感染症に関して正しいのはどれか。
1: MRSAは健常者でも保菌者が存在する。
2: 疥癬患者は入浴後に作業療法室で訓練する。
3: B型肝炎患者は個室での訓練を原則とする。
4: C型肝炎患者の使用道具はアルコール消毒する。
5: AIDS患者の唾液は感染性が高い。
院内感染の防止対策について誤っているのはどれか。
1: HIV患者の唾液に触れたら抗体検査を受ける。
2: MRSA患者が触れた器具や手指は消毒する。
3: 開放性結核患者の病室では予防衣を着用する。
4: 患者の血液に触れたら直ちに洗浄する。
5: 患者に使用した注射針を刺したら直ちに医師に報告する。
正しいのはどれか。
1: A型肝炎の主要感染経路は輸血である。
2: 慢性肝炎の半数以上はB型肝炎を原因とする。
3: C型肝炎は自然治癒する。
4: 肝硬変の原因はアルコールが最も多い。
5: 肝癌の半数以上は肝硬変から進展する。
肝炎について誤っているのはどれか。
1: A型肝炎は経口感染である。
2: B型肝炎は血液や体液を介して感染する。
3: B型肝炎は垂直感染の可能性がある。
4: C型肝炎は呼吸器を介して感染する。
5: C型肝炎は慢性肝炎に移行しやすい。
肝疾患で適切でないのはどれか。
1: A型肝炎は針刺し事故による感染が多い。
2: B型肝炎は体液を介して感染する。
3: C型肝炎は肝細胞癌に移行しやすい。
4: アルコール性肝障害の初期は脂肪肝である。
5: 肝硬変症では門脈圧が亢進する。
肝炎について正しいのはどれか。
1: A型肝炎の慢性化率は約20%である。
2: B型肝炎ワクチンは感染の予防に有効である。
3: C型肝炎のキャリアはHCV抗原が陽性である。
4: 慢性肝炎の原因ウイルスで最も多いのはB型である。
5: 慢性肝炎においては急性増悪期を過ぎても運動制限を行う。
正しいのはどれか。
1: 標準予防策(standard precaution)は、感染患者への標準的対処法をいう。
2: 空気感染は、咳やくしゃみなどによる飛沫核によって生じる。
3: 間接接触感染は、感染患者への医療行為以外の接触で生じる。
4: 血液、体液、排泄物に触れるときは、手袋を着用する。
5: 使用済み注射針は、キャップをして廃棄する。
病原体と主な感染経路の組合せで正しいのはどれか。
1: 結核 - 経口感染
2: MRSA - 接触感染
3: 破傷風 - 媒介動物による感染
4: A型肝炎 - 血液による感染
5: 帯状疱疹 - 飛沫感染
感染予防の標準予防策〈standard precautions〉について正しいのはどれか。
1: 感染症患者のみに対して日常的に実施されるべき感染対策である。
2: 歩行練習中に患者が出血した場合は手袋をして対処する。
3: 屋外での歩行練習では感染予防対策は不要である。
4: 血圧測定を行う前の手指衛生は不要である。
5: マスクはN95を使用する。
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)について誤っているのはどれか。
1: HIV感染によりニューモシスチス・カリニ肺炎の発症率が上昇する。
2: AIDS(後天性免疫不全症候群)はHIV感染によって生じる。
3: AIDS発症の抑制に有効な治療薬がある。
4: HIVは喀痰から感染する危険性が高い。
5: HIVはTリンパ球を死滅させる。
作業療法実践時の標準的な感染症予防策として正しいのはどれか。
1: 機器や道具の消毒は1日1回行う。
2: 屋外での作業療法活動では感染予防は必要ない。
3: 活動中は作業療法室内の湿度を40%以下に保つ。
4: 手洗いは抗菌性の石鹸を使用し5秒程度洗浄する。
5: 活動中に患者が出血した場合は手袋をして対処する。
作業療法中に院内感染を起こす可能性が低いのはどれか。
1: 結核
2: MRSA
3: AIDS
4: インフルエンザ
5: 疥癬
理学療法室での感染予防について誤っているのはどれか。
1: 患者ごとに手洗いをする。
2: 冬季には室内の湿度を低く保つ。
3: 付き添い者の感染にも注意する。
4: 自分が感染源にならないように気を配る。
5: 手洗い後は使い捨てペーパータオルで手を拭く。
標準予防策〈standard precautions〉について正しいのはどれか。
1: 手洗いは7秒以内で行う。
2: 血圧を測るときは手袋を着用する。
3: 感染症患者を隔離することが含まれる。
4: 患者同士の接触による感染予防が目的である。
5: すべての患者の排泄物は感染症があるとみなす。
標準予防策〈standard precautions〉について正しいのはどれか。
1: 手洗いは7秒以内で行う。
2: 手袋着用前は手洗いの必要はない。
3: 感染症患者を隔離することが含まれる。
4: 患者同士の接触による感染予防が目的である。
5: すべての患者の排泄物は感染性があるとみなす。
作業療法室に咳き込む入院患者が来室した際、その患者への適切な指導はどれか。
1: 手袋の着用を促す。
2: 咳をするときは手でしっかりと口を覆うよう促す。
3: 病室に戻ってからしっかりと手指衛生を行うよう促す。
4: 装着が可能であればサージカルマスクを着けるよう促す。
5: 呼吸器感染症があれば他の患者と45 cm以上距離を空けるよう促す。
主な感染経路と感染症の組合せで正しいのはどれか。
1: 空気感染 ── 流行性角結膜炎
2: 空気感染 ── 風 疹
3: 接触感染 ── 結 核
4: 飛沫感染 ── 流行性耳下腺炎
5: 飛沫感染 ── 疥 癬
標準予防策(Standard precaution)で誤っているのはどれか。
1: 感染のある患者を対象とする。
2: 血液と痰は湿性生体物質に含まれる。
3: 湿性生体物質を扱う場合には手袋を用いる。
4: 湿性生体物質が飛び散る恐れがある場合にはガウンとマスクを用いる。
5: 手袋の使用後には手洗いを行う。
院内感染対策として適切でないのはどれか。
1: ワクチン接種
2: 二次感染の防止
3: 感染経路の把握
4: 抗菌薬の予防的投与
5: 院内ガイドラインの作成
感染予防策と用いられる方法の組合せで正しいのはどれか。
1: 接触感染予防策 ― 手袋の使用
2: 接触感染予防策 ― サージカルキャップの使用
3: 空気感染予防策 ― ガウンの使用
4: 空気感染予防策 ― サージカルマスクの使用
5: 標準予防策 ― N95マスクの使用