第2回国試午前3問の類似問題

国試第4回午後:第51問

血液透析の標準的な回路について誤っているのはどれか。

a: 抗凝固剤は血液ポンプを通過する前に注入される。

b: 動脈側ドリップチャンバを通過後の血液は透析器へ運ばれる。

c: 静脈側ドリップチャンバ内の圧は常にモニタされている。

d: 多人数用透析液供給装置でつくられた透析液はベッドサイドモニタに導かれる。

e: 透析器の中で血液と透析液は並流で流される。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第32回午後:第37問

PCPSの特徴として誤っているのはどれか。

1: 出血した血液を回収することができる。

2: 心停止下でも生命維持が可能である。

3: 素早く装着できるので救命手段として使用できる。

4: カニューレを経皮的に挿入する。

5: 人工肺を備えるので肺不全に対しでも使用できる。

国試第7回午後:第46問

繁急透析のブラッドアクセスとして正しいのはどれか。

a: 大腿動脈の直接穿刺

b: 鎖骨下静脈へのカテーテル留置

c: 上腕動脈の表在化

d: 前腕の動静脈間グラフト移植

e: 大腿静脈へのカテーテル留置

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第30回午後:第39問

血液透析で気泡検知器を必ず設置しなければならない箇所はどこか。

1: 動脈(脱血)ライン

2: 静脈(返血)ライン

3: 透析液供給ライン

4: 透析液排液ライン

5: 補液(生食)ライン

国試第10回午後:第57問

正しいのはどれか。

a: ブラッドアクセス用のグラフトとしてはe‐PTFEが頻用されている。

b: 内シャントでは短いカニューレを体内に留置する。

c: 標準的内シャントとしては撓骨動脈と尺側皮静脈との短絡が用いられる。

d: 動脈表在化は心臓に対する負担が大きい。

e: 単針透析では血流と同方向に穿刺する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第33回午後:第67問

在宅人工呼吸(HMV)を施行する医療機関が具備すべき機器はどれか。

a: 胸部エックス線撮影装置

b: 気道内分泌物吸引装置

c: 血液ガス分析装置

d: 二酸化炭素吸収装置

e: 膜型人工肺

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第2回午後:第58問

適切でない組合せはどれか。

a: 心室細動・・・・・・・・・ハイパーサーミア

b: 呼吸停止・・・・・・・・・除細動器

c: 心筋梗塞・・・・・・・・・大動脈内バルーンパンピング(IABP)

d: 房室ブロック・・・・・・心臓ペースメーカ

e: 空気塞栓・・・・・・・・・高(気)圧酸素療法

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午後:第55問

PCPS(percutaneous cardiopulmonary support)について正しいのはどれか。

a: 膜型肺が含まれる。

b: ベッドサイドで施行できない。

c: 動脈から脱血して静脈へ送血する。

d: 全身麻酔を必要としない。

e: 開鎖回路で行える。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第30回午後:第36問

冠状動脈のカテーテルインターベンション治療(PCI) について正しいのはどれか。

a: 開胸して実施する。

b: X 線透視下に実施する。

c: 狭窄部拡張中は冠血流が減少する。

d: バルーン拡張圧は50 気圧前後である。

e: ステント留置後の再狭窄はない。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午後:第40問

人工心肺による体外循環中のモニタリングに通常必要でないのはどれか。

1: 動脈圧

2: 中心静脈圧

3: 房圧

4: 筋電図

5: 心電図

国試第36回午後:第68問

人工心肺による体外循環時に使用する薬剤と使用目的との組合せで誤っているのはどれか。 

1: マンニトール浸透圧の調整 

2: アドレナリン心収縮力の増強 

3: ハプログロビン製剤出血の予防 

4: 乳酸加リンゲル液細胞外液の補正 

5: アルブミン製剤膠質浸透圧の調整 

国試第18回午前:第27問

透析回路から気泡が体内に流入したときの処置で正しいのはどれか。(腎・泌尿器学)

a: 直ちに血液ポンプを止める。

b: 直ちにトレンデレンブルグ(Trendelenburg)体位にする。

c: 直ちに右側臥位にする。

d: 呼吸困難に対しては起坐位とする。

e: 酸素吸入を開始する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第16回午後:第48問

体外循環について誤っているのはどれか。

1: 生体の酸素需要に見合う灌流量を保つ。

2: 術前の収縮期血圧を維持する。

3: 末梢血管抵抗は適正灌流量の指標となる。

4: 低体温は適正灌流量に対する安全域を拡大する。

5: 血液希釈は微小循環を改善する。

ME2第38回午後:第21問

血液透析について誤っているのはどれか。

1: 中空糸型の透析膜が使用されている。

2: 体内の過剰の水分を浸透圧差により除去する。

3: 透析液には重炭酸が添加されている。

4: ローラポンプが使用されている。

5: 血液と透析液を互いに反対方向に流す。

国試第16回午前:第76問

臨床工学技士による医用機器管理業務で適切でないのはどれか。

1: 電気メスの購入に当たって性能に関する医師の要望をメーカに伝えた。

2: 新規購入機器の操作法を手術室で指導した。

3: 心電図モニタの患者リード線が断線したので修理した。

4: 脳波検査室で脳波計を使用中に接地漏れ電流を測定した。

5: 患者から摘出した植込み式ペースメーカの出力電圧を測定した。

ME2第40回午後:第31問

経皮的冠動脈インターベンションについて誤っているのはどれか。

1: 体外式ペースメーカを準備しておく。

2: ステントを拡張する際は30気圧の圧力を加える。

3: 心電図のモニタリングを行う。

4: 造影剤を加えた生理食塩液でバルーンを拡張する。

5: ロータブレータは石灰化病変に使用する。

国試第7回午後:第39問

人工心肺を用いた開心術において正しいのはどれか。

a: 通常の開心術には軽度~中等度の低体温が用いられる。

b: 血液希釈法の限界はへマトクリット値25%である。

c: 心停止液にはCa2+を用いる。

d: 心筋保護のために局所加温が行われる。

e: 回路に血液を全く充填しない方法がよく使用される。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第36回午前:第37問

内視鏡外科手術について正しいのはどれか。 

a: 気腹には亜酸化窒素を使用する。 

b: 気腹により下半身からの静脈還流量は増加する。 

c: 気腹により横隔膜は挙上する。 

d: トロッカは体腔へのアクセスに用いる。 

e: 超音波吸引手術装置の使用は禁忌である。 

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第31回午後:第63問

ICUで用いられる人工呼吸器の構成要素はどれか。

a: 呼気弁

b: 気道内圧モニタ

c: 酸素濃度調節装置

d: 二酸化炭素吸収装置

e: ピンインデックスシステム

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第31回午後:第72問

慢性腎不全による維持透析患者における人工心肺管理で正しいのはどれか。

1: 無輸血体外循環が容易で ある。

2: 血清カリウム値は高めになるよう補正する。

3: 灌流圧は高めになる場合が多い。

4: 利尿薬を大量に用い自尿の確保に努める。

5: 術中透析施行中はその流量分だけ灌流量を増やす。