第9回国試午前78問の類似問題

国試第35回午後:第84問

放射について誤っているのはどれか。 

1: 真空中でも放射により熱が伝わる。 

2: 水中でも放射により熱が伝わる。 

3: 0°Cの物体からも放射により周囲に熱が伝わる。 

4: 37°Cの物体からは主に紫外線が放射される。 

5: 物体の絶対温度の4乗に比例したエネルギーが放射される。 

国試第11回午後:第83問

正しいのはどれか。

1: 健常成人の産熱量は5~15Wである。

2: 表在性癌の温熱治療に2.5GHzの電磁波が用いられる。

3: 頭皮上で計測できる脳磁界は10-6~10-7Tである。

4: 腎腫瘍を30MHzの超音波装置で描出できる。

5: ヒトの主な脳波成分は100~200Hzに含まれる。

国試第3回午後:第86問

誤っているのはどれか。

a: 人体がビリビリと感じ始める電流値を最少感知電流という。

b: 人体への電撃の作用機序は、電流によって発生する熱による組織破壊である。

c: 商用交流電流が危険なのは、人体組織がこの周波数付近の電流を最も流しやすいからである。

d: 電気メスでミクロショックが起こらないのは、この周波数の電流での発熱が小さいためである。

e: His束心電計では、ミクロショックを考慮した安全規格が要求される。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

ME2第34回午後:第2問

サーモグラフィについて誤っているのはどれか。

1: 人体から放射する近赤外線を検出する。

2: ステファン・ボルツマンの法則が適用される。

3: 温度分解能は0.1℃程度である。

4: 直接測定できるのは体表面温度である。

5: 皮膚の血流状態を評価できる。

国試第24回午前:第90問

生体の熱特性で誤っているのはどれか。(生体物性材料工学)

1: 活動時の熱の産生は主に骨格筋で起こる。

2: 脂肪組織の熱伝導率は筋組織よりも大きい。

3: 生命活動に必要なエネルギー源はATPである。

4: 成人は安静時に100W程度の熱を発生している。

5: 人体組織内の熱輸送のほとんどは血液の循環による。

国試第34回午前:第88問

生体組織の光特性について正しいのはどれか。

1: UVC は表皮での吸収が大きい。

2: 光の波長が短いほど組織深部に浸透する。

3: メラニンは紫外光よりも赤外光をよく吸収する。

4: 血液は可視光の中で赤色光の吸収が大きい。

5: 眼底での可視光の吸収はない。

ME2第31回午前:第55問

赤外領域の連続レーザ光を生体に照射したとき、生体への治療効果が最も大きい作用はどれか。

1: 光音響作用

2: 光化学作用

3: 光熱作用

4: 光解離作用

5: 光電作用

国試第33回午前:第87問

レーザの生体作用について誤っているのはどれか。

1: 光解離作用       鎮 痛

2: 光音響的作用      熱弾性効果

3: 光化学的作用      光感受性物質

4: 光機械的作用      結石破砕

5: 光熱的作用       タンパク質の凝固

ME2第30回午前:第55問

体温に比べ外気温のほうが高いときの熱現象で正しいのはどれか。

1: 輻射による体表からの熱放散が大きい。

2: 体表面における空気の対流が消失する。

3: 発汗(気化熱)による体表からの熱放射が大きい。

4: 体表からの輻射熱は体表温度に比例する。

5: 体表面への熱移動は軟部組織を介した熱伝導による。

国試第21回午前:第77問

各種エネルギーの安全限界で正しいのはどれか。

a: 商用交流によるミクロショック最小誘発電流は1mAである。

b: 高周波電流による睾丸障害限界エネルギーは0.1W/ cm2である。

c: 超音波の生殖細胞への安全限界は0.1W/cm2である。

d: 1kHz以上では人体の感電閾値は周波数に比例する。

e: 患者に対する短時間の接触限界温度は41°Cである。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第13回午後:第79問

