(ルーロー)の形成により血液粘度が増加する。
3: 動脈血圧のピーク値は体の部位によって異なる。
4: 血管内径が小さくなると血管抵抗が上昇する。
5: 大動脈の動圧は静圧より大きい。
体外循環中の血液について正しいのはどれか。
a: ローラポンプの圧閉度は溶血と関連が深い。
b: 赤血球は陰圧より陽圧に対して損傷を受けやすい。
c: 胸腔内血液吸引ラインでの空気混入は溶血を減少させる。
d: 血小板数は変化しない。
e: 血漿蛋白の変性が起こる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
内部の直径 20mm のまっすぐな血管内を粘性係数 0. 004 Pa・s の血液が平均流速 0.2 m/s で流れている。この流れのレイノルズ数はどれか。ただし、血液の密度は1×103 kg/m3 とする。
1: 1
2: 20
3: 500
4: 1000
5: 5000
値が上昇すると血液の粘性率が低下するのはどれか。
a: 温度
b: 電解質濃度
c: タンパク質濃度
d: ヘマトクリット値
e: 血流のせん断速度
直径1cmの大動脈内の血流速度が50cm/sであるときのレイノルズ数はどれか。ただし、血液密度は1.05×103 kg/m3 、血液の粘性率は3.0×10-3 Pa・s とする。(生体物性材料工学)
1: 1000
2: 1250
3: 1500
4: 1750
5: 2000
誤っているのはどれか。
1: 体液の約2/3は細胞内にある。
2: 血漿タンパク質は毛細血管を通過できる。
3: 血漿タンパク質は膠質浸透圧を維持している。
4: 体重あたりの水分量は大人より乳幼児のほうが多い。
5: カリウム濃度は細胞外よりも細胞内のほうが高い。
1: 毛細血管中の流れは層流である。
2: レイノルズ数が約2000を超えると層流から乱流へ変わる。
3: 血液はニュートン流体である。
4: 生体組織は粘性と弾性をあわせもつ。
5: 生体組織の弾性はヤング率で表される。
血圧と血液について正しいのはどれか。
a: 末梢動脈の平均血圧は収縮期と拡張期との血圧の単純平均として求められる。
b: 血圧のピーク値は測定する動脈の種類にかかわらず同じである。
c: 血液波形は動脈の測定部位にかかわらず同じである。
d: 脈圧とは1拍動中の最高血圧と最低血圧との差である。
e: 脈波伝搬速度は血管壁の硬さによって変化する。
血管を流れている血液の粘性率が増加するのはどれか。
a: 体温の上昇
b: 血流のせん断速度の増加
c: ヘマトクリット値の上昇
d: 連銭形成(ルーロ形成)
e: 集軸効果
血液について誤っているのはどれか。
1: 非ニュートン流体である。
2: 力学的に等方的である。
3: 比誘電率は周波数依存性がある。
4: 超音波伝搬速度は空気中よりも速い。
5: 吸光度は可視光領域でほぼ一定である。
正しいのはどれか。
a: 流体のずり応力とずり速度との比を粘性率という。
b: 粘性率が流速によって変化する流体をニュートン流体という。
c: ハーゲン・ポアゼイユの公式では流量は流体の粘性率に比例する。
d: 粘性率が0の流体を完全流体という。
e: レイノルズ数が大きくなると層流から乱流に変わる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
内直径8mmの血管の中を粘性率が0.002Pa・s、密度が1060kg/m3の血液が平均速度0.2m/sで流れている時、おおよそのレイノルズ数はどれか。
1: 0.8
2: 8
3: 80
4: 800
5: 8000
a: 平均動脈圧は拡張期圧と収縮期圧との平均値である。
b: 動脈圧は拡張期圧と収縮期圧との間を変動する。
c: 動脈圧波形は血管の部位によって異なる。
d: 動脈圧波形の変化は主に血流速度に起因する。
e: 圧脈波の伝搬速度は血流速度に等しい。
血液希釈体外循環の利点として正しいのはどれか。
a: 血液粘度の低下
b: 血液有形成分の破壊の減少
c: 膠質浸透圧の上昇
d: 酸素運搬能の増加
e: 輸血量の節約
体外循環のときの血液成分の変化について正しいのはどれか。
a: 血液を空気と一緒に吸引すると溶血が防止される。
b: 血液が人工材料に触れると血栓が形成される。
c: 送血カニューレが細いと血液成分の損傷が大きい。
d: 低体温によって血液の粘性は低下する。
e: 血液加温水と血液温の温度差を15°C以上にすると血液の変化が防止できる。
1: 脳血流は内頸動脈と椎骨動脈によって供給される。
2: 頸動脈に圧受容体が存在する。
3: 心臓迷走神経は心拍数を低下させる。
4: カテコラミンは血圧を上昇させる。
5: 冠動脈血流量は拡張期より収縮期の方が多い。
血栓の発生条件として正しいのはどれか。
a: 血管内面に病変が存在する。
b: 血漿トリグリセライドが低値である。
c: 赤血球数が減少している。
d: 血流のうっ滞がある。
e: 血液の凝固性が高まっている。
血管について誤っているのはどれか。
1: 冠動脈は心臓に血液を送る。
2: 外頸動脈は脳に血液を送る。
3: 腹腔動脈は消化管に血液を送る。
4: 総腸骨動脈は下肢に血液を送る。
5: 門脈は消化管の血液を肝臓に運ぶ。
a: ずり応力がずり速度に比例する流れをハーゲン・ポアズイユ流れという。
b: 剛体管内の層流の単位時間の流量は粘性率が大きいほど多い。
c: レイノズル数は流れの速度に比例する。
d: 長い剛体管内では臨界レイノルズ数以下の流れは層流である。
e: レイノルズ数は速度と同じ次元をもつ。
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