肝炎について誤っているのはどれか。
1: A型肝炎は経口感染である。
2: B型肝炎は血液や体液を介して感染する。
3: B型肝炎は垂直感染の可能性がある。
4: C型肝炎は呼吸器を介して感染する。
5: C型肝炎は慢性肝炎に移行しやすい。
正しいのはどれか。
1: A型肝炎の主要感染経路は輸血である。
2: 慢性肝炎の半数以上はB型肝炎を原因とする。
3: C型肝炎は自然治癒する。
4: 肝硬変の原因はアルコールが最も多い。
5: 肝癌の半数以上は肝硬変から進展する。
肝炎について正しいのはどれか。
1: A型肝炎の慢性化率は約20%である。
2: B型肝炎ワクチンは感染の予防に有効である。
3: C型肝炎のキャリアはHCV抗原が陽性である。
4: 慢性肝炎の原因ウイルスで最も多いのはB型である。
5: 慢性肝炎においては急性増悪期を過ぎても運動制限を行う。
アルコール性肝障害について正しいのはどれか。
1: アルコール性肝炎は自覚症状に乏しい。
2: アルコール性脂肪肝では腹痛がみられる。
3: アルコール積算飲酒量と肝障害の発症率は無関係である。
4: アルコール性肝硬変では断酒を続けても組織病変は正常化しない。
5: アルコール性肝硬変では肝細胞癌の発症率が健常者の3倍以上である。
感染症への対応で正しいのはどれか。
1: B型肝炎患者は個室での訓練を原則とする。
2: 開放性結核患者の病室では予防衣を着用する。
3: HIV患者の唾液に触れたら抗体検査を受ける。
4: C型肝炎患者の使用道具はアルコール消毒する。
5: インフルエンザ患者は解熱後翌日から作業療法室で訓練を開始できる。
肝硬変の症状で誤っているのはどれか。
1: 黄疸
2: 高アンモニア血症
3: 脾腫
4: 食道静脈瘤
5: 血小板増多
肝臓の機能不全によって起こる病態でないのはどれか。
1: 黄疸
2: 腹水
3: 出血傾向
4: 意識障害
5: 高コレステロール血症
病原体と腫瘍発生との組合せで誤っているのはどれか。
1: A型肝炎ウイルス―――――肝細胞癌
2: Epstein Barrウイルス――――Burkittリンパ腫
3: HTLV-Ⅰ―――――――――成人T細胞白血病
4: ヒトパピローマウイルス ―― 子宮頸癌
5: ヘリコバクター・ピロリ菌――胃癌
免疫不全によって生じやすい疾患はどれか。
1: 肝性脳症
2: ペラグラ脳症
3: Wernicke脳症
4: トキソプラズマ症
5: Creutzfeldt-Jakob病
慢性腎不全による血液透析患者の病態で適切でないのはどれか。
1: 多血症
2: 骨軟化症
3: 出血傾向
4: 不均衡症候群
5: 末梢神経障害
感染症に関して正しいのはどれか。
1: MRSAは健常者でも保菌者が存在する。
2: 疥癬患者は入浴後に作業療法室で訓練する。
3: B型肝炎患者は個室での訓練を原則とする。
4: C型肝炎患者の使用道具はアルコール消毒する。
5: AIDS患者の唾液は感染性が高い。
誤っている組合せはどれか。
1: アルコール性肝障害-γ-GTP上昇
2: 肝硬変-食道静脈瘤
3: 十二指腸潰瘍-黄疸
4: 胆石症-上腹部痛
5: 急性膵炎-アミラーゼ値上昇
疾患と病因・病理学的変化の組合せで正しいのはどれか。
1: Creutzfeldt Jakob病―――感染性疾患
2: Parkinson病―――――――脱髄疾患
3: 肝性脳症―――――――――神経変性疾患
4: 正常圧水頭症―――――――血行障害
5: 多発性硬化症―――――――腫瘍性疾患
肝硬変の患者が多量の吐血をした場合の原因として可能性が高いのはどれか。
1: 出血性胃炎
2: 吻合部潰瘍
3: 食道静脈瘤
4: アカラシア
5: 逆流性食道炎
多発性骨髄腫にみられるのはどれか。
1: 肝障害
2: 病的骨折
3: 赤血球増多
4: 血清総蛋白量減少
5: 低カルシウム血症
肝硬変の患者が茶碗1杯の吐血をした場合の原因として可能性が高いのはどれか。
1: 出血性胃炎
2: 吻合部潰瘍
3: 食道静脈瘤
4: アカラシア
5: 逆流性食道炎
アルコール性肝炎の検査所見で誤っているのはどれか。
1: 血清ビリルビンの増加
2: 血清GOTの増加
3: 血清γ-GTPの増加
4: 白血球の増加
5: 血漿アルブミンの増加