誤っているのはどれか。

1: 紫外線(波長250nm)照射でDNA損傷が生じる。

2: 緑色光はヘモグロビンによく吸収される。

3: 波長10μmより波長1μmの赤外線の方が生体での透過率が大きい。

4: 赤外線の生体吸収の波長依存性は分子構造を反映する。

5: 体表から放射される赤外線のピーク波長は100μmである。

国試第6回午後:第56問

治療機器について正しいのはどれか。

a: 電磁波、熱、音波、放射線、機械力などのエネルギーを利用する。

b: 物理的エネルギーを利用するため副作用はない。

c: 生体内に伝達される物理的エネルギーの密度が大きいほど効果が大きい。

d: 主作用Mと副作用Sの比M/Sの小さいものを選ぶ。

e: 常に使用状態において適正な出力が得られるようにしておく。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第21回午後:第85問

生体の光学的特性について誤っているのはどれか。

1: 可視光は皮膚表面でほとんど反射する。

2: 光は波長が長いほど皮膚深部に到達する。

3: 血流量が多いほど組織の光吸収は大きい。

4: 波長が長いほどメラニンの吸収係数は大きい。

5: 血液の分光特性は酸素飽和度によって異なる。

国試第35回午前:第85問

生体の電気特性について誤っているのはどれか。 

1: 誘電率は周波数の上昇とともに低下する。 

2: 骨格筋は脂肪組織よりも異方性が大きい。 

3: 細胞膜は1μF/cm2程度の静電容量をもつ。 

4: α分散はイオンの集散に起因する。 

5: β分散は約20GHzで生じる。 

国試第4回午後:第75問

電気の生体に与える影響について正しいのはどれか。

a: 最少感知電流は離脱限界電流より小さい。

b: 生体に離脱限界以上の電流が流れると行動の自由を失う。

c: ミクロショック心室細動電流はマクロショック心室細動電流の1/100である。

d: 手に20mAの商用交流が流れても行動の自由は失われない。

e: 高周波電流は生体に熱作用をもたらす。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第5回午後:第60問

皮膚を通して生体内に伝達される物理的エネルギーによって、生体に不可逆的な障害が生じるといわれているエネルギー密度の限界値はどれか。

1: 100μW/cm2

2: 100mW/cm2

3: 100W/cm2

4: 100kW/cm2

5: 100MW/cm2

国試第17回午前:第77問

誤っているのはどれか。

a: ビリビリと感じ始める電流値を最小感知電流という。

b: 人体への電撃の作用機序は電流によって発生する熱による組織破壊である。

c: 商用交流電流が危険なのは人体組織がこの周波数付近の電流を最も流しやすいからである。

d: 電気メスで心室細動が起こらないのは高周波電流を使用しているからである。

e: 右房圧のモニタリングではミクロショックの危険がある。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第12回午後:第82問

光を生体組織に入射したときの現象で誤っているのはどれか。

1: 吸収によって光強度が減衰する。

2: 散乱によって光ビームが拡がる。

3: 反射によって透過光は減少する。

4: 屈折によって光の方向が変わる。

5: 光速は生体中の方が空気中より高い。

国試第11回午後:第78問

正しいのはどれか。

1: 熱伝導は固体にのみ認められる。

2: 体外循環における熱交換は主に熱対流による。

3: 熱対流は流体以外にも認められる。

4: 熱放射は電磁波の形で熱が伝わる。

5: 高温の物体ほど波長の長い電磁波を出す。

国試第2回午前:第66問

生体の熱特性について誤っているのはどれか。

1: 体温を一定に保つことは、生体のホメオスタシスに重要である。

2: 生体活動時の熱の産生は主に骨格筋で起こる。

3: 生体内部の熱の移動は主に熱伝導により起こる。

4: 体表からの熱の放散は、放射、対流、伝導、発汗による。

5: 脂肪組織の熱伝導度は水の値より小さい